ミサイル情報「発射後10分以内の伝達困難」 官房長官
菅義偉官房長官は13日午前の記者会見で、6日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際、日本周辺を航行する船舶や航空機への情報提供に10分以上かかったと明らかにした。船舶は13分後、航空機は29分後だった。菅氏は「発射から10分以内に日本に到達する。事前通告もなく、その範囲内で情報提供するのは不可能に近い」と述べ、発射を防ぐ働きかけが重要との認識を示した。
6日の弾道ミサイルは午前7時34分ごろに4発発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)に3発が落下したと確認されている。船舶には同47分、航空機には同8時3分に関係省庁からそれぞれ警報を出した。