未来投資会議が初会合 政府、ICT活用で建設現場の生産性向上
政府は12日午後、成長戦略の新たな司令塔となる「未来投資会議」(議長・安倍晋三首相)の初会合を開いた。未来投資会議は人工知能(AI)の開発加速を柱とする第4次産業革命の推進などに取り組む。2017年1月をメドに構造改革の総点検や技術革新に向けた課題を整理。17年年央に成長戦略をまとめる。
今回のテーマは建設現場での生産性革命。石原伸晃・経済財政・再生相は会合で、ICT(情報通信技術)の活用で25年までに建設現場の生産性をの20%向上を目指す方針を説明する。国が主導して公共工事の3Dデータを一元的に収集し、3年以内に民間も活用できるデータの公開を目指す。
技術革新を広い分野で推進するため、同会議は今後も業界、分野ごとに具体的な議論を進める。〔日経QUICKニュース(NQN)〕