2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

菅政権のダッチロール(その6)、北朝鮮の軍事的挑発行動をどうみるか、「飼い犬」に手を噛まれた中国、その2 

アムネスティ講演会において、講師(アジアプレスのジャーナリスト)が繰り返し強調したのは、北朝鮮の独裁体制は世界でも類を見ない特異な専制体制であり、群を抜いた完成度をもつ抑圧体制だというものだった。その象徴が、1974年に決定された「党の唯一思…

菅政権のダッチロール(その5)、北朝鮮の軍事的挑発行動をどうみるか、「飼い犬」に手を噛まれた中国、その1

相次ぐ内憂外患問題で窮地に追い詰められている菅政権にとって、今回の韓国に対する北朝鮮の軍事的挑発行動は「神風になるかもしれない」との声が民主党内部から出ているそうだ。国民の眼が北朝鮮の暴発行動に釘づけされることで、菅政権への国内の批判が「…

菅政権のダッチロール(その4)、社民党はいつ与党に舞い戻ったのか

このところ国会では、柳田法相の発言問題について「集中審議」が行われている。だが、肝心の補正予算審議の姿はなかなかみえてこない。来週あたりの大詰めの段階では、柳田法相に対する問責決議案と補正予算案の双方が天秤にかけられ、ひょっとすると菅首相…

菅政権のダッチロール(その3)、「平成の開国」は何をもたらすか

この数日間、マスメディアは「尖閣ビデオ」の犯人探しの話題で持ちきりだ。新聞もテレビも大紙面(大画面)を割いて、朝から晩まで同じニュースを繰り返し流している。案の定、11月11日から始まった沖縄県知事選挙の報道は、最初から片隅に小さく追いや…

菅政権のダッチロール(その2)、国際テロ機密文書や尖閣ビデオがなぜ流出するのか

菅政権が直面する内憂外患の「外患」は、いうまでもなく領土問題をめぐる軋轢だ。それも「前門の虎」は中国で「後門の狼」はロシアだというのだから、日本列島と「一衣帯水」の関係にある両大国から一度に挟み撃ちされたことになる。偶然なのか意図的なのか…

菅政権のダッチロール(その1)、小沢氏を切れない理由

8月に北朝鮮を訪問してからこの3カ月、もっぱら北朝鮮問題やそれに関連する中国問題について書いてきた。国際政治を専門にしているわけでもない私が、自分の個人的な興味や関心を文字にすることの不安は免れない。しかし、この種の「素人談義」も現在の政…