最終域に入った広域化構想・県南囲碁会定期協議会報告
2023.02.26(18:57)
267
2月23日、南陽市のえくぼプラザで県南囲碁会定期協議会が開かれました。
参加者は加盟六地区、長井、川西、白鷹、上山、南陽の役員の方11名に山形からオブザーバーの方1名、計12名。小国地区は欠席です。県南囲碁リーグ戦の運営体として平成25年に発足して以来今期がちょうど10年にあたり、紆余曲折をたどりながら現在の県南囲碁会の名称になっています。
議題は県南囲碁リーグ戦の今期の事業並びに、決算報告。来期の事業計画と課題並びに展望についてです。今期の会長である南陽囲会の橋本会長の議長により事務局の平吹から説明報告がありました。
景色を眺めながらご説明します 檜原湖の遊覧船から
何にもましてお伝えしたいことがあります。
それは 来期から宮城県南部の仙南地区囲碁団体の方に県南囲碁リーグ戦に参加していただける見通しが立ったということです。
仙南地区と県南地区がお互いに大会に参加することで相互交流が生まれます。まだ正式段階ではありませんが、双方は前向きに協議をしてゆく方向にあります。4年前に一部実現していましたが、その後新型コロナなどの事情により中断した事情がありました。実現に至れば県南囲碁リーグ戦は県南地域を中にして県外を加えた東西南北の全方位広域棋戦に発展します。
檜原湖より磐梯山
今期はいろいろな出来事が発生し10年のうちで一番苦労が多く、その分充実度も大きかった年でした。参加者は低迷し苦労しましたが、コロナ禍に負けず6月から大会を休まず連続して開催を続けてきました。これによりリーグ存続の危機から脱することが出来ました。今後も鋭意継続して行く決意です。
猪苗代のガラス館
来期一年の後、来年6月には県南囲碁リーグ戦は大会100回目を迎えます。これはひとえに過去より幾多の皆様によるご協力ご支援をいただいた故の成し得る快挙です。その節には記念の祝賀会を予定しておりますので皆様今後ともよろしくお願い致します。
2月26日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
夜の街の前線偵察は大事やで!ウクライナみたいにな
2023.02.26(15:34)
266
ああ、なんややっと気が落ち着いたみたいなんや 🌄
そしたらもう何年も赤湯の夜の街に繰り出していないような気がしました。しばらく2月23日に行われる県南囲碁会の定期協議会の会議資料作りをしていましたが、ここらで一段落してみます。
左の我が家から一人寂しく出かけてみました。
家を出てみたけど、ほれ、やっぱり人っ子一人通っていません繁華街。どこにいるねんお客様。
昔から名の通った夜の花街、赤湯飲み屋街は明かりは付けども人影は見えません。
なんといってもコロナの後遺症は厳しいから、皆さん家飲みが定着しているのかな。日本全体が若さと勢いが弱まって以来、もう雲爺の若い頃の日本ではなくなっているかのようです。ここ赤湯もその例外ではないということを改めて知ることになりました。
少し前に立ち飲み屋【祭や】が開店したことを知りました。
赤湯には珍しい赤ちょうちんぶらぶら下がりの居酒屋でそのうち行ってみたいと思っていました。立ち飲みとはいかがなものなのか入ってみました。カウンターがあるだけで立って飲む、そらそうですけど。しかしやっぱり足が疲れるからビール瓶ケースを椅子にして座りました。江戸時代の八つぁん、熊さんの庶民の飲み屋みたいなもんじゃな、爺はこういうの好みです。イカの煮つけに徳利とはいかず、本意じゃないがぶ飲みスタイルのハイボールジョッキ。この後のこと考えて一杯で止めました。もともと酒に弱い体なのでのう。🍶🍢
横道に入れば湯の町会の看板が
右の店にスナックのママが階段を上っています。💋😍
向こうには店の方が雪かきをしています。今年も昨年同様に雪は少ないです。
ここが今日2番目のお目当ての 【BAR ナポリ】
かねてより入ってみたいと思っていた店でしたが、なんか昔一度行ったような、行ってないような・・・。長年看板は変わらないし、それなりに格式あるBARだなあと思ってましたが、案の定赤湯一の老舗でした。店内は昔ながらの赤紫の壁布張りで、純喫茶風の落ち着いた雰囲気。小一時間ママとボックスでお話をしました。その間お客はなく、帰り際に1人入ってきたばかりでした。この業界逆風にさらされている中で、今時こんな重厚っぽい店が存在していることが珍しい。ママに好きなビールを注いでやったら超饒舌で話が止まらない。退屈しないのはいいとしても、難聴の雲爺には聞き取りずらく、よいしょしながらもっぱら聞き役に回るのは正直苦痛であほらしい。こりゃ客への応対度は34点でしたな。このご時世、特に赤湯の夜は外国の経営者が多く、和モノのママさんは店をやめるとその店はたちまち東南アジア勢に席巻されるのだそうです。フィリッピン、韓国あたりが多いとか。ちなみに置忘れにはご用心とのこと。祖国へ送られて戻ってこなくなるなど聞いてためになるお話ではありました。南陽歌謡振興会の会長さんがたまに新人歌謡歌手を連れてきてここで歌わせているとのこと。会長は陰で人知れず苦労しているわけだわさ。ママさんも会長に歌を習ったそうで上手ではありました。雲爺も得意の洋モノをご披露してやったら少しはドキモを抜かれたみたいだったなあ。🎤 ♬
締めて6000円、高いけどそれなりに実のある視察だったからしゃあないわね。また来てねと言われたが、もうええですわ。😄
2月26日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
寒中見舞い申し上げます
2023.02.26(13:21)
265
2月14日早朝、今日もお寒いでんな
これ元旦の初日の出じゃおまへんねん、皆さんよ。我が家から見えたおてんとうさまでごんす。おてんとうさまを直視すりゃ老体雲爺の目には縦の光線にしか見えんのよ。でもこうしてカメラの目を通すと丸いお姿がわかるから感動しおるでぇ。南無南無様とおのずと頭下げ申うしたな。手前の雪山、対面の駐車場の除雪ハイマウンテンだわさ。朝日と雪山のコラボ、なんとも言えん情景じゃろ。
どうやねん、この道路のガチガチ
我が家の前の街路、菩提寺の薬師寺の森に向かって伸びちょるばってん。
路面はうっすらで強烈な奴まで行っとらへんからまだまだじゃがのう、道歩き、運転、気い付けんとあかんでえ。
ああ、またお目にかけ申した。この辺ではトップの座になり申した我が家でござる。築後75年でもうゴシゴシしとるが、うちの親父が手塩にかけた名家ではござるぞよ。大地震にはよう耐えてきました。新潟、宮城沖、中越、東日本大地震などいろいろありましたなあ。それに数年前の赤湯の吉野川洪水の時は夜中に目を覚ましたら、家の前の道路が川になっていたのにはさすがに仰天したですよ。でもこれ運よく難を逃れました。この家の自慢はネコさんが寄り集う完全通気の床下構造であります。これ大工様からたいそうお褒めをいただいているほどのものなんです。基礎がしっかりしているのが長持ちの秘訣だと。オンボロでも強い!これ、人間にも当てはまるばいのう、ヌハハハ・・・🏋 🌞
車のわだち跡とのコラボ、こちらもええでせう
ほうら、もう隣の猫、タビちゃんがおいでになっていたみたいです。😾🙀
2月26日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
丸祝ずくしの2月南陽大会、厳冬を乗り切る
2023.02.10(17:37)
264
すべてがこれ、これがあるからみんなが楽しんで頑張れるんです
南陽市長杯(左)と南陽市議長杯
伝統ある両杯は南陽が日本棋院の支部になった昭和53年に市から贈られたものらしいです。歴史というものは物証が薄れて正直、らしいの流れに代わってゆくもののようです。優勝カップは長らく年2回の桜まつりと菊祭り大会で用いられていましたが、時代の変遷とともにこれからはリーグ戦南陽大会の優勝者に贈られることになります。南陽囲碁会が誇るこの金杯は長い年月の中、時には栄光の場に鎮座し、時にはネズミと一緒に倉庫の奥で眠り続けてきました。世相を透視するかのようなお顔の輝きはすごいでしょう。多くの方に握っていただきたいですね。
Aリーグ
優勝 江川七段 喜多方市・中
準優勝 太田八段 山形市・左
三位 片倉五段 川西町・右
優勝請負人こと江川七段はめでたく10回目の優勝を飾りました。おめでとうございます。平成28年の途中から出場され多分歴代最多優勝回数ではないかと思われます。江川氏は喜多方市からほぼ毎回当大会に参加されています。新しい方と試合出来るのが何よりの励みになるとのこと。まさに神様のような方でパラリンピックの国枝慎吾氏のようにリーグ戦栄誉賞を差し上げたいです。
太田氏も江川氏に負けない意欲の持ち主です。リーグ戦のキャリアは2年だけですが碁にかける意欲はまさに江川氏と同等です。このようなお二人が高クラスにおられるからリーグ戦は発展し続けることが出来ます。
そして三番目のこの方にさらなる丸祝が来るとは普通考えられますか? 考えられませんよね。それがどっこい、どてらいのが控えていたのでした。
三位の片倉五段は今回の成績によりめでたく六段に昇段されました。おめでとうございます。昨年6月の白鷹大会で4勝した段階で翌月にほぼ間違いなく昇段だったのですが、それからリーグ戦を延々7か月休んでいます。区長が忙しい、コロナいやだなどと言ってましたが、わからんですなこの方、まさに聖人君子のような方です。もし雲爺が六段になるなんてことになったら夜中の12時にえくぼプラザの玄関に居座っておにぎり食いながら必死にドアが開くのを待っているですね。
彼の持ち点は375点にアップし七段の中間点378点も目前です。これからは平均点でここまで上げてゆくことになりますが、突撃隊長、片倉勝昭は間違いなく有言実行するでしょう。
ところで各クラスで一番人数が多いのが六段です。ひと昔ではとても考えられないことでした。それだけアマチュア囲碁界はキャリアを積んできたということです。六段の上、七段の壁は厚いです。これからどなたが一番乗りをするものか面白くなってきましたゾ。
Bリーグ
優勝 平吹五段 南陽市・中
準優勝 結城五段 高畠町・右
三位 石井六段 高畠町・左
そして四番目に特筆には値しない、平吹五段が四回目の優勝を飾りました。先月に名誉の全敗を食らい、こりゃあこれからどうして生きていこうか思い悩んでいたのでしたが、虚心坦懐で臨んだのがよかったのでしょうか、4勝して何とか6割方取り戻しました。最後の5戦目で対戦したのが右手準優勝の白ひげ爺こと結城五段でした。策士結城氏の作戦が功を奏し、大石奉還(大政奉還)させられて惨敗しました。結城氏は雲爺とは同じ高畠町出身でわが生家とは縁戚関係にあるようです。
これで結城さんがそろいましたので整理出来ました。爺さん4人衆・・・・・雲爺、ぽかじい、東のひげじい、そして白ひげ爺 むさくるしいですが豪華そろい踏みです。
Ⅽリーグ
優勝 半田三段 南陽市・中
準優勝 佐藤二段 南陽市・右
三位 菅野三段 米沢氏・左
84回 県南囲碁リーグ戦南陽大会は2月5日に南陽市のえくぼプラザで開催されました。
天候は曇りで心配された吹雪などの悪天は回避出来ました。参加者は32名で先月の20名台を引きずることなくまずは一安心。
何とか3リーグ編成が出来ました。
試合ごとに戦績表が張り出されます。その中でポイントで表示されるポイントランキングは大相撲の番付表そのものです。段位制と違ってポイント制はその時々の棋力が数字で示されより分かりやすいシステムとなっています。喜多方支部では6月からポイント制に移行するそうです。これは一つの流れだと思われます。
À、B、Ⅽ 3リ-グ
会長挨拶
Aリーグ 加藤七段 対 江川七段
Ⅽリーグ 菅野三段 対 半田三段
Aリーグ 高橋六段 対 船山九段
Ⅽリーグ 横沢三段 対 佐藤二段
Ⅽリーグ 片平4級 対 梅津1級
片平氏は久方ぶりの参加です。
Bリーグ 太田六段 対 森岡四段
Bリーグ 大塚五段 対 渋谷六段
Ⅽリーグ 片倉3級 対 梅津1級
片倉氏は初参加。片倉五段の紹介です。
Àリーグ 本田五段 対 片倉五段
Aリーグ 加藤七段 対 橋本九段
Ⅽリーグ 金子二段 対 仲田初段
Bリーグ 結城五段 対 石井六段
Aリーグ 太田八段 対 斯波六段
Ⅽリーグ 須貝三段 対 仲田初段
Bリーグ 高山三段 対 島津四段
破竹の勢いの島津四段、ここにきて前進が止まりました。一服ですね。
Aリーグ 石上六段 対 船山九段
2月10日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
オウンゴールは囲碁の商いには命取り、配慮が欠かせない
2023.02.09(15:59)
263
新たな囲碁事業年度が徐々に近づいてきておりますが、われら主催者側ではそろそろスタートの準備に取り掛かっています。
ところで私どもには細心の注意を払わなければいけないことが一つあります。それは同じ日に2か所で大会開催をしてはいけないということです。この場合は参加者が両方に行きたくても一方にしか行けません。また主催者側にとっても本来全員が来ていただけるところ、一方の方を失うことになります。これが開催日が分かれていれば起こりえないのです。囲碁大会は福祉事業ですが利益を出す採算事業でもあります。ミスにより開催日が重なる過ち、すなわちオウンゴールはこの業界においても危険で無駄な行為であり、参加者、主催者双方のために極力防止しなければなりません。お互い事前に連絡を取り合い意思疎通を確かなものにしないと、双方が1年間股裂き状態に苦しむことになります。高齢化が進み参加者が減ってゆく現在、これは切実な問題と捉えなくてはなりません。
2月9日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
船山九段優勝、太田氏父子で入賞 ☆ 新春村山市長杯
2023.02.03(16:21)
262
会場の碁点温泉
1月21日(土) に村山市長杯大会が開催され、県南囲碁会から有志6名で参加してきました。
私、雲爺は調べてみたら3年前以来の参加でした。月日の経過は長いようでやはり長かったというのが正直なところです。コロナの悪さというものを改めて思い知りました。
シクラメンだそうです、この花
年が改まって雲爺のブログ作業に一抹、二抹の不安が持ち上がっておりました。パソコンのウインドウズ7の対応が最近とみに悪くなってきており、とうとう最新のウィンドウズ11に買い替えることになったのです。それでこんな具合にようやくアップロード出来ておりますが、11型は様式が大きく変わっており各種操作が7型の時と違ってスムーズに出来ません。当然パソコン教室に足を運んで先生の指導を受けることになりました。
リーグ戦の報告記のために始めたブログ、文才も何才もない雲爺が四苦八苦しながら文章を書いております。しかしいつの頃にワープロで文章書きをする小説家が出始めたのに驚いておりましたが、こうしてこの雲爺が消しゴムなしで手を汚さずに簡単に書き消し出来る便利さを知ってしまったのでした。ペースに乗れば馬鹿でも木に登る理屈です。💘 🏋
村山市、小関会長のご挨拶
ここでまた横道にそれます。上に掲げられた大会の看板を写真で撮ると暗くて文字が見えにくいのです。そこで月250円の固定有料アプリで修正したら明るくなりました。この後のカットもすべて修正したものです。一方で無料アプリもあると聞きましたが操作に及びません。結局年間3000円の有料に悩む愚かさに打ち勝ち、ようやくこちらの利用に至りました。囲碁もこの不純な迷いが上達の足を引っ張ると思えば少しは明るさが見えるのではないでしょうか、あなた。🌘 🌤
村山市長のご挨拶
ロビーの椅子式対局
前から違和感を持っていたのがこれでした。高段実力者がなぜ畳敷きでなく盤も薄いテーブルで打つのか、でもようやくわかりました。そうですよね、力に関係なく楽に打てる所で打てばいいのです。10年の歩みがこの世界を変えてしまい、おかげで足つき盤はどこでも貰い手がなくお荷物扱いされています。
参加者は50数名、2クラス
県南囲碁リーグ戦は冬場に入り特に参加者が少なく、こちらの半分ぐらいの人数で行っています。村山地区の層の厚さがうらやましいです。
対局
Aクラス 船山九段・白鷹町 (左) が最後の対戦を勝ち全勝で優勝
県南囲碁リーグ戦のご常連 太田九段はAクラス 4勝1敗で5位。
親子で参加の太田氏、お父さんの太田六段は同じ4勝1敗で4位と、共に希少な親子入賞を飾りました。
盤上凝視にすごみがみなぎる東根支部幹事長、森九段 (左) 戦の観戦は雲爺はいつも釘付けになります。
Aクラスでは五十峯六段・白鷹町と本田六段・南陽市がともに3勝2敗
Bクラスでは平吹五段が4勝1敗で準優勝
県南勢は6名全員が勝ち越して名誉の凱旋を飾ることが出来ました。
2月3日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
喜多方市「ひめさゆり囲碁クラブ」の巨頭、ご訃報
2023.02.02(19:37)
261
昨年と本年初頭に喜多方市のひめさゆり囲碁クラブ(前、日本棋院喜多方支部)の有力棋士二名の方がお亡くなりになられています。副支部長の慶徳一彦九段と江川利衛六段です。
慶徳一彦副支部長
ひめさゆり囲碁クラブと県南囲碁会は平成28年より交流活動を重ねておりますが、長年にわたり築かれた絆はさらに確かなものになりました。ひとえに副支部長のお力のおかげです。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
江川利衛六段
県南囲碁リーグ戦では上位リーグの中で目覚ましい成績を残し六段に昇段されました。80歳を過ぎてから自分はさらに力をつけたとおっしゃられていました。93歳まで道を究められた姿勢はわれら後世の者のお手本です。ご冥福をお祈りいたします。
2月2日
県南囲碁会事務局 平吹