自分にとって未整理のまま放置していた
デルタ・ブルースのレコードをまとめて聴いていたら、絡んでいた糸がスルスルと解けていく感じがしたもので、この機会にまとめておこう…な~んて思っていたら止まらなくなったのが2023年7月…このままでは今夏がブルースまみれになってしまいます。まあ、それも悪くないですが。
というわけで、週一ペースで更新しているYouTube チャンネルですが、ちょっと目先をロック方面に変え、
ジェフ・ベックのまとめ動画を作ってみました。僕が聴いてきたジェフ・ベックのアルバムのブログへの感想文掲載もほぼ終わりましたし、いい頃合いかな、と思いまして。
ジェフ・ベックは当たりはずれの多い、ある意味で実にロックなギタリストですが、当たった時のカッコよさは尋常じゃないですね。すごい。そうそう、ジェフ・ベックも著作権が切れていないので、今回は自分でプログラミングしてBGMを作ってみました。曲はスターサイクルです!いや~あのクラヴィのパターンをピアノで打ちこむの、メッチャ面白かったです。ギターも弾こうかと思いましたが、そこまでやってたら、時間がいくらあっても足りない…。
どのジャンルでも、プロの演奏を聴いていると痛感するのが、音色の素晴らしさと表現力の高さ、このふたつです。アマチュアって、音程(音の高さ)や音価(音の長さ)を正しく出すので精一杯で、いい音なんて気にしてない、表現に至っては、音楽に表現というものがある事すら知らなそうなものだらけ…自分のことですけどね(^^;)>。
この音色や表現の部分で、ロックってかなり特殊なジャンルだと思っています。音色は美しさより迫力や刺激を優先、表現は過剰で過激が当たり前。問題はこの「過剰」や「過激」という部分で、やろうと思ってもなかなか出来るものじゃないのですよね。ここにすら技術が必要…ですが、それと同じぐらい感性というか人間性がモノを言うような気がします。
人間って、全力疾走をする時も大声を出すときも、壊れてしまわないように無意識にブレーキを踏むシステムが備わっているそうですが、こういうリミッターをいとも容易く外してしまう感性…これをロックと呼ばずして何と呼ぶのでしょう。そういう「ロックのロックたる部分」を、僕はジェフ・ベックに強く感じます。音楽は変化していきましたが、この部分は、ヤードバーズ時代からずっと一貫してるんですよね。燃えるぜ。
YouTube に掲載する動画は、知っている人も知らない人も楽しめるようにすることを心がけていますが、あとから見ると、音楽部分の説明が、楽器をやってない人にはまどろっこしい説明になっているというか、分かりやすくしようとして逆に分かりにくくなっているというか…反省です。
過去最長の動画になってしまいましたが、ぜひ最後までお楽しみいただければ幸いです…あ、デルタ・ブルースも、いちばん大事なチャーリー・パットンを放置したままなので、近いうちにすぐ戻ってきますね。
https://www.youtube.com/@BachBach246
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