2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪都構想推進本部の政策チームは“広告会社”だった、大阪維新の会内部資料が暴露した橋下維新の実体(その2)、ポスト堺市長選の政治分析(11)

大阪維新の会内部資料の「現状認識」にはこの他まだまだ続きがある。それは「市民の政治的欲求の変化」と「住民投票の困難性」という項目だ。前者は、民主党政権から安倍政権へ移行したことで政権が安定し、市民の危機意識がなくなって維新への期待が薄れて…

“権力への挑戦者”から“権力者”への変貌、大阪維新の会内部資料が暴露した橋下維新の実体(その1)、ポスト堺市長選の政治分析(10)

今日2013年11月27日は、橋下維新が大阪ダブル選挙で圧勝してからちょうど2年目に当たる。私は、2010年4月から2012年8月までの期間を橋下維新の「急上昇期」(第2期)と分類している。「急上昇期」は、2010年4月の地域政党「大阪維…

「またも負けたか橋下維新!」、岸和田市長選敗北で“維新敗北ドミノ”がはじまった、ポスト堺市長選の政治分析(9)

2年前の2011年11月27日のことを思い出してほしい。橋下維新が大阪市長と大阪府知事のダブル選挙で圧勝した日だ。この日を境に大阪の政治風景は一変した。大阪府では維新が知事と府議会を制し、大阪市では市長と市議会第1党を確保することで、維新…

「京都96条の会」が発足した、廣渡清吾氏(日本学術会議前会長)の記念講演が素晴らしかった、(改憲勢力にいかに立ち向かうか、臨時版2)

2013年11月16日午後、龍谷大学で開かれた「京都96条の会」の発会記念シンポジウムは、8月6日の「立ち上がりシンポジウム」に比べて参加者が若干少なく(80人余り)、静かな雰囲気の滑り出しとなった。前回のシンポは、結成前の準備段階という…

11月16日(土)13時30分から、京都の龍谷大学深草キャンパスで「京都96条の会」の発足記念シンポジウムが開催され、廣渡清吾専修大学教授(日本学術会議前会長、元東大社会科学研究所長)の記念講演がある、(改憲勢力にいかに立ち向かうか、臨時版)

突然のお知らせで恐縮だが、明日11月16日の午後1時半から龍谷大学深草キャンパスで「京都96条の会」の発足記念シンポが開催される。基調講演は日本学術会議前会長の廣渡清吾氏、タイトルは「約束と希望としての日本国憲法――安倍政権の反動的憲法政策…

開発主義の誤りを新自由主義で拡大しようとする橋下大阪市政、いま大阪市で起っていることは堺市の“対岸の火事”ではない、ポスト堺市長選の政治分析(8)、『リベラル21』の再録(その9)

神戸市長選に関するコメント諸氏との“ウェブ討論”はこれぐらいにして、話をふたたび堺市長選に戻そう。今回の堺市長選は二重の意味で戦後史に残る首長選挙だった。第1は、いうまでもなく堺市民および堺市政が戦後高度成長時代の「負の遺産」を総決算し、2…

今回の神戸市長選は“党派選挙”ではなくて“市民選挙”だった、選挙結果を率直に認めることが革新勢力の再生につながる、神戸の旧革新勢力は市民に愛想を尽かされた(その4)、ポスト堺市長選の政治分析(7)

今回もまた、多くの方から長文のコメントを寄せていただいた。神戸の市民力の高さを示すもので、拙ブログに対する反論から学ぶべき点は余りにも多い。おそらくこの“ウェブ討論”を読んだ方々は、私の論点設定の仕方や議論の重点の置き方などについていろんな…

革新勢力の選挙総括における必要な視点は、仲間内での“内輪の論理”ではなく、それがどれだけ有権者に受け入れられたかという“開かれた論理”の検証なのだ、神戸の旧革新勢力は市民に愛想を尽かされた(3)、ポスト堺市長選の政治分析(6)

拙ブログに対して、読者諸氏より貴重なコメントを(重ねて)よせていただいたことにまず感謝したい。私は何種類かのメーリングリストに参加しているが、時折(というよりはしばしば)激しい論争が起ることがある。冷静で客観的な論争ならまだしも、論争がエ…