リーグ戦４月南陽大会中止のお知らせ
ここは置賜盆地で高畠町の夏茂という地区です。
見渡す限り広い雪景色の中に石の祠と杉の木が佇んでいます。ここには戦国時代の勇者、独眼竜伊達正宗に幼少の頃から帝王学を授けていた資福寺という名刹がありました。しかしこの名刹も豊臣秀吉から下された伊達氏の岩出山転封命令により廃寺となってしまいました。飛ぶ鳥を落とす勢いであった正宗の失意、無念やいかばかりでありましたでしょう。
そんでもって、殿！まあこちらリーグ戦側といたしましてもは今まさにそれに近い心境でおるところでござりまする。県南囲碁リーグ戦、４月南陽大会は失念無念の中、又も中止と決定いたしました。敵は徳川家康よりもしびらっこい新型コロナ様でありますから致し方ござりませぬわのう。皆々様に置かれましてはよろしゅうご承知のほどお願い申し上げます。💔 👴 鴨はただ今酷寒のシベリアへ向けて苦難の旅をしております。この際囲碁のワールドももうちょいの辛抱でござる。必ず５月からは光明が見えるですとばい。🎶
啓蟄が過ぎて虫たちは動き始めております。雲爺虫も今日は少し暖かいからとて車で歴史の一ページめぐりに出掛けました。今回は高畠町の夏茂というところにある資福寺跡を巡ります。
場所は平らで広い置賜盆地の一角にあり近くには最上川が流れています。資福寺は鎌倉時代から東北でも有数の官制の名刹でした。２００メートル四方規模を誇り２重の堀がめぐらされていました。しかし申し上げたように取り壊されて廃寺となり、今では当時の姿を確かめることは出来ません。ジャブジャブ雪解け水の中に昔の夢を見るのみです。
長井氏は鎌倉幕府の創設に大きな役割を果した大江広元を祖とし、代々藩主も幕府の要職に就くほどの存在でした。鎌倉幕府滅亡後も幕府との関係は良好で、南北朝時代においても北朝側として足利尊氏からも厚い信頼を得ていました。資福寺は弘安年間（１２７８～１２８７）に三代時秀によって創建されました。
康暦２年（１３８０）長井氏は伊達氏の侵攻により八代で滅亡しました。しかし伊達氏も資福寺を長井氏同様帰衣寺、学問寺として手厚く保護し後に伊達五山の一つに数えられました。
ここには伊達氏九代正宗（儀山）夫妻、十六代輝宗、輝宗の重臣、遠藤基信の４つの墓があります。この墓は九代正宗です。彼は永和三年（１３７７）父とともに置賜郡に侵攻し、長井氏を滅ぼしました。その後次第に領土を拡大し１４０２に高畠町の高畑城に入ってこの地を治めました。伊達氏の中興の祖と言われています。
十六代輝宗は最上義光の妹の義姫を正室とし長男は十七代独眼竜正宗でした。正宗が五歳の時に甲斐の国の名僧虎哉宗乙を資福寺に招き、才能を見抜いた正宗に帝王学を授けました。儀山正宗に並ぶ名君でした。
寺の周りを囲む掘跡
近くに夏刈館があり鎮護寺の役を果たします。
巨大な六面板碑
板碑とは石を板状に加工して供養に使った石の卒塔婆で置賜地方に多いです。
前日に資福寺の場所を探したが分からなかったので、帰りしなに赤湯の稲荷山古墳に立ち寄りました。東北で何番目かの規模を誇る前方後円墳ですがこの雪のありさまでした。
こちらは稲荷山古墳の隣にある長岡南森遺跡の遠景です。全容から前方後円墳らしさが分かりますが、２０１８年から５か年計画で発掘調査が進められています。調査は新型コロナの関係で２年ほど延びて今年も継続中です。しかし時代を特定できる遺物が見つかっておらずまだ古墳と断定されるに至っていません。もし認められれば規模では東北最大級とされる名取市の雷神山古墳（全長１６８メートル）に匹敵する大物なのです。この際狸でも何でもいいから出てこいよなあ・・・・⛅ ⛄
３月１６日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
３月に入り春の訪れが近づきつつも、依然寒さの厳しい日が続いています。
夕暮れ近くに我が家から西を見ると薄焼けの空がきれいです。
でも今年の冬は寒いし、コロナは居座るし、その上にウクライナ危機が加わったりして、現実印象は良くありません。
雲爺、外に出たら空気の清々しいこと、どこに気持ちが沈む要素があるのか不思議なくらいです。
又夜が訪れてきました。雲爺齢７５歳、２７０００余回の夜です。しかし思うに人間ほんとよくも飽きもしないで息をして生きているもんですよね、そして飽きもせず単純な昼夜を迎え続けているもんですよね。
寒夜に三日月、いいですね ☕
今晩は冬の代表的な星座であるオリオン座をご紹介させていただきます。
県南囲碁リーグ戦のニューフェースである長井囲碁愛好会の平吹登さんは星座に詳しい方です。そこで平吹さんからオリオン座についてご紹介していただくことになりました。
オリオン座の神話について
狩猟の名人オリオンは、月と狩りの女神アルテミスと愛し合っていた。アルテミスの兄である太陽の神アポロンは乱暴者のオリオンを嫌っていたので、このことを怒っていた。
ある日、頭だけを出して海の中を歩いているオリオンを見つけたアポロンは、オリオンの頭に光を浴びせ、妹のアルテミスに「お前が弓の名人でも、あの遠くに光っているものを射るのは無理だろう」と挑発した。アルテミスは、その光っているものが恋人のオリオンとも知らず、弓で射抜いてしまった。アルテミスは浜辺に打ち上げられたオリオンを見て、嘆き悲しみ大神ゼウスに頼んでオリオンを星座にしてもらった。
以来、アルテミスは銀の馬車で夜空を駈けてオリオンに会いに行く光景が見られる。
オリオン座は冬の代表的な星座で肉眼で最も見つけられやすい人気の高い星座です。
置賜地方では３月の上旬では午後８時前後に天頂よりやや南に観測することが出来ます。
冬は一年で一番空気が澄むので目視には好都合です。外に出て見上げてください。雲爺（同じ平吹だが登さんと違う）はこの前生まれて初めてオリオン座というものを目にしましたな。いや～、なんつうこと、見上げた先にドンぴしゃり、オリオン様がいらしゃったじゃないかよう。それも大粒でギラギラしとる。雲爺、恥ずかしながら星と言えば北斗七星しか知らなんだですよ。これで偉大なる２つ目が加わってうれしゅーったらなかったな。それだけみんなが見つけられる星なんじゃ。
前置きが長ごうなりましたがこれがオリオン座です。和名で「鼓星」といい鼓の形をしています。神話絵で見てもらうと分かる通りで鼓の部分だけ見つけましょう。
左上のペテルギウスは１等星で右下のリゲルとともに大粒です。そして中間によく一列に３つの星が並んでますが、これが３つ星というやつで、見つけるのに大変役立ちます。ペテルギウスとリゲルには平家星と源氏星という和名が付いています。
星座は恒星や星雲などのいわゆる星の集合体です。
この中で最も注目されている星がペテルギウスです。これは寿命を迎えている赤色超巨星と言っていびつに膨らんで巨大化しています。太陽と比べれば木星の軌道ぐらいあると言われている考えただけでも恐ろしい巨星です。こんな想像を超える星は宇宙には無数にあるのでしょう。６４０光年の距離にあり地球に近い天体なのですが、近年暗くなっていることから爆発を起こし消滅するのではないかということで騒がれました。ということは光が届く６４０年前あたりにすでに爆発を起こしすでに消滅しているのではないかとも見られています。歴史書の明月記（藤原定家）には天体の異変が書かれています。その中には１００６年や１０５４年に起きた超新星爆発の事が記されています。１０５４年のものはその残骸が「かに星雲」であると証明されています。このような文献は世界でこれしかないんだとか。すごいですね、「明月記」。ペテルギウスの爆発の影響やいかに、地球大丈夫？・・・・🏃
オリオン座の周囲には１等星３つで構成される冬の大三角を見つけることが出来ます。
ぺテルギウスとこいぬ座のプロキシオン、おおいぬ座のシリウスで構成されます。オリオン座の東、南方角にあります。
そして大三角を含む周囲にはさらに冬のダイアモンドと呼ばれるトライアングルが存在します。聞きなれた星座の中の１等星です。シリウスから時計回りにプロキシオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン、リゲルです。
星座は正直分からないと面白くないと思いますよね。でもオリオン座からスタートしてこの辺まで見つけたらあなたはもう星座の大尉ぐらいにはなれるでせう。雲爺は以前から星座に興味を持つには持つのでしたが寒がりだからコタツに入りっぱなしなのでした。コタツからは頑張ったって星座は見えないことになっておりますじゃ 🍙
やはりウクライナじゃて
これは少し前の写真だが道路がカチカチになっています。ウクライナではやはり冬枯れの荒野にロシアの戦車が走っておったな。どうなるウクライナ、世界の人々が心配する重大事です。
プーチン大統領の宣戦布告や世の中には理解不能の解説などが飛び交っているが、それが幅を利かして邪悪な正と称するものにまともな正が隅に追いやられてしまうことがあってはなりません。ＮＡＴＯのストルテンベルグ事務総長は「ロシアの脅威を欧州安保のニューノーマル（新常態）」と表現したが、今まさにそういう展開になりつつあります。・・・🙈
３月７日
県南囲碁会事務局 平吹
囲碁
