1月南陽大会の神髄と囲碁界現況
2025.01.13(16:59)
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あけましておめでとうございます
県南囲碁リーグ戦は今年も元気に活動してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。
ここは宮城県松島湾の七ヶ浜です。真っ青な太平洋が広がりサーフィンボーダーたちが波乗りの練習をしていました。
年末から大雪情報が流れるとどこのテレビも早速定番のお天気情報ショーに姿を変えました。安上がりだから待ってましたとばかりに飛びつくわけじゃろうがのう、ムフフ。かたやこちらのリーグ戦ブログも同じマンネリズムは決していばれたもんじゃありません。でも今年は少しは変革スタイルを入れ込んでみやうと思うとります。それは皆様の勲章である段級位の表示をポイントに置き換えるのですよ。
碁も純然たる実力をぶつけ合いう勝負の世界です。そこに存在するのは情け容赦のない力の序列なのです。まあ言ってみれば相撲の番付表と同じですね。力の序列、それをより正しく評価出来るのはポイントしかないと断言します。
あともう一つ、リーグ戦のためや碁について言いたいことは言わさしていただきます。皆さんもコメントどうぞください。すべてが良くなるために。
ジャーン、それでは行ってみませう
Aリーグ
優勝 江川さん 喜多方市 中 4勝1敗 ポイントはプラス6で 次回は380
準優勝 長谷川謙一さん 南陽市 右 4勝1敗 同388
三位 小松田さん 村上市 左 3勝2敗 同プラス2で413
優勝請負人江川さんは13回目の最多優勝。
長谷川さんはお久しぶりに参加されました。もとは日本棋院南陽支部の指導会員でした。実力者が戻ってきましたから一つ二つリーグ戦の活性のためにお力をお貸しいただきとうございます。
Bリーグ
優勝 本田さん 南陽市 中 5戦全勝 ポイントはプラス10で次回は349
準優勝 金子さん 川西町 右 3勝2敗 ポイントはプラス2で次回は304
三位 島津さん 高畠町 左 3勝2敗 同で352
本田さんは遅咲きで2回目の優勝。実力者本田さんは中クラスで長年安定した成績を残されており相撲なら幕内の前頭ご常連と言えます。十両に落ちることなく地位を保つのは着実な力を保持していることを示しています。島津さんは最近は350台に乗せて安定した成績を残しています。昨年はカラオケの成績も良かったのかなあ、それが碁にも反映しているんかいな、島恵さんよう。
しかしなんですなあ、リーグ戦のシステムからすれば優勝ってやつは単なる結果であり飾りものなんですよ。リーグ戦の本髄はポイントにあるんです、お分かりですかご覧の皆さん。まあ言ってみれば成績でみんながおいしいと思うのは4勝1敗だしょうけど、これをポイントが実に見事に分析して+6点を導き出すのです。これがあなたの力の一部になります。段級位なんて架空と思ってください。それにとりつかれる方は徳川時代のお殿様でしょうかね。段位は勲章として目安として残しとけばいいんでないですか。「俺は何段だ」は心の奥に終いませう。
事務局
いやあ、今回は事務局平吹が皆様にご迷惑をおかけしました。案内のはがきに会場を間違えていつものえくぼプラザとしてしまい、後でメールで冲郷公民館・防災センターに訂正したんですがやはりえくぼに行かれた方が出ました。
1月12日 第107回の南陽大会
天気は悪くないんですが気温が上がらない日でした。インフルエンザ、コロナが結構流行っていて気を付けなくてはいけません。冬場での冲郷公民館は経験がなく湯沸かしではいろいろ迷い、結局湯沸かし室を使いませんでした。
参加者は予想をしていましたが過去2度目の最少20名。前回はコロナの年だったけど通常期では初めてですよ。20名台は今年度もう4回目です。これは厳しいですね、韓国みたいに非常事態宣言をセナいかんですかな。
A 加藤さん 対 江川さん
雲爺は江川さんにはよく電話を差し上げてリーグ戦や県内情報などいろいろお話します。事務当局としましてはいろんな悩みは尽きません。なんでもそうでしょうが良くしよう良くしょうと常に思うわけですからね。当局者だけが持つ辛さは人にはなかなかわかりませんよ。会社の社長と同じです。
A 長谷川さん 対 船山さん
長谷川さんは千葉大学の囲碁部出身とお聞きしていました。雲爺は参加者対策で何年か前にご自宅にお伺いしてリーグ戦のお話をしました。本人にはその時に初めてお会いしました。昔私どもの会の指導会員でしたので恐れ多かったですしお年も上の方と思っていました。ところが雲爺の方が上のようでした。指導者だものお強いですし雲爺の若い頃は周りはほとんどが初段か級クラスの方ばっかりで上に立つ方は雲の上の存在でした。でもあの当時長谷川さんにお会いしたことはありません。あれから幾星霜、雲爺も長谷川氏もお年をお召しになられとります。「囲碁こそ我が人生なれ」です。
A 橋本さん 対 小松田さん
橋本氏ここのところ好調でポイント410で臨みました。結果-2点で次回は408。望むべくは+6点ぐらいになれば416になってたんだがのう。こりゃ大変なレベルであるですよ。現在の九段の平均基準点は402をキープせなあかんのですから橋本さんは今のところ九段です。そしてこれをキープするのだって大変なんですが、こうなったら遠慮せずさらに上を目指してもらわんといかんなあ。対する小松田さんは411が+2点で413に。さすが実力者です。望むべくは420台ですな。420台はおりませんで、その上は狩野さんの431、そしてその上に君臨する太田尚吾氏と鳴海晴康氏の453。何つうかこの辺に来ると東北一ですしもうプロクラスです。ちなみに453は十三段に匹敵します。雲爺クラスでは恥ずかしながら100点違うんです。こうなりゃ盤上には9つの黒石を置かさせていただくことになりますのじゃから、もう米つきバッタ同然よのう 🤪
B 仲田さん 対 本田さん
決勝戦でしたが本田さんが勝って全勝を飾りました。
A 船山さん 対 工藤さん
若手工藤さんそれなりの高い壁にぶつかりこのところ思うようにポイント伸びていません。早く400に乗せろと言ってるんだが甘いもんじゃないのです。人のことは言えないわね、雲爺だって必至こいても簡単ではないです。
昼めし
B 石上さん 対 片倉さん
B 本田さん 対 佐藤さん
今回対戦中に起きたトラブルがあります
◎石を打つ腕の袖が盤上に触れて打った石が動いたトラブルがありました。これはよくあることで本当に注意しないととんでもないことになります。基本的には反則行為で即負けになりますから皆さん気を付けてください。特に冬時分は厚着になりますから要注意です。
◎もう一つ注意していただきたいこと。今回靴をはき違えた方おります。白鷹の船山さんのをはき違えたようです。お分かりの方は船山さんに電話してください。tel 070-6948-8793
来月のリーグ戦は南陽大会です
2月11日・祝 冲郷公民館・防災センター 受付9時から 開始9時45分から。
予定しておりました太田尚吾九段対鳴海晴康九段の対戦は5月3日・祝 に延期変更になりました。
3月大会は3月2日・日 白鷹大会です。
くどいようですが県南囲碁会の神髄はポイント制です。伝統的な仲良しクラブは卒業してインフレ段位は過去のものにしてほしいと切に思います。昨日、どすこい研究会という相撲の解説番組を見ました。突き押し編の内容でしたが今までで一番面白かったです。相撲の基本は突きに押しなんです。すごいぶつかりは体を張った男の勝負でまさに囲碁も同じです。ポイントはごまかしは許しません、男の勝負はポイントにありだなあ。
お知らせの通りここのところリーグ戦の参加者が減少しています。皆さんのリーグ戦に対する一番の貢献は参加していただくことです。なにとぞよろしくお願い致します。
1月13日
県南囲碁会事務局 平吹