柏崎刈羽原発

敷地内に活断層か 13万年前以降に活動

火山灰分析の結果について議論する「柏崎刈羽原発活断層問題研究会」のメンバーたち=新潟市の新潟大学で2017年4月17日、内藤陽撮影
火山灰分析の結果について議論する「柏崎刈羽原発活断層問題研究会」のメンバーたち=新潟市の新潟大学で2017年4月17日、内藤陽撮影

 新潟県内の地質学者などで構成する「柏崎刈羽原発活断層問題研究会」(大野隆一郎代表)は17日、東京電力柏崎刈羽原発敷地内にある複数の断層について、約13万年前以降に活動した「活断層」の可能性があると発表した。東電は「活断層はないというこれまでの評価は変わらない」としているが、原子力規制委員会の新規制基準では12万から13万年前以降に活動した可能性のある断層は活断層と評価されるだけに、事態の推移によっては原発再稼働の判断に影響を与える可能性が出てきた。

 同原発敷地内には、基盤を成す地層の上にある「安田層」内に、23本の断層があることが知られている。

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