女性の就業、出遅れる関西
両立支援、働き方改革導く 編集委員 塩田宏之
[会員限定記事]
政府が「働き方改革」の旗を振るなか、関西には気になるデータがある。女性の就業率が低いのだ。
2015年の国勢調査・速報値によると、2府4県のうち滋賀県以外は15歳以上の就業率が全国平均の48.1%を下回る。「資産が多く、妻が働かなくて済む世帯が多い」「女性は家庭を守るべきだとの意識が強い」などの理由が挙がる。
アジア太平洋研究所の前田正子主席研究員(甲南大教授)は「企業の本社機能などが東京に移り...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1041文字