MRJ、受注見込めず
パリ航空ショー機体初公開も 延期再三、先行優位薄らぐ
[会員限定記事]
【ルブルジェ(パリ郊外)=市原朋大、広瀬洋平】三菱航空機が開発する国産初のジェット旅客機「MRJ」が19日開幕したパリ国際航空ショーで機体を初めて公開した。例年なら同ショーで新規受注が発表されるが、今回は「難しい」と水谷久和社長は認めた。同型機に比べ燃費面で優位性があったMRJだが開発の遅れで競合メーカーが猛追しており、ほろ苦いデビューとなった。
恒例の儀式はなかった。世界の航空関係者が一堂に会...
関連企業・業界