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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話「愛する人は ずっと見守っている」

第10話「愛する人は ずっと見守っている」

ベタな話だけど泣けた~

大きなお人形が歩いてくる。
アンの母親が代筆を頼んだヴァイオレット。
庭で人形遊びをしていた娘のアンはヴァオレットを人形だと思い込んでます。
確かに人間離れした美しさはあるよなぁ。

お客様は嫌い。アンと母の時間を奪うから。最初はヴァイオレットへの印象も良くありません。
お母様が休んでいる間にお客様の相手を任されたアン。と言っても出来るのは遊ぶ事ぐらいです。
ヴァイオレットと人形遊び。何をすればいいかイチイチ確認するヴァイオレット。遊ばれた事はあっても遊んだ事はないのね!
意外と深いとこ突いて来るな~子供侮れんわ。

いつの間にかヴァイオレットに懐いてますね。硬くて食べられないパンもスープにつければ柔らかくなるってそれなぞなぞになってないw
病を押して手紙を書き続ける。誰宛の手紙かをヴァイオレットに尋ねるが守秘義務があって教えられない。
それはアンの母にとって一番大切な人への手紙ですね。

ヴァイオレットが依頼された期間は7日間。たった7日、されど7日。
私はいつまでお母さんと一緒にいられるの!?アンは母親がもう長くない事に気付いてました。
自分の知らない誰かへの手紙より、今一緒にいて欲しい。
母親と過ごせる時間が減っていく焦りと不安と寂しさからとうとう爆発してしまったアン。

お母さんを泣かせちゃった。自分が嫌な子だからだと自分を責めるアン。ヴァイオレットは母親が病気になったのはどうしようもない事だとアンの涙を受け止めます。
少佐を守れなかった自分を責めた時もありましたね。どうしようもない事をどうしようもない事だと受け止められるようになったのね。
それでもお母様の手紙には意味がある。届かなくていい手紙など無い。ここで前回の台詞が効いて来ましたね~

約束の7日間が終わり屋敷を後にするヴァイオレットへアンからお別れのキス。
柔らかい?ヴァイオレットがお人形ではないと気付きましたね。飲んだ紅茶はやがて排出されて大地に帰る。
生理現象をこういう風に表現するセンス好きw

時は流れ、アンに母からの手紙が届く。誕生日毎に届くよう手配してたんですね。
届かなくていい手紙など無かった。

毎年誕生日に届くように残された手紙は50通。
屋敷では泣くのを我慢していたヴァイオレットが母親とアンの気持ちに共感して涙を流す。
ここまで感情が溢れるまでに心を取り戻したのかぁ。京アニの涙は綺麗だな。

残される方の気持ちは痛いほど理解できる。
アンの母親の手紙を代筆しながらヴァイオレットは残して逝く方の想いを感じたんでしょうね。

50通だとアンの母親自身の年齢も超えるでしょうね。
自分がいなくなっても娘の未来が続くと信じている。もう会えなくても母の手紙がアンを見守ってます。
そばにいなくても愛情を受けて育ったアンは好きな人が出来、子供も生まれて幸せそうで良かった。

愛する人は ずっと見守っている

少佐もずっと見守っていてくれると感じることが出来たでしょうか。
愛する人を失いそれを乗り越えた後に、愛する人を残して行く方の気持ちに触れる話を持ってくるとは、こんなんな泣くに決まってますわ。

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