中国「長征6号」を発射 低コストのロケット
【北京=共同】中国の通信社、中国新聞社によると、中国は20日午前(日本時間同)、新型ロケット「長征6号」の発射に成功した。小型の人工衛星を低コストで効率よく宇宙空間に運ぶために開発。液体酸素を燃料に使って環境への負荷を低減したとしている。
習近平国家主席の訪米を前に、宇宙技術の向上をアピールする狙いがありそうだ。
山西省の太原衛星発射センターから、20個の小型衛星を載せて打ち上げた。これまでの長征型ロケットと比べ、打ち上げの準備作業を簡素化するなどしてコストを削減したという。
企業や大学などがつくった小型衛星の打ち上げ受注を狙う。中国は国際的に宇宙ビジネスを拡大しようとしており、海外からの受注も増やす構えだ。