空から雲爺が見える風景
2019.11.29(18:50)
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雲爺じゃ、しばしご無沙汰でござった。
12月が目前じゃのう。雲間の我が家はあんたん所と同じじゃけん隙間風がぴゅうぴゅう吹き込んで来よるわ、しばれる~。
その代りな、夏と違って水蒸気があまりないからこんなうれしい青空が広がるんじゃよ。どうやねん、うらやましいやろ、一度来てみんしゃい。
次回のリーグ戦まで時間があるからこの辺で県南囲碁リーグ戦について振り返ってみようと思う。
リーグ戦は平成25年から始まって7年目を迎え大会は65回を数えた。
その間は休む暇なく走り続けてきたから正直疲れたというところじゃよ。
わしは生家の祖父がへたくそな碁をやっていたのを見て碁というものを知ったのじゃ。
祖父が愛用していた碁盤。
振り返ればリーグ戦は立ち上げるまで難産の連続でこんな天気みたいに曇天が多かった。
何とかスタートしてもその後も随分神経をすり減らしたな。
退職して数年後に発起して立ち上げたのだが、今日まで紆余曲折が多く事業というものの大変さをたっぷり味わったぞ。他では所詮遊びだからとよく言われるがとんでもないぞ、組織を結び付けて運営することがいかに難しいかということが分かるかな。わしは高度な老人福祉事業と心得とるんじゃ。エリアの広さに加えて内部の問題もある、理想を求めるむずかしさ・・・・。爺は体が動く今に全力投球をしている。最近心臓に不安あるよ。
我が家の近くから見えるNTTの屋上のアンテナは様変わりして今は高度な通信の中継基地となっている。
リーグ戦もどんどん変わって来たんじゃ。7年の間にエリアが拡大して現在は福島県、宮城県、新潟県までつながりが出来るほどまで成長した。囲碁は老齢世代のものになってしまったが、今は我ら60歳代から70歳前半の若手が頑張って盛り立てて行かなければならない所に来ている。少子高齢化の日本が如何に経済成長してゆくかにかかっているのと同じ事じゃな。
我が家の障子窓が光を受けている。
この格子枠は区切られていて大相撲であれば番付表そのものじゃな。リーグ戦もA、B、Cなどの対戦枠があり幕の内から序の口まで分かれているよ。リーグ戦は段位戦と違って、ポイント勝負だから合理的で秩序ある実力戦が行われる。本来の合理的な実力戦では相撲には勝てないがこちらは体の弱い方でも強い方に勝てるから奥が深い。
奥の深さ、不思議さのシンボル 我が家のララちゃん。
今朝のペット番組で猫は人間の赤ちゃんでは2、3歳の知能があるやに言われていた。テレビに向かって勉強中。
3通りの大きめの石、姿が違って面白い。何もせずば動かない・・・・・・
リーグ戦は共通の趣味でつながる人の集まりで成り立っているわけだが、いつも同じ繰り返しならマンネリ化して人数は減少してゆくだけ。ドンとして動かずスタイルを守るだけの石は石そのものでしかない。
我ら県南の地元勢は協力し合う精神が欠かせない。足元を照らす融和を図りながら。
距離が離れて方向が違っていれば協力し合うことは難しい。
県南囲碁リーグ戦の発展という目標を常に持ち続け努力してゆきたいもの。
発展は規模の拡大と番付表の陣容で判断される質の向上にかかっている。
爺は7年間事務局に携わってきたが、その間リーグ戦の発展のために全力を費やしてきたつもりだ。そのためにはなんといっても参加者の人数増加が欠かせない。そこはエリア拡大と個人スカウトというマクロアンドミクロの両作戦で臨んできた。勇気と不安が入り混じる中に身を置くのはつらいものだが、結果が出れば何とも言えない喜びが生まれた。パワーショベルでさくって、さくって・・・・
夏にお届けした緑一色だった「つた家」は今は栄養補給の血管群が姿を現した。
今年も1年が過ぎようとしている。
爺は囲碁に疲れれば、洋楽のヴォーカル趣味にチェンジするのじゃ。以前は山登り、ギターなどいろいろ手を伸ばしてきたが結果この2つに収斂した。趣味は最低2つ持つが良いゾ。
このボーカルシートは勿論手製のもので楽譜は無い。囲碁の上達、ヴォーカルの満足までどちらも時間を要するから大変だが、それだけ楽しみは深いのじゃよ。
雲間からじいの影が映っチョル。
ところでだな、リーグ戦に不満はあるにはあるが、それよりも捨て置けないのがこっちだべ!
隣近所では北朝鮮、韓国もそうだがなんといっても中国だべよ!
☆☆ 皆さん勉強しませう編
爺!中国は唯一無二の中国共産主義のもと、一党独裁、特色ある社会主義市場経済が世界を導くというアホな事を言っておられますが・・・・・うう~ん、おみそれ。やっぱり悪魔の国家としての称号は申し分なしじゃのう。言うなれば中華帝国再興の夢も所詮東洋思想の域を出ないし、普遍的な西洋価値観を理解する能力は赤子並みじゃからそりゃ無理無いて。はたまた共産主義と言う人民を洗脳する期限切れの文化でしか育って来ていない上とうに善悪観なぞ喪失しているお国柄なわけだから(それにしても孔子様は偉かったんじゃろなあ)まだ明の時代なのかもしれないよナ・・・・・・・ロシアさんも含めお隣さん一同 「超硬頭お笑い劇場」 が正解です。特に金王様なぞテレビのどの画面でもお笑いを取ってしまうほどの世界に誇るトップスターだから、吉本劇場なぞ所詮足元にも及ぶわけがないわね
いよいよ香港も監視社会となり強制収容所が始まっている様子。
こんな習近平国家主席を国賓で迎えるの?天皇陛下がおかわいそう。
商人トランプ大統領は不承不承香港人権法に署名をしたが運用は自分の裁量だ。
もう世界中上や下への大騒ぎじゃ。
そういえば爺が務めていた会社の社長の講話に冷戦終了後は新しい難題が噴出するという話があったがある種名予言であったナ。
勇気ある彼女の運命も強制収容所か・・・・・
ローマ教皇は日本ではカッコ良かったとしても中国ではトランプまがいの正体か
11月29日 県南囲碁会事務局 平吹
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山形県・県南囲碁リーグ戦
宮城県白石市方面より参加いただいた南陽菊まつり大会 (4部構成でご報告)
2019.11.05(13:17)
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第1部 キツネ村山中路を大遠征して来られた
11月3日に恒例の南陽菊まつり県南大会が南陽市の赤湯公民館で行われた。
報告はいつもの雲爺が承りますばい。
今回は特筆すべきことがあります。それは宮城県の白石市と福島県北部までに及ぶ周辺の地区から初めて県南地区の大会に参加されることになったのです。
ところがこの記念すべき大会を前にして運悪くこの前の19号台風のため、小原温泉あたりの国道113号線で土砂崩れが起き不通となってしまった。そのため、かのユニークなキツネ村がある山中路を迂回して来なければならなくなってしまたのです。申し訳ないような有りがたいような。逆にキツネ村が脚光を浴びているんじゃろか。
11名の大人数で参加されるとのこと。有りがたいことです。
幸い本日の天気は晴れで囲碁日和。
会場があるここ赤湯商店街へ無事に到着されることをお祈りします。
赤湯公民館があるえくぼプラザが会場
自慢の地下駐車場があります。
第2部 大会のあらまし
本大会は県南大会と称しており春は5月3日の憲法記念日に桜まつり、秋は11月3日の文化の日に菊まつりの冠が付きます。県南大会となってますが今はEUのように県境は自由往来となり現代的な広域棋戦に姿が変わりました。
日本棋院喜多方支部の方々がもう来られてます。県南勢は先週喜多方大会に参加しましたがたっぷり可愛がられてきましたじゃ。
初めて会場に来られた白石囲碁同好会の会長らがまず大会のデーター表等に目をやられてます。
本日の参加者は54名。内、白石方面の方が12名(従来から来られている伊達市の方1名を含む)とかなりなウェイトを占められた。これに県外からは喜多方から7名、新潟県から3名、関東から1名が加わり計23名を数えた。これに対し我が県南側はと言えばいつもに無く集まりが悪い状況。地元置賜地方の出足が悪く、加えて県北部、大学生の参加が見られなかった。今年は祝日が日曜日であったため各地の例会とぶつかった側面もあると思われる。
ということは山形側にはまだまだ未封の在庫があるということ、今後ともぜひご期待を。それにしても実際は白石方面から来られなかったらどうなっていたのか、今回はまさに幸運、白石方面さま様だったわけです。雲爺はその夜は眠れました。
地元を代表して橋本会長があいさつ
白石囲碁同好会の井上会長のご挨拶
柴田町囲碁愛好会の佐藤会長のご挨拶
集団事務局として名をはせるスタッフ連がグループ分けで頭を絞る。
クラスは5クラスだが当初は6クラスであった。多クラス制は3位以内の入賞者を多く出したいこと、ハンディを少なくしたい事などによる。このシステムにしても万全ではない、善し悪しあり。
風格ある幽玄の間もあるでよ
時の経過とともに会場は各地も和室から洋室への流れになっている。
対局の間の昼食は暫時緊張をほぐしてくれる。短時間ながらも新しい方との懇談は楽しい。
第3部 大会成績
お待っとさん、ようやくハイライトです
Aクラス
優勝 沼澤十段 (中) 初優勝 全勝 山形市
山形県囲碁界のトップクラスで健闘する期待の若手
準優勝 栗崎十段 (右) 昨年と今年の桜まつりの覇者、過去5回の優勝歴を
持つ。早稲田大学囲碁部出身。関東地方在住。
三位 跡部六段 (左) 白石市
Bクラス
優勝 石上五段 新潟県胎内市
最近さらに力を伸ばしている感あり。リーグ戦ではすでに
Aクラスに入っている。
準優勝 島貫五段 (右) 川西町 井目会の副会長。横山五段
とともに指導されるお立場に。
三位 片倉五段 (左) 川西町 井目会幹事長
Cクラス
優勝 高橋五段 (中) 全勝 白鷹町
ブランクを感じさせないオーソドックスな碁は昔取った杵柄でせう。
準優勝 松行五段 (右) 宮城県蔵王町
三位 遠藤五段 (左) 喜多方市 喜多方支部幹事長
コーラスでますます若さを謳歌。
Dクラス
優勝 樟山四段 (中) 全勝 喜多方市
喜多方支部で一番力を伸ばしているのではないかと思われる。
準優勝 来次四段 (右) 米沢市 活動範囲が広く碁以外でもお仲間とどこ
へでも赴かれる超行動派。
三位 梅津三段 (左) 米沢市 今が旬なのか、 中クラスにあって力を伸
ばされている。先生を退職され碁の環境は整っておられるのでは。
Eクラス
優勝 野部三段 (中) 米沢市
県南大会のご常連。リーグ戦にもスカウトしているのだがのう。
準優勝 布施初段 (右) 長井市
長いお付き合いをいただいてます。早見え達人、将棋もお強い。
三位 小野寺初段 (左) 宮城県柴田町
第4部 参加棋士名鑑物知り辞典
さあ ここからは参加された方のご紹介を雲爺がさせていただきますじゃ。じゃ なんて何んだろね、東北生まれの爺様なのにね。
宮城県の方とお会いしたわけじゃからこれから双方お互いに人となりを知り合いましょう。わしとて皆様の知識があるわけではないが分かる範囲で紹介させていただきます。
写っていなかった方はご勘弁してくんろ。
左、加藤七段 高畠町 ー 佐々木十段 白石市
加藤氏は加藤流なる宇宙型の戦いが得意。亡くなられた兄さんは東北六県大会への出場歴がある。佐々木氏には白石大会に出向いた時にお手ほどきをいただきました。
本対戦では劫の醍醐味をたっぷり拝見させていただきましたじゃ。
左、慶徳九段 日本棋院喜多方支部副支部長 - 橋本九段 南陽囲碁会会長
橋本氏は打倒慶徳氏をいつも夢見てきたが今回は天が味方をしたか勝利す。おぼこのように喜んでいた。
向こう側左 大友五段 南陽囲碁会 - 石井六段 高畠町
こちら側左 来次四段 米沢市(紹介済み)- 佐々木三段 喜多方支部
左 沼澤十段 (紹介済み)- 佐藤六段 白石市
左 小松五段 白鷹市 - 井上五段 白石囲碁同好会会長
小松氏は囲碁歴は浅いがわしみたいな鈍行列車と違って上達スピードは新幹線とまではいかんが急行列車並みじゃ。
左 大沼七段 新潟県関川村 - 武藤七段
大沼氏にはぜひ南陽にも来てほしいとお願いしたところ叶えていただきました。雲爺は嬉し涙です。
武藤氏は米沢で会を主宰されていて爺は時折お邪魔しております。
左 跡部六段 白石市 - 中村七段 山形市
中村氏は日本棋院山形中央支部に所属。月例会では揉んでもらいました。
左 稲葉初段 白鷹町 - 小野寺初段 宮城県柴田町
稲葉氏は下位ではあるが入賞歴豊富な大ベテラン。
左 沼澤十段 - 栗崎十段 ( ともに紹介済み ) 初対戦か?
二回戦で十段同士が激突、もったいないが確実に当たるためにはやむを得ない組み合わせだったろう。この試合は栗崎氏が時間切れで敗れた。暫時対戦を拝見したが状況は沼澤氏に傾いていたのだろうか。好敵手同士の対決も沼澤氏の「消化不良」なるコメントが印象に残った。次回に期待!
左、 佐藤五段 宮城県柴田町囲碁愛好会会長 - 井上五段 同白石囲碁同好会会長
県南囲碁会ではエリア拡大策を展開してきたが、太平洋側に目を転じた時白石市に照準が合ったのは当然。その後井上氏から柴田町さんを紹介いただきました。
左、松行五段 宮城県蔵王町 - 井上五段 日本棋院喜多方支部長
喜多方さんとは第一次エリア拡大の時に意気投合し交流が始まりました。今日県南地区がやっていけているのはまさに喜多方さんのおかげです。そのうち、白石地区、喜多方地区、県南地区大合同の一泊企画をやりたいもんじゃ。大会の後はゆっくり温泉に浸かってな、ええのう、ええのう。
左、仲田二段 川西町井目会副会長 - 布施初段 長井囲碁愛好会(ご紹介済み)
仲田氏は最近一段と力を付けてきた感がある。人を和ませるムードを持つ。
左、村上(邦)三段 米沢 - 小野寺初段 宮城県柴田町
村上氏とは長いお付き合いをいただいてます。このような方々のおかげで南陽の、県南の大会の土台が出来上がりました。
左、 大庭三段 白石市 - 稲葉初段 (ご紹介済み)
左、田中二段 山形市 - 野部三段 米沢 (ご紹介済み)
田中氏も本大会のご常連。山形市からはるばるおいでいただいてます。
歌がお好きの様で南陽市の歌声喫茶にも来られる。
左、片倉五段 川西町 (ご紹介済み) - 高橋六段 米沢市
当時高橋氏は我ら五段組の筆頭格であったが、実力があるからスイスイといつしか上位に飛んで行ってしまった。
左、菊池五段 日本棋院 山形中央支部 - 遊佐五段 伊達市
菊地氏には中央支部の例会でお世話になってます。
左、佐藤七段 新潟県坂町 - 菅沼七段 宮城県丸森町
佐藤氏には小国の例会でお会いしているが、こちらにも足を運んでいただきたい旨お願いしたところ今回願いが叶った。深く御礼申し上げます。
左、 佐藤五段 (ご紹介済み) - 島津六段 南陽囲碁会
我らが島津御大本日は大不調。たまには御休養も。
左、樟山四段 日本棋院喜多方支部 (ご紹介済み) - 早坂四段 白石市
左、 江川六段 日本棋院喜多方支部 - 高橋五段 白鷹町 (ご紹介済み)
江川氏はご高齢ながら遅咲きを自負。このたび県南囲碁リーグ戦では七段位まで点数を伸ばされた。我らひ弱い後期高齢者予備軍には大いなる希望の☆なんじゃ。
高橋氏はこの対戦に勝って優勝をぐいと引き寄せたと言えるだらう。
左、斯波五段 山形市 - 石上五段 新潟県胎内市(ご紹介済み)
斯波氏は過去に山形新聞社主催の日本棋院三段位獲得戦覇者の実績を持つ。我がリーグ戦にもスカウトしているんじゃがのう。そのうち近くの大学生を車に乗っけて来てもらおうか・・・・・ウム、いい考えであるじゃ。
左、梅津三段 米沢市 - 樟山四段 喜多方市 (両者ともご紹介済み)
Dクラス決勝戦 微差で樟山氏に軍配が上がった模様。
左、遠藤五段 日本棋院喜多方支部 - 高橋五段 白鷹町 (共にご紹介済み)
高橋氏はすでに4勝して優勝を決めていたが、ここで遠藤氏が全勝阻止役で出番となる。喜多方の幹事長の名誉にかけて勝負に出たがやはり肩に力が入ってしまった。
左、沼澤十段 山形市 ー 大滝七段 白鷹町
いよいよこの企画の大トリでようやく我らが大滝七段が沼澤十段戦で登場。ここまでは3連勝と波に乗っての挑戦であったが平常心とあわよくばの兼ね合いが難しかったのでは。この表情は平常心と見たのだが・・・・ 手合いは3子局。爺が垣間見た時は布石は上々、地合いはリードしておったようだが、安全策を取ったか徐々に迫られ気味だった。後で来てみたら隅を大きく荒らされ、もうサイレンがビャンビャン鳴りっぱなしと思いきや、結果は1目差の負けだった。持てる者ブルジョア風切り売り作戦が良かったのかどうか。沼澤氏に1目差はしかと自信につながり、心の栄養として密かにおなかに詰め込んだであろうのう。
11月5日 県南囲碁会事務局 平吹