夏の花、さるすべり
この時期になると毎年忘れずに我が庭に百日紅（さるすべり）が咲きます。
親父が我らの結婚の記念に植えてくれたのだとか、もう半世紀近く前の事。・・・・・ドテラ頭の雲爺が覚えているわけなかろうがのう。
それ以来忘れずに毎年毎年恩を思って咲いてくれているのでしょうか。
ゼラニュウムとリンドウ
ここでこの花々に誓って約束してきたリーグ戦の定期開催の中止を前月に続いて発表せざるを得ないのは誠に残念なことです。
１０月３日（日）の小国大会を中止します。
現在山形県において新型コロナの感染が猛威をふるっており県内全域に広がりを見せています。このような中にあり１０月の開催地の小国地区では中止を決めました。
これに伴い急遽南陽地区での代替え開催も検討しましたが、状況の変化に見通しが付かないことと現場のスタンバイに無理があるため同様に中止と決定しました。
慌てず騒がず自分の役目を守り通す花々様には到底及ばない人間世界のみみっちさを恥ずるのみであります。
ここで感染状況を観察してみましょう。
現在の全国のワクチン接種率です。
政府では集団免疫のいち早い構築を目指していますが、残念ながらその領域に至るまでには時間を要しそうです。
全体では１回の接種は５４．５％，２回目が４３．５％まで来ました。このレベルまでくれば欧米での例から何らかの効果が見えるところですが、逆にデルタ株で打ち消されている状況です。さらに６４歳以下の接種は１回目は３割でありに２回接種に至ってはまだ２割に届いていません。中でも若者の接種が進んでいないことがとりわけ大きいと言えます。行動を伴う若者層に接種が進まなければ火の勢いが衰えることはないからです。
デルタ株の強さにワクチン効果は及ばないとの見方がありますが、ワクチンが切り札であることに変わりはありません。
明るい兆しか？
ワクチン効果が出るまで期間を要するでしょうが、東京の感染者数の傾向に変化が見え始めています。
グラフに見えるように、今週において減少に転ずるような傾向が見受けられます。
第５波はもしかして先週がピ－クだったのかもしれません。
我ら東北以北地域にとってはやはり関東一円の感染が収まることが改善の一番の条件ですから、老人以外の年齢層に少しでも早くワクチン接種が広まることを願うばかりです。
自粛疲れで心身ともに傷を受け続けている我ら囲碁人にとっては、ここがさらなる辛抱のしどころです。
明るい希望が見え始めている今、あと２か月、１１月３日の南陽大会までお待ちいただくようお願いいたします。
８月２９日 県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
８月１９日（木）白鷹町の保養地、パレス松風で夏の恒例「十王大会」が行われた。
８月に入って新型コロナ感染が山形県でも急激に広がり始めた。
パレス松風は山の中にあり静かなところだ。その代わり蝉の声は拡声器をつけたみたいにけたたましい。
コロナに見つからないように奥まったこの地に身を寄せたのは正しい。
マスクをしてシー、シーと声を出さずに打つわけだから、耳の無いコロナは気づかず素通りするしかない。
野球みたいに騒がしくないし碁は心の中で喜びを感じる幽玄の間なのである。ざまを見ろじゃい。
これでひと夏は乗り切った。
コロナに勝つ秘訣は黙碁、黙食、黙逃避。正直酸欠にならんようにせないけんから大変よ。
８月２２日 県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
急告！
県南囲碁リーグ戦９月長井大会は中止といたします。
新型コロナ感染が県内全体において依然悪化状況にあるため9月5日の予定を取りやめます。
近いうちには必ずや再開が出来ることを期待しもうしばらく辛抱を願います。
８月１５日 県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
リーグ 熱波でコロナを吹き飛ばせ
世界の気温上昇が予測より早く来ているなんてどっかの新聞に書いてなかったかな。こんなカミナリ雲の下に南洋のスコールみたいなのがふっついた写真を最近見たような気がするし、なんか悪い方悪い方に流れが行ってるんかい。それにしてもここ一週間はうだるような暑さだ。おかげで稲の生育の方は順調らしく青々として結構なことじゃがのう。
我が家の柿の木はぐんぐん背が伸びて元気はいいのだが、ニュースで騒がれた４月の霜害でやはりめしべがやられた。実の数を数えたら５０個ぐらいしかなく今年は大不作だ。女房は今年は干し柿づくりから解放されると苦肉の弁じゃ。
こんな折８月１日にリーグ戦南陽大会が開催されたのですが、その結果を紹介する前にここで１昨年の女流棋戦、立葵杯前夜祭の懐かしいカットを振り返ってみるのもええんでない。上野棋士の清々しい姿です。我がアーカイブ室には貴重な記録が残っていますからちょっと割り込んでみます。ご堪能ください。
振り返りますればなんと超貴重なカットでしょう。か弱い長島棋士に一人のガードもおらんではないか。
いないばかりかまあどこかのおじさんの群れがウイルスなしとばかりにせっせと押しくらまんじゅう気味。後ろのバンザイに至っては何がバンザイか不明なままにひとり上機嫌しとる。
今はお亡くなりになられた前列左端の朝倉さんと同３番目の来次さんのお元気な姿がありました。
こちらは今春に亡くなった我が家の臆病な愛猫 ララ 。
雲爺が勝手にリーグ戦のマスコットにしてブログにたびたび登場させてきました。
もらってきた時から亡くなるまでたっぷり愛情を注いできました。もらい先の決して幸せそうでない環境を振り返ったりすると動物の一生もいろいろであることが分かりついジーンと来てしまいます。
Aリーグ
左から 三位 滝田七段・山形市、優勝 船山九段・白鷹町、準優勝 高橋六段・米沢市
Ｂリーグ
左から 三位 菅野三段・米沢市、 優勝 斎藤五段・喜多方市、準優勝 森岡四段・南陽市
Ｃリーグ
左から 準優勝 佐藤二段・南陽市 、 優勝 金子二段・川西町、 三位 本田二段・高畠町
第７３回県南囲碁リーグ戦南陽大会
８月１日、えくぼプラザにて
挨拶 南陽囲碁会会長 橋本
大会を取り仕切る事務局
参加者は４０名と大健闘。７月までは山形県は新型コロナの感染は東北の中では少なく優等生の部類にあったが、オリンピックに歩調を合わせるかのように増え始めクラスターも発生した。一時は直前で急きょ取りやめも検討されたが、ワクチン接種が完了している観点に立ち開催に踏み切った。
我らは広域の棋戦を旗印にしており最大限に開催意思を堅持しながら前進しなければ存在意義を見失う集団なのである。したがってかような４か月ぶりの開催は最高の結果に結びついた。
今回は４月以来４か月ぶりの開催だったが参加者の中身については目を見張るものがあった。
参加者４０名中置賜以外から１３名を数えた。喜多方市８名、伊達市１名、山形市、天童市４名であった。新型コロナ厳しき折果たして何名が参加されるものやら大きい不安を抱えてのスタートだったが逆にうれしい心配に変わった。もっとも直前で福島県内のコロナ感染が急増してたため、会津若松市の葵囲碁クラブさんが急遽キャンセルされたことも付け加えておきます。この中で新規の方が４名あったことは注目すべきことである。常に県外を意識しながら運営する強い姿勢が結果に結びついていると自負。
左、山大囲碁部、滝田七段 対 同じく山形の重鎮、斯波六段
新型コロナで足かけ二年実戦の空回りを経験している大学生滝田氏ははや四年生となった。彼は待望のリーグ戦再会を強く望んでいた一人である。ところで今回初参加された新入部生の渡辺君の写真を撮っていなかったのは雲爺の不覚でした。
対する山形市の斯波氏は高度な読みと感覚が持ち味。今回はトレードマークのおじさん髭はマスクで隠れていましたが、優しく細めたまなざしに勝負とは関係なくいつも皆が癒されています。
左、山形市の太田八段 対 白鷹町の大滝七段。
太田市は初参加。春からリーグ戦に参加予定のところ新型コロナの関係で延び延びになっていた。
上山市の囲碁クラブではよく打たれている由。対する大滝七段は雲爺が今回の参加を待望していた棋士の一人。こちらも新型コロナの関係でブランクが長くなり心配していたのでした。
左、喜多方の遠藤五段 対 米沢の高橋六段
両者とも久方ぶりの激突となった。遠藤氏は今年喜多方支部の幹事長を退任された。これからはいよいよ実戦に本腰か。
高橋氏もしばらくお会いしていなかったので最早懐かしいの印象。復帰一番早速準優勝。
左、高畠町の結城五段 対 喜多方市の樟山四段
結城氏は雲爺と同じ高畠町出身。ふとしたきっかけで家系を辿る機会があったが我が生家とは遠いつながりがあったようだ。世の中は誠に奇遇なめぐりあわせ。 対する樟山氏は今年から喜多方支部の幹事長になられた。両地区さらに絆を深め合いましょう。
左、南陽市の森岡四段 対 喜多方市の庄司四段
雲爺は今回森岡氏に完敗した。ということはまさに正攻法で押し切られたということ。雲爺次回に期待。
庄司氏は初参加。初めての方は宝でありまさにリーグ戦が求めてやまないところなのです。今後ともよろしくお願いいたします。
左、白鷹町の五十峯六段 対 米沢市の菅野三段
菅野氏は初参加。県の三段位獲得戦に出られて準優勝を飾られた実力者です。武藤七段の紹介で初めて来られました。
会場のえくぼプラザは現在館内での飲食は禁じられている。したがって不本意ではあるが今回も４月と同様に昼食は館外で食べていただくことになった。しかしこんなことが長く続くことはないと念じている。今までのように皆そろって食べてみたいです。ところで新型コロナが収まった暁には、夜の部も楽しめる一泊リーグ戦なんてのやればおもろいよな。
左、高畠町の本田二段 対 白鷹町の高山三段
本田氏は高畠町の南端、和田地区に在住。お住まいは米沢市に近いから米沢の碁会所に行かれるようなものだが南陽に来られる。こういう方は神仏のご加護がきっとあるものぞ。
近頃雲爺は歴史マン高山氏とお近づきになった。雲爺がいる南陽というところは戦国時代はまさに血生ぐさい所であったのじゃ。高山家はなんてったって代々侍の家柄であるからこちとらはそもそも頭上がらんでのう・・・・・
左、南陽市の半田三段 対 喜多方市の槇嶋四段
半田氏は農園経営をされておられる由。御仕事柄リーグ戦の参加は限られるようである。
槇嶋氏は地理的にもお会いする機会が少ないが、お会いした時は雲爺ギャフンと言わないように日々精進せねばならん。
左、喜多方市の江川（利）六段 対 南陽市の橋本九段
江川氏は昨年度唯一の昇段者。この勢いのままに突っ走ってもらいたいところなれど、運悪くコロナ君のせいで出番がなかなか回って来ていないのは残念。
左、高畠町の石井六段 対 米沢市の武藤七段
武藤氏は米沢市で碁会所を主宰されています。亡くなられた朝倉八段は長年会所に通われていました。
さびしい限りです。
左、白鷹町の船山九段 対 大学生の滝田七段
船山氏はこの前雲爺も一緒に足を運んだ会津若松市の葵囲碁クラブに続き今回も優勝を飾った。さすが実力者。
左、南陽市の島津六段 対 喜多方市の小野七段
島津氏は最近好調のところ今回は一休止されたみたいだ。次回に期待。
小野氏 お住まいを喜多方市に移されたようだが、春日八郎で有名な会津板下町のご出身とか・・・・・
大歌手春日八郎が生まれた、これだけでも超豪華。片や米沢市と言えば伴順三郎・・・・違うよな、何か、どっか。
彼の兄さんも高段者。これからはご兄弟おそろいで来られることを念願。
トリは左、喜多方市の江川(公)七段 対 南陽市の橋本九段
江川氏は会津若松市の葵囲碁クラブの幹事長。雲爺は江川氏から福島側の各種情報に接している。リーグ戦のように広域棋戦にあっては何よりも広い情報が欠かせない。
８月５日 県南囲碁会事務局 平吹
囲碁
