「忠臣蔵」(忠臣内蔵助)は元禄時代。平成は「忠臣役」(忖度やり過ぎたお役人)
「忠臣蔵」(忠臣内蔵助)とは今をさること約320年前に惹起し、爾来御芝居に、講談に、歌に、映画にもなり、日本人の感性を揺り動かし続けて居るが、平成の御代になって、この度はどうやら「忠臣役」(忖度をやり過ぎたお役人)ともいうべき「朝日製反日ドラマ」が生まれたようである。
忠臣蔵を語る際、50人もの狼藉者が徒党を組み深夜大名宅を急襲し、大名の首を刎ねた処から始めたなら、それは無謀なテロリストが引き起こした単なる虐殺事件でしかない。忠臣蔵の話はその前編があるからこそ、感動を呼ぶドラマとなるのである。
昨今この国ではやっているものに、「モリカケ芝居」というのがある。
安倍内閣を倒すことを社是に掲げる「極左恨日侮日新聞」が執拗に演じている「三文芝居」である。
当初は、首相が個人的な関係を通じて行政を歪めている、とのストーリーを創って最高権力者を貶める算段で、延々1年あまりもやっていたものであるが、それがどうしてもその証拠が出てこない。
しかし、野党の方も一度振り上げた拳はそう簡単には引っ込めることが出来ないと見えて、最近では当初の問題はとかけ離れて、官僚の矮小なる文書改竄問題にすり替え、相も変わらぬしつこさで延々時間を消費しているのである。
この国は今存亡の危機に瀕しているというのにも拘わらず、平成の一大ドラマ「忠臣役」(忖度をやり過ぎたお役人)、という田舎芝居は当分続けられるようだが、これでまたキンセイオン氏、ブンザイトラ氏が大喜びしている姿が目に映るようでもある。
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