南無お盆・・・・・謙虚な気持ちで再スタートだわな、雲爺
2020.08.17(18:42)
140
9月の県南囲碁リーグ戦上山大会は会場の確保が出来ないことなどのため中止となりました。
のっけからこんなカットですがお盆だからご容赦を。ここは山形市の山形霊園です。
雲爺の義理の伯母が眠っております。ここは永代供養墓地なのです。伯母は縁が薄い方であり養父が守っていましたが爺がその後を引き継いで来ました。ここからは山形の市内が見渡せます。
山形市のシンボルである千歳山が見守ってくれてます。
送り盆の16日、午後からお参りしました。とても暑い日です。ミンミン蝉、あぶら蝉などが大合唱をしていました。夏の最盛期にお盆があるということはいいことだと思いますね。エネルギッシュな夏に仏様をお迎えし、それが過ぎれば今度は静粛な秋、冬に向かってお送りするわけだから理にかなっているし自然です。蝉たちは短い一生を思い存分鳴き通し、自らの運命に身をゆだねて来たるべき日を待っています。蝉は仏様に対してはこの世の大合唱を送ってくれる孝行者であり、冥途への良き同伴者なのです。
雲爺はこの時期に訪れるといつも大きな寂寥感に襲われます。
コロナのせいで爺の一大仕事である囲碁リーグ戦は今を以って再開出来ていません。その間なんだのかんだの有益なことを手掛けてみようと思いながらも、出来ないでおることがいろいろあるわけです。今日は長年仕舞い込んでいたⅤHSビデオを引っ張り出してきて、こうしてブログのネタにしてみました。
昭和の後半から平成における時代は激動のビデオ革命期でした。VHSとベータカム方式の対立から始まったビデオ戦争はVHSが制しVHSが黄金期を迎えます。しかしその後デスク方式という革命的な技術が出てくるとたちまち姿を消しDVDに変わりました。しかしそれさえも今では世界の標準となったデジタル方式のブルーレイディスクに取って代わりました。
この間の爺は大変でした。大きな波に飲まれながらも買い込んでは仕舞い込み一応満足するという、一面社会の被害者的?立場に居続けました。後追い型の雲爺は昭和の大作のこの2作をはじめ今となればどんだけ無駄な?お金をつぎ込んだことやらね。今ではデイリーワークになっている教養ジャンル全体のブルーレイ録画もキャリアを重ねて博物館並みになってしまいました。アラビアのロレンス、史上最大の作戦は勿論ブルーレイで最近見直しました。この歳になるとやはり歴史へのアクセスが一番大切じゃと自覚しますじゃ。
それにしてもお盆の寂寥感といいビデオ時代といい時の流れなどを感じて今回史上最大の作戦を見たから思い出したのじゃが、劇中に出てくるヴェルレーヌの詩がよみがえってきましたです。
「秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し」
ヴィオロン=バイオリン
爺の状況とはまるで違うけど、見直してみればやはり脳の奥に刻まれる名ナレーションでした。
D’dayの日を予告する暗号放送がラジオで流れるのだがそれをレジスタンスが傍受する。切迫感、恐怖感、暗闇における当時ならではの野中の描写などが相まって、その中に流れる詩の一節・・・・・男の声で読まれるから又いいのだ・・・・
詩は映画の改変によって違っているのがあることが後で知りました。これがオリジナルだと思います。フランスの詩人ポール ヴェルレーヌ の作ですが和訳は上田敏。彼のこの訳こそが名訳であることは言うまでもありません。名作映画は何か必ずポイントになるものが加わっているものなんじゃと思いますよ。
リーグ戦の報告であるべき当ブログも、つまりは私的な性格も持っているから勝手に好きなことも載せます。表の顔で通せるなら幸せですが、現実はマンネリ化、ネタ切れなど苦しきことのみ多かりきじゃけんね。
昨日買ってきた太陽パンのチーズカットパン。値段の割にユニークさとチーズのうまみでお得感十分なものでした。社名は従来は置賜糧食と言っておったが爺が小さいころはウェハースが何層かに挟まっていた独特のクリームパンが好きじゃったのう。これなども同系でユニークな印象が強いのう。何事も独自性を持たにゃならんということ。
ようやく本題かのう! 謙虚な気持ちで再スタート
いやあ、前回のブログでネット碁に再挑戦してその結果をお知らせしますと申し上げました。前回の川西の夏季大会まで好調で過ぎてきたので、もしかしたら一段アップの兆候がつかめるのではないかと思って取り組んだわけです。
結論はそんなに上達はしていないということでした。力が付くということはどういうことなのか、正直分かりません。結果は教えてくれるのですがなぜそうなのかAIは無言のままなのです。表題に掲げた通り謙虚な気持ちで再スタートするしかありません。
解説
上記が勝敗表です。雲爺は四段の最下点239点からスタートしました。1勝に付き1点加わり、1敗で1点減ります。一段差は13点になっているから、五段になるには252点まで勝ち進まなければなりません。しかし実際は五段の称号を得るにはさらに中間点の259点まで伸ばす必要があります。要するに20点稼がなければならないのです。
雲爺は現在180番程打って251点です。12点のアップなわけです。
川西の夏季大会以降も調子が良く258点まで行きました。あと1点で五段の称号が頂けるはずでした。しかし見てわかる通り最後の最後で4勝12敗と惨敗してしまい251点まで陥落しています。この点数は四段の最上位です。リーグ戦に換算すれば348点で五段の最下位といったところ。何のことはねえおんなじ処にいるだけなんじゃよ。何なんだろうねえ。負け戦は何か玉が伸びず直球も変化球も打たれっぱなしのような感じで正直自信喪失気味なんじゃな。しかしだなあ五段の半ばまで行ってしばらくうろうろしていたことは今後の糧になって行くものと信じて行くでえい。
五段の半ばまでたどり着く前はご覧のように240中盤から連勝して258まで駆け上っていたものでした。
県南囲碁リーグ戦のポイント制では一段差は12点ですが1点違いだけですからおおよそ同じと思って差し支えありません。ただネット碁は桁は200台、リーグ戦は300台と違いますが置き換えて換算すれば理解できます。
ネット碁はリーグ戦と同じ結果が出るものと言ってよいと思います。言い換えればリーグ戦の実力評価はネット碁と変わらない全国標準であるということです。それから見えてくるのは実力は段位でなくポイントで判断すべきということです。
プロの井山はコロナで休養を取ることが出来、その間強者とネット碁が打てたことで本因坊戦が復調できたのかもしれないと話しています。ネット碁は大きな助っ人に成り得るものと思われます。
雲爺は橋本九段から進められて「将碁」というネット碁をやってます。使用料金は月1000円と業界では一番安いはずです。実力アップを目指される方はぜひ雲爺までご連絡してください。
8月17日
県南囲碁会事務局 平吹
山形県・県南囲碁リーグ戦
コロナいじめは格別じゃ!やってくれたぞ川西大会
2020.08.17(11:49)
139
8月1日 今日は川西町の井目会で年度計画の夏季大会が行われた。会場はいつもの料亭鴨川。
金子会長がご挨拶。
コロナの第二波にある中、会員ともども健康に一層留意しながら、今後ともたゆまぬ会活動を行なって行く旨を述べられた。
参加者は12名。今回は新しく4名の方が加わり雰囲気が大きく変わった。
新しい4名の方は高畠と南陽の方で雲爺はおなじみの方。
南陽市に南陽愛碁会というクラブがあり雲爺もそこでいつも顔を会わせているのだが、ここもやはりコロナの関係で会場が使えず現在は活動を中止している。
長谷川氏と仲田氏。終局だが拝見すれば、死に石をピックアップしている最中みたいだ。死屍累々、大占領地展開比べと言ったところ。碁というものは静寂の中においてもこれほどの大戦が繰り広げられるのだから、まさに摩訶不思議なゲームである。
島貫氏と石井氏
加藤氏と片倉氏
片倉氏は頭に手をやるシーンがありこの局を落としたみたいだ。片倉氏は雲爺と一緒の大会では目下10連勝と絶好調にあったが、初戦の雲爺戦で惜敗したのが響いたか今回は2敗を喫す。
加藤氏はこのたび2年前の県大会の時の棋譜が山形新聞に掲載されているご本人。県でナンバーワンの太田氏が度肝を抜く加藤流布石と紹介されている。
仲田氏と金子氏
地元の片倉道場ではエンドレスバトルを演じ合う間柄。
横山氏と嶋貫氏
鈴木氏と長谷川氏
Aクラス
左から加藤氏、優勝平吹氏、片倉氏
平吹五段は2月以降に参加した外部の主な4大会ではすべて入賞している。しかしここにおられる片倉氏には追いつけていないままでいた。それがどうだろう、微差とはいえ11連勝を阻止しての優勝である。安定した気持ちを持続させ強気で打てば結果はついてくるだろうとの心持が功を奏したような・・・・・な~んて雲爺もいよいよちいとは皮がむけかけたのか・・・・うぬぼれ心というものは人には言わずとも心の中の疼きはどうも抑えられんわのう。雲爺はその証明を得るべくその後またまたネット碁に挑戦してみることになった。この顛末に就いては次回に・・・・・・
Bクラス
左から 金子氏、優勝 横山氏、仲田氏
横山氏は人数の関係で今回はBクラスで出場。
私どもはこんな具合でますます元気です。コロナ君なぞはをさらりと無視してこれからもビャンビャン凱歌を上げ続けてまいります。
8月17日
県南囲碁会事務局 平吹