鴻海の郭董事長、東芝半導体買収「終わっていない」
【台北=香月夏子、伊原健作】電子機器の受託製造サービス(EMS)世界最大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が22日、定時株主総会を開いた。郭台銘董事長は東芝の半導体メモリー事業の買収交渉について「まだ終わっていない。我々にチャンスはある」と語った。
東芝は21日、半導体メモリー事業の売却を巡って官民ファンドの産業革新機構などを優先交渉先に決めた。ただ自社の同意がない売却に反対する協業先の米ウエスタンデジタルとの対立が解消しておらず、情勢は流動的との見方もある。
鴻海が昨年8月に買収したシャープの戴正呉社長も日本政府が鴻海を交渉から排除しているとして、「ガラパゴス的だ」と批判した。
郭董事長は米国の6つの州で投資を検討していることも明らかにした。ミシガンやウィスコンシン、テキサスなど具体的な州名も例示した。