忘れた頃に又お星さま講座がやってまいりました。今回は夏の星座、はくちょう座についてです。担当は吹吹（ブキブキ）コンビの平吹登です。
まずは神話から
大神ゼウスは美しいスパルタの王妃レダを好きになり、美と愛の女神アフロディテに鷲の役割をしてほしいと頼み、協力してもらうことになりました。大神ゼウスは白鳥に化け、鷲に追われたふりをして王妃レダの元に逃げ込みました。何も知らないレダは白鳥を鷲からかくまいました。大神ゼウスは想いを遂げ、自分が化けた白鳥を天に上げ、はくちょう座としました。
はくちょう座は夏を代表する星座です。最初のカットにあるように白鳥が翼を広げた姿をしており、南十字星と対比する形で北十字星やノーザンクロスと呼ばれています。位置は天の川に沿っており見つけるポイントになります。
星座は９個の星で構成されますが、１等星が１個しかないのでまず十字形を確かめるのがポイントです。全天で２１個ある１等星の中の１個がはくちょう座のデネブです。十字形の一番下に位置し大きく光っています。さらに眼を広げてゆくと、こと座のベガ、わし座のアルタイルがあり、同じ１等星のこれらを結んで夏の大三角と称します。さらに欲張って広げると木星と火星があり、これらは偽夏の大三角と称されます。ここまで出来ればあなたはもう「表、彰、状」もの、星空が益々好きになるはずです。
お星さま講座、ここからは雲爺の平吹晴彦が担当します。
ところでこの前法務局の方が来て、登記地図作成のために我が家も含めて近辺を測量をしていきました。その時のカットをバックに星のお話をさせていただきます。ブログのネタが切れると困るので、こんなことをしてチャンスと思えば細かいことでもカメラで撮るようにしています。でもこんなことで法務局がやってくるとは興味ありましたね。
ガレージから右が我が家です。もともと隣とガレージの間には一軒家がありました。そこは元左官の方の家でしたが、引っ越しをしてその後に関東地方の銀行を退職した親子世帯が住みました。でも不幸にして家族みんなが亡くなり今ではお隣の駐車場になりました。雲爺が養子に入った昭和４０年代の頃は隠居した左官のおじいさんはまだ存命でした。家が狭かったこともありよく玄関先に座って通りの行き交いを眺めてました。雲爺、この歳になると過去というものの比重が大きくなってすぐ切なくなります。父、母、あの方、この方、皆どこかへ行ってしまいました。それで雲爺ももう同じような年に・・・・思い出せるものはこうして思い出すようにしています。人生たかだか数十年ですが、夢また夢のごとし・・・皆さんもこんな心境になりませんか。
我が老家は築後７４年、８０坪の敷地には親父が手塩にかけた庭もあります。戦後間もない昭和2３年頃はこの辺は田んぼと畑が広がってました。あの頃の家造りは大工に任せることはなく、自ら木材調達や土地造成まで縁者総出で取り組んだようでした。そして現在は我ら二代目老夫婦もこの家の生活がめっぽう長くなりました。リフォーム作戦も一応一段落し・・・・
豆知識おもしろ講座（教えてｇｏｏから引用）
Ｑ 全宇宙にある星の数は推定でどの程度か
A 惑星を含まずで １兆 × ４０００億個程度
１兆は観測された銀河(ギャラクシー)の数。４０００億は一個の銀河に属する恒星数の平均。全宇宙とするにはあまりにも大きすぎるし、宇宙は光の速度を超える速さで膨張しているから全宇宙という定義では分からないし想像すらできない。
ジェームス、ウェッブ宇宙望遠鏡
宇宙誕生ビッグバンの約２億年後以降に輝き始めたとされるファーストスターを初観測するために、ＮＡＳＡが中心になって昨年１２月に宇宙に打ち上げられた。ＮＡＳＡ第二代長官ジェームス、ウェッブにちなんで命名された。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。新望遠鏡はハッブルのように地球の周回軌道を飛行するのではなく、地球から見て太陽とは反対側の１５０万キロの空間に漂うように飛行している。距離は地球から月までの距離の約４倍。ファーストスターからの光は赤方偏移により波長が引き延ばされ赤外線に変化すると考えられているため赤外線による観測が行われている。ハッブルよりも小型で性能は一段と高く、銀河の新しい姿など宇宙科学を大きく変える新発見映像を送り続けている。ただし観測地点が遠すぎるためトラブルが起きれば、ハッブルのように宇宙士が修理するわけにはゆかないから永遠に宇宙のごみと化す。
宇宙のゴミとなるよりはこうして測量をしてもらう人生の方が人間的でいいです。
７月２６日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
会場のえくぼプラザ
これを待ち望んでおったわなあ、雲爺は。地元南陽のリーグ戦は１月以来で半年ぶりなんじゃ、長かったのう。
会場前の赤湯温泉街通り
７月１０日（日） 天気は晴れてまずひと安心。
Aリーグ
優勝 小野七段 喜多方市 ５戦全勝 （中)
Aリーグ で全勝はお見事。５月の南陽桜まつり大会でも全勝しており、ここのところ一段と棋力がアップされたのかもしれない。３０歳代の若さという大きな武器も加わって今後ますます台風の目となって行くのではないか。昨年までは大学生の滝田七段がしり上がりに好成績を上げてリーグ戦を優等生で卒業されていったが、やはり若い方のパワーアップというものは我ら爺様方のそれとはどこか違うものがあるんじゃろうてのう。試合では棋譜記録器なる兵器を駆使され、又福島県の地方紙では棋戦解説もやられておられる由。丹念な分析の上でリーグに臨まれるのだから、こりゃ、おじ様方はますます心してかからんといけんのじゃないかい。
準優勝 樋渡九段 河北町 (右)
４勝にてポイントは６点アップし４１１点と孤高の域に鎮座された。県大会の代表の実績を持たれる。日本棋院河北支部支部長。
三位 福島八段 会津若松市 （左)
リーグ戦は２年ぶりの出場。会津若松市で葵囲碁クラブの道場を開かれている。葵囲碁クラブ前会長。
Ｂリーグ
優勝 北野五段 山形市 （左)
今年１月から参加されて３回目だが早くも６月に続いて連続優勝。早見えと堅実さが印象でポイントははや六段クラスに到達している。現役では山形放送（ＹＢＣ）に在職された。出身は南陽市でご実家にも足を運ばれる。
準優勝 高橋六段 米沢市 (右)
４勝されたが唯一の黒星が北野五段からだった。両者ともに早見えで シャープな応酬が展開された。
三位 江川(利)六段 喜多方市 (帰られた)
Cリーグ
優勝 結城五段 高畠町 (中)
準優勝 小松四段 白鷹町 (右)
三位 本間六段 河北町 (左)
Ｄリーグ
優勝 半田三段 南陽市 （右）
準優勝 須貝三段 南陽市 （帰られた）
三位 塩川初段 小国町 （左）
本大会は今年度６月に続いて２回目の大会である。第７７回目の７月大会でラッキーセブンじゃぞ、何か良いことが起こりそうな予感が・・・・
参加者は３８名、４リーグで行われる。
雲爺は参加者は４５名ぐらいと予想していたが外れてしまった。事前情報を分析してもダメな時はダメだな。会津若松の葵囲碁クラブさんから参加されるとのことだし、喜多方のヒメユリ囲碁クラブさんも待ち望んでおられるとのことだった。なんせ６か月ぶりの開催で地の利は良い南陽大会だし夏という好条件も重なった。だから強気で読んでみたのだが、どっこい問屋は降ろさんものじゃ。なんといっても新型コロナの第７波が急激に高まってきたうえに参議院選挙とぶつかった。そしたら直前になって国道１２１号線、米沢～喜多方間で土砂崩れというアクシデントが起きてしまった。これで会津若松、喜多方は一転して参加不可能となり行き手、迎え手双方大いに落胆する羽目に陥った。しかし、幸いにも何とか復旧出来て再度参加できることになった。もしこれがだめであったら８名減の３０名まで落ち込んでいたのだった。まさにラッキーセブンのお告げだったのかもしれない。これからの囲碁活動は一地方に留まらないで広い交流を通してゆくことますます求められる。そしてこれらの行動を通して新しい方の参加が生まれることも改めて分かった。
主催者会長のあいさつ
会津若松市から２名、喜多方市から６名、河北町から３名、山形市から４名 計１５名参加をいただいた。実に約４割が県南地区以外からであった。
県南地区においても世代交代が進行しており人的趨勢はもはや限界にきていると言える。しかしポイント制を採用するリーグ戦の魅力が衰えることは無い。各人が少しでも強くなりたいと思う気持ちがポイント制の魅力をさらに高めて行くのである。
樋渡九段 対 小野七段
雲爺は今回はメンバー調整役となったので皆さんの対戦を拝見させていただいた。
従来もその役目をしていたが久しぶりに又めぐってきた。対戦を拝見するのは貴重なチャンスである。
黒２子逆コミ５目局
終盤に来て黒の小野氏の大石が取られるか逃るかの一大局面となっていた。その後の顛末は雲爺の頭脳では及ばない名着が繰り広げられ、結果として逆に白石を捕獲して小野氏が勝利した。こういう発想が高段者の世界なのかと思い知ったような気がした。
北野五段 対 斯波六段
さらなるリーグ戦発展において中段クラスにある両者への期待度はかなり大きい。
Ｂリーグ最終戦 小松四段 対 結城五段
４勝の結城五段は最終戦で優勢碁を落としたようだった。勝ち疲れが出たのだろう、これが初戦だったら油断は無かったかもしれない。
Ｄリーグ 半田三段 対 須貝三段
半田三段が全勝を治める。ネット碁で修行されているようだ。
橋本九段 対 大竹七段
大竹七段は福島県の南会津町在住で、会津若松市の葵囲碁クラブに所属されている。南会津町は会津若松市の先の日光街道の町である。なんと遠方からありがとうございました。
福島八段 対 橋本九段
石井六段 対 江川（利）六段
江川六段は喜多方市にお住まい。ご高齢であられるがパワーはますます向上されている。並み居る強豪をバッタバッタと斬り下す迫力に唸らされる。
高橋六段 対 石井六段
県大会経験者の高橋六段は一段と高い視点で勝負されているのかも知れない。
小野七段 対 大滝七段
大滝七段は最近はお忙しで久しぶりのリーグ戦参加となった。一時は急上昇して３９０点まで上り詰めたが壁に当たり現在は仕切り直しにあるようだ。これからが正念場か。
福島八段 対 太田八段
太田七段は先月の白鷹大会からお父さんもご一緒に参加されている。人もうらやむ親子鷹である。
７月１３日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
凶弾に倒れられた安部元首相に心より追悼致します。
安倍元首相はゆるぎない信念のもとにあるべき新しい日本の針路を示されました。
その核心とされたのは戦後の日本の平和を真の姿に変えることでした。
そのために憲法改正により自衛を保障し、いち早く世界の常識国に変わることを目指されました。
にもかかわらず、心ならずも旅立たれました。誠に痛恨の極みです。
戦後の日本の平和は正直幸運があっての事でした。しかしこれから将来において日本を取り巻く安全環境はますます厳しさを増してゆくでしょう。緊迫する東アジア情勢、そして破滅的な巨大地震予測、しかし世論調査では憲法改正は急ぐべきではないの声が広がっています。まさに内憂外患。日本は平時感覚だけで対応出来る時代ではすでになくなりつつあります。強い体質と高度な対応を生み出す覚悟と知恵が求められます。
７月１３日
県南囲碁会事務局 平吹
囲碁
