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RICHARD MARX / Repeat Offender

  • 2008/04/09(水) 00:00:00

 1989年、リチャード・マークスの2ndアルバムは、(2)「Satisfied」(5)「Right Here Waiting」を含む名盤、かつ彼の代表作と言えると思います。

 ハイトーン・ヴォーカル……とは言わないのでしょうが、高音域の張りあるリチャード・マークスのヴォーカルは、ハードな曲からバラードまで、そつなく歌いこなしていると思います。

 しかし、それ以上に、バックを支える演奏が大変魅力的です。ヴォーカルよりも、むしろギターやキーボード、サックスなどに思わず聴き入ってしまいます。(4)「Too Late to Say Goodbye」、(6)「Heart on the Line」、(8)「If You Don't Want My Love」、(11)「Wait for the Sunrise」におけるギターのプレイ、音色が特に好きです。

 さらに、何といっても曲そのものが非常に素晴らしいのがこのアルバムの強みでしょう。(3)「Angelia」~(4)「Too Late to Say Goodbye」~(5)「Right Here Waiting」は組曲のような、それぞれ違ったタイプのバラード群で、完成度が高いと思います。いつもこの3曲は一連の流れとして聴いています。

 そして(11)(12)の2曲、これも素晴らしいです。いかにも最後を締めくくる壮大な終わり方で感動的です。特に(12)「Children of the Night」は「We Are The World」を思わせる博愛主義的広がりが感じられ、歌詞と一緒にこういう映像→を見せられると、色々考えさせられます。

Angelia


Too Late To Say Goodbye


Right Here Waiting




Links:
たまに聴くこんなCD
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本州最北端のオンガクバカ!


Track List:
1. Nothin' You Can Do About It
2. Satisfied → Video
3. Angelia
4. Too Late to Say Goodbye
5. Right Here Waiting
6. Heart on the Line
7. Livin in the Real World
8. If You Don't Want My Love
9. That Was Lulu
10. Wild Life
11. Wait for the Sunrise
12. Children of the Night → Video