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とどろき ~ 平成19年4月号

  • 2007/04/30(月) 11:15:48

とどろき平成19年4月号
 明日から5月ということで、慌てて4月号の感想です。
(^^;ゞ

 日本人が大好きな桜の写真に丸ゴシックで「しあわせの法則」という水色の文字、その下に「愛する人は愛される」のサブタイトル、、、。『鏡の法則』?と思いましたが、案の定、“人生の問題を解決する魔法の知恵”が書かれていました。こういう類の文章は、真理というのは時代や場所を超越しているのでしょう、内容的に重なる感じがしますが、こちらの方が理路整然と根拠がかかれており、読みごたえがありました。

 そもそも、この冊子が“親鸞聖人の教えがわかる月刊誌”というものなので、お釈迦様の教えに基づいて書かれており、説得力がありました。しかも、難しい「説教」ではないところが読みやすいです。

 職場で愛されないA子家庭で愛されないB男が、なぜ上手くいかないのか、釈尊の説かれた因果の道理が分かりやすく書かれています。最後の「まとめ」を引用すると、
まとめ
  • 運命は自らの行為が生み出すもの。
  • まいた種は必ず生える。
  • 遅い早いはあるけれど、善い行いをすれば、必ず善果(善い運命)がその人にやってくる。
  • だから自分が変われば、必ず人生が変わる。
ということで、実は結構あたりまえというか、誰でもうすうす感じている事だったりします。

 しかし、「他人のせいで自分が苦しむこともあるのでは?」とか「正直者はバカを見るっていうし、一生懸命努力しても、報われないこともあるんじゃない?」などと思うときもあります。そんな疑問にも答えられており、釈迦の教えの奥深さを垣間見た気がしました。

 上記の巻頭だけでなく、法然上人の幼少期のエピソードや、マンガ「蓮如上人物語」、また「お釈迦様物語」などの読み物も面白かったです。特に、“街の辻に立って100人殺し その指で首飾りをつくれ──釈尊と殺人鬼①”という内容の「お釈迦様物語」は文体が格調高く、続きの②が早く読みたくなりました。

 巻末の付録、「えんぴつで親しむ法語」は、『奥の細道』をやった人には受けそうですね。