ぬいぐるみ、人が触っているとかわいく見える 大阪大学が発見

大阪大学はぬいぐるみなどにかわいさを感じる新しい心の仕組みを見つけたと発表した。日本と米国で約400人を調べた。ぬいぐるみやクッションに人が手で触れると、かわいく見えると分かった。広告で商品などを魅力的に見せる表現方法のヒントになる可能性がある。研究成果は米学術誌「プロスワン」(電子版)で公開された。
これまで人間は大きな頭や広い額を持つ赤ちゃんや子犬を見るとかわいいと感じることが知られてきた。
大阪大は母語が日本語の198人と、米国籍で母語が英語の199人にアンケートを実施した。多くの人がかわいいと感じる特徴を持つパンダなどのぬいぐるみと、そうした特徴を持たないクッションを使って実験した。被験者にはぬいぐるみとクッションに顔が見えない男女が両手で触れている様子と、触れていない場面の計4種類の写真を見せた。
そのうえで写真に写るぬいぐるみなどと人についてかわいさを7段階で評価させた。すると日米を問わず、人が触れたぬいぐるみやクッションはかわいさが増すことが分かった。被験者は触れた人からもかわいさを感じていた。
大阪大の入戸野宏教授は「(頭が大きい赤ちゃんなどに抱く感情は)かわいさの一部に過ぎない」と解説する。今回得た知見を生かせば、モデルが手に商品を持つ写真を広告に採用するなどして消費者への訴求力を高められる可能性がある。













