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冥王星に「氷の火山」 米探査機、2カ所で発見

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【ワシントン=共同】米航空宇宙局(NASA)は9日、冥王星の2カ所で火山のような地形を発見したと発表した。半ば凍った水や窒素、アンモニア、メタンなどでできた、どろりとした物質を噴出した「氷の火山」ではないかという。

7月に冥王星に接近した無人探査機ニューホライズンズの観測結果。「スプートニク平原」と名付けられた地域の南側で見つかった。直径数十キロ、高さ3~6キロ程度で、山頂部に噴出口とみられるくぼみが確認された。

NASAの担当者は「冥王星の大気や地質学的な活動の歴史を解く鍵になるかもしれない」と話している。

また、冥王星の五つある衛星の一つで最も遠くにあるヒドラは、冥王星を1周する間に89回も回転することが判明した。NASAの研究者は「まるでコマのようだ」としている。月も含め太陽系の他の衛星の多くは惑星に対して常に同じ面を向けて周回する。

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