図書館は出版社の敵? 売り上げ悪影響を危惧
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公立図書館が新刊本を貸し出すことの是非が改めて議論になっている。出版不況に苦しむ出版社や作家側には「売り上げに悪影響が出る」との懸念があり、一部の社は図書館側に貸し出し開始を遅らせるよう求める構え。一方の図書館側は「貸し出しが販売部数に響いているかは不明確だ」と戸惑いをみせる。有識者からは「関係者全体で建設的な議論をすべきだ」との声も出ている。
11月の休日、東京都内の公立図書館。多くの人でにぎ...
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