2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「安倍1強体制」の潮目が変わった、もはやアベノミクスの神通力が効かなくなり、これからは「落日矢の如し」の日々が始まるだろう、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その11)

前回のブログでは、期待を込めて「(安倍)内閣支持率が急落するか?」と書いた。その前後に実施された各紙の世論調査では「急落」とまではいかないまでも、しかし「落ち目」であることははっきりした。つまり潮目が「上げ潮」から「引き潮」へと明らかに変…

「ダブル辞任」が「辞任ドミノ」に発展するか、それとも内閣支持率が急落するか、いずれにしても「安倍・期待イメージ内閣」を取り巻く情勢は下方局面に入った、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その10)

小渕経産相が辞任することは確実視されていたが、松島法相までが同じ日に辞めるという「ダブル辞任」は想定外だった。前回のブログでも書いたように、小渕氏の次は松島氏が標的になり、そのやり取りが安倍内閣のさらなる支持率の低下に「貢献」すると思って…

女性閣僚辞任問題で「地方創生国会」が吹き飛ぶ可能性が出てきた、「地方創生」はおろか「アベノミクス」が崩壊する日も近い、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その9)

安倍内閣が女性閣僚(小渕経産相)の「政治とカネ」問題で大揺れに揺れている。今日10月20日時点では「小渕、辞任必至!」というのが各紙の共通した見方だ。11月上旬発行の『ねっとわーく京都』(2014年12月号)の連載原稿のためにこのところ少しブロ…

「東京一極集中」を煽る発言の背後には、財界(不動産・金融資本)の「都市国家戦略」がある、安倍政権における目玉政策と経済動向の乖離(2)、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その8)

前回のブログで紹介した市川氏のような「東京一極集中が日本を救う」といった勇ましい発言が、「大学教授」という肩書きで発表されると如何にもアカデミックな響きに聞こえるかもしれない。だがマスメディアでの露出度が高い「大学教授」には、官僚出身者や…

遅遅として進まない「地方創生」を尻目に「東京一極集中」はますます加速する、安倍政権における目玉政策と経済動向の乖離、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その7)

「地方創生国会」と銘打ち9月29日から始まった鳴り物入りの臨時国会が、二枚看板の「地方創生」と「女性活躍」の具体化・政策化において難航している。もともとさしたる準備もないままに思いつきで作った即席の看板だから、中身も裏打ちもないのは当然だ…

消費税再増税を契機に安倍内閣支持率は急低下するだろう、「地方創生」を掲げて「地方消滅」を推進する安倍政権の究極の矛盾(2)、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その6)

集団的自衛権の行使容認に関する閣議決定を契機に安倍内閣支持率が一時急低下した。その後の内閣改造人事の女性閣僚の起用で若干持ち直したものの、それ以降は支持率を持ち上げる要素が見当たらない。おまけに鳴り物入りで起用した女性閣僚陣が(一部を除い…

消費税再増税が「地方の首」と「安倍首相の首」を絞める、「地方創生」を掲げて「地方消滅」を推進する安倍政権の究極の矛盾、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その5)

消費税が今年4月5%から8%に引き上げられてから、この10月で半年を迎えた。安倍政権は来年10月に10%への再増税を予定しているが、その後の景気動向が思わしくないため、目下のところは「中立」との態度を装っている。だが、その本音が再増税にあ…

空文句と掛け声に終わった安倍首相の「地方創生国会」所信表明演説、「気概=竹やり精神」だけでは地方を救えない、「地方創生」キャンペーンの意図と役割を分析する(その4)

2014年9月29日、安倍首相は「地方創生国会」と銘打った臨時国会で所信表明演説を行い、「伝統ある故郷を守り美しい日本を支えているのは、中山間地や離島をはじめ地方にお住まいの皆さんです。そうした故郷を消滅させてはならない。もはや時間の猶予…