タタ製鉄、英で鋼材事業の売却協議
■タタ製鉄(インド鉄鋼大手) 英国子会社が建設現場などで使う汎用鋼材事業の売却について投資会社と協議を進めている。英国のスコットランドなどやフランス北部の製鋼所が売却の対象になるもよう。
欧米で投資実績が豊富なグレイブル・キャピタルと資産売却に向けた基本合意書に署名した。タタ製鉄の欧州部門の最高責任者、カール・ケーラー氏は「今は業界全体にとって極めて重要な時期であり、欧州での汎用鋼材事業の未来につながるすべての選択肢の探求に力を尽くしている」と話している。ただ、「この交渉の行方については今は時期尚早で何も確実なことは言えない」と述べた。(ムンバイ=ローズマリー・マランディ)