この記事は会員限定記事です
サムスン世襲に世論の壁 持ち株会社移行、反発受け断念
業績好調でも逆風やまず
[会員限定記事]
韓国サムスン電子が経営の透明化を目的にした持ち株会社制への移行を断念した。李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が贈賄事件で批判を浴びる中、創業家による経営継承の意図が透ける策は世論の反発を招くと判断した。韓国特有の複雑な資本構造を解消して世襲も完成させる両取りが行き詰まったサムスンは、巨額の自社株消却という次の一手を繰り出した。
李氏は「模範囚」
「私の不在を考えず計画通りに経営を前に進めろ」。李氏はソウ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1484文字