トルコ、改憲問う国民投票始まる 政教分離のあり方焦点
【イスタンブール=安部健太郎】トルコで12日、政教分離のあり方を問う憲法改正案への国民投票が始まった。トルコでイスラム色が強まることを警戒する見方も国際社会で台頭する中、同国の針路を選択する重要な投票となる。
改憲案はイスラム色の強い与党、公正発展党(AKP)が提案したもので、同党と対立し、建国以来の国是である政教分離を重視してきた司法当局や軍の権限を弱める案が議論を呼んでいる。国民がこれを容認するか否かが焦点だが、事前の世論調査では賛否が拮抗(きっこう)している。
改憲案は国会で5月に賛成多数で可決されたが、改憲が成立する定数の3分の2には届かず、国民投票に持ち越した。憲法裁判所に国会が裁判官を送り込む案や、軍人を一般法廷で裁けるようにすることなど計26項目について一括して是非を問う。投票の過半数の賛成で成立する。













