米サンディスクが身売り検討 米メディア報道
【ニューヨーク=兼松雄一郎】東芝とフラッシュメモリーの工場に共同投資する米メモリーカード大手サンディスクが身売りを検討していると13日、米ブルームバーグが報じた。旧エルピーダメモリを買収した競合の米半導体大手マイクロン・テクノロジーに加え、米ハードディスクドライブ(HDD)大手ウエスタン・デジタルなどが買い手候補に挙がっている。
身売りには東芝の同意が必要とみられる。サンディスクの時価総額は約120億ドル(約1兆4400億円)を上回る。米半導体メーカー、アバゴ・テクノロジーによる米ブロードコム買収に続き、米デルが米EMCの買収で合意するなど、IT(情報技術)業界では大型のM&A(合併・買収)が相次いでいる。