スコットランド、独立・残留かけ投票 分裂の危機
【エディンバラ=共同】英北部スコットランドで18日、世論が真っ二つに割れたまま、英国からの独立の是非を問う住民投票が始まった。賛成が過半数となれば、1707年のイングランドとの統合以来、約300年ぶりの独立が決定し「連合王国」は分裂する。世論調査では直前まで賛否が拮抗しており、世界は投票の行方を注視した。
英国分裂となれば、英ポンド急落など経済が混乱する恐れがあるほか、英国の国際的な地位低下も避けられない。世界各地の独立運動の活発化など国際的影響も予想される。
投票は18日午後10時(日本時間19日午前6時)に締め切られ即日開票。19日午前(同午後)に大勢判明の見通し。