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2014-03

NHK予算野党6党反対の行方

 NHKの来年度予算について、衆院総務委員会では、民主、日本維新の会、共産、社民、結いの党、生活の6党が反対決議に回る見込みだと判明しました。自公の過半数により、予算そのものは可決される見込みですが、全会一致どころかみんなの党を除く、ほとんどの野党が反対にまわるという異常事態に発展しています。みんなは例の渡辺代表の8億円借金問題でそれどころではないのか、今後の捜査もあるので、与党にお目こぼしをしてもらういたのためか、まだ反対姿勢を見せていません。
 前に総務委員会の与党重鎮に尋ねると、野党とは握っているので騒ぎにはならない、と話していましたが、野党6党の反対が本気なのか、ポーズなのか、そこがなかなか判断の難しいところです。仮に本気なら会長問題はこのまま収束というわけにはいかないでしょう。さてどうなりますか。
 なお、このところPCの調子がおかしかったので買い替えたため、通信状況が悪く、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)、「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)、「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」など。最新刊「バブルの王様森下安道 日本を操った地下金融」(小学館)、「国商 最後のフィクサー葛西敬之」(講談社)

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