いよいよ日本漁船の検査が行われるところまで来たか・・・習氏が尖閣領有主張強化
2023.12.31(16:55)
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【グーグルアースより中国名の魚釣島】
今年最後の山形新聞の第一面にこうありました。 中国の習金平国家主席が海警局に沖縄県・尖閣諸島について、領有権活動を一層強化するよう指示したと。
【グーグルアースより石垣島の石垣港前】
これを受け海警局が毎日必ず尖閣周辺に艦船を派遣して、必要時は日本漁船に立ち入り検査の計画を策定したとのこと。
いよいよここまで来たかと大変危惧します。
【グーグルアースより平和な石垣島の住宅】
岸田首相が日中首脳会談で尖閣を含む東シナ海情勢への深刻な懸念を伝えたのに、習氏はまるで顧みることはなく行動によって領有権主張を強める方針であることがわかりました。
平和な石垣島も防衛のために最前線としてさらに緊張する毎日を送らねばならなくなっています。
【グーグルアースより静かに広がる宮古島の農道】
習氏の本心はわかっていてもここまであからさまな行動に出てきたことは、台湾侵攻計画をあらゆる角度から検討してそのチャンスを見計っていると見るべきでしょう。そのためには尖閣が中国の領土であることが絶対に必要です。公船を尖閣に侵入させてから15年が経過したのに、日本の実行支配を崩す成果をあげられない焦りがその根底にあります。
難敵日本に対して考えられる手段が日本漁船の臨検です。もしそれが行われるようなことになれば日本政府は主権の侵害により当然対抗しますから衝突に発展する危険性があります。中国はそれを口実に尖閣侵略に向かうでしょう。もし尖閣が中国の手に落ちるようなことがあれば、その後の台湾進攻の大きな障害が消えることになり、その結果日米との衝突に発展する可能性もあり得ます。
宮古島、石垣島など先島諸島は最前線防衛基地として相対することになります。
【グーグルアースより沖縄那覇市の中心部】
米軍基地のある沖縄本島にも火の粉が及ぶことだって当然考えられます。
中国はアメリカの弱体化に付け込んで世界の各地に混乱を作ろうとしています。独裁国家ヴェネズエラに隣国のガイアナ侵略をけしかけたり、アルゼンチンにはフォーククランド紛争の再燃を働きかけたり陰で自由主義体制のさらなる動揺を計っているようです。
【グーグルアースより沖縄那覇市の国際通り】
中国は国力を増すにつれて国際法を無視するようになりました。かつては日本の巡視船に衝突したり、勝手にガス田を開発しました。南シナ海には九段線の名のもとに一方的に島を占拠し軍事施設を作り外国船の自由航行を妨害したりします。中国は昔から伝統的に大国意識が発達している国であり、社会主義国に変わってからは独裁という弊害がさらに強まり、ロシアや北朝鮮、イランなどとともに西側世界で長年にわたって培ってきた自由、民主主義、法治制度などの最高理念、規範を敵対視しました。さらに西側の価値観には特色ある民主主義などという滑稽を通り越す発想による錦の御旗を立てて抵抗している有様です。
【グーグルアースより台湾台北市】
その先に台湾進攻があることは周知の事実です。もし平和的に台湾を併合しても香港と同様に中国共産党の独裁による自由のない恐怖政治が行われることは間違いありません。同じ価値観を持つ台湾を見殺しにすることが出来るでしょうか。
【これはグーグルアースではありましぇーん、南陽市宮内での実写です】
尖閣とは別にミサイルがビュンビュン飛んできたり、以前と違って日本の平和は確かなものではなくなりつつあります。日本は今内政が混とんとしていますが、もともと内政というものは国際的に安全が保たれた上での内政であり、外国の事なんか関係無いなんて無責任なことではないのです。この空模様のようにいざという時の覚悟が求められる時代に入っています。いやですね、雲爺はそれなりに年ですが、果たして平和な内に生涯を終えられるもんかのう。あんたかてそうじゃろ。子供や孫たちはもっとかわいそうです。
12月31日
県南囲碁会事務局 平吹