2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

護憲運動の主軸を憲法9条から96条にシフトしよう、各地域での「96条の会」結成が当面の急務の課題だ(その2)、改憲勢力に如何に立ち向かうか(15)

これまで憲法9条の擁護を基軸として「九条の会」が果たしてきた歴史的役割はいくら評価しても足りることはない。日本の憲政史上、これほど大きな影響力を持った国民運動は存在しなかったし、「九条の会」がなければとっくの昔に9条改悪が実現していたかもし…

護憲運動のシナリオを「政党の組み合わせ」から市民主導の「国民投票の体制づくり」にシフトしよう、各地域での「96条の会」結成が当面の急務の課題だ(その1)、改憲勢力に如何に立ち向かうか(14)

昨年末の総選挙における革新政党の惨敗以来、私の脳裏を占め続けてきたのは夏の参院選に向けての護憲勢力の結集、なかでも護憲・反原発を掲げる諸政党の連携だった。だが改憲勢力が衆参両院で3分の2を占める情勢が現実味を帯びているにもかかわらず、政党間…

「九条の会」と「96条の会」の関係はどうなる、「憲法改正」に関する世論が激動している(その9)、改憲勢力に如何に立ち向かうか(13)

記念シンポジウムの終了後、東京の友人が「96条の会」の関係者を引き合わせてくれて深夜まで意見交換をした。これは会場のアンケート用紙にも書いたことだが、シンポジウムの印象を聞かれて私が答えたことは、「集会は素晴らしかったが、具体的方針が見えな…

「96条の会」発足記念シンポジウム―熟議なき憲法改定に抗して―は、“熱気溢れる集会”となった、「憲法改正」に関する世論が激動している(その8)、改憲勢力に如何に立ち向かうか(12)

最近、滅多にお目にかかれないような“熱気溢れる集会”だった。6月14日夜、東京四ツ谷の上智大学(ソフィア・ユニバーシティ)で開かれた「96条の会」発足記念シンポジウムのことだ。会場を提供した上智大学では、当初、ささやかな集会を想定していたら…

なぜ、「九条の会」は改憲阻止のためにもう一歩前へ踏み出さないのか、「学習」と「話し合い」だけでは改憲を防げない、「憲法改正」に関する世論が激動している(その7)、改憲勢力に如何に立ち向かうか(11)

私も京都の九条の会の一員だが、このところ全国事務局から出る「メルマガ」や「ニュース」(月1回)の内容にはいたく失望している。理由は、改憲勢力が3分の2を占めるかもしれない参院選を目前にしながら、それを阻止するための効果的な方針が何ら打ち出さ…

橋下・維新は“墓穴”をますます深く掘り続ける、「憲法改正」に関する世論が激動している(その6)、改憲勢力に如何に立ち向かうか(10)

2013年6月6日、橋下・維新が沖縄米軍のオスプレイを大阪の八尾飛行場で訓練させる提案を安倍首相に申し入れたというニュースを聞いて、さすがの大阪人も「仰け反った」という。沖縄の基地負担を本土が分かち合うというのが表向きの理由だが、米軍撤退…