2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「甘利口利き収賄疑惑」は本当に安倍政権への打撃になるか、野党分断と国民世論の劣化で安倍政権は危機を(十分に)乗り切れると踏んでいる、2016年参院選(衆参ダブル選)を迎えて(その5)

2016年1月28日夕方、甘利経済再生相は内閣府で記者会見を開き、『週刊文春』が報じたUR(都市再生機構)に対する「口利き収賄疑惑」に関する一連の説明(釈明)を行った後、突如辞任を表明した。翌29日、各紙は数頁に亘る特集記事を組み、会見内…

このままだと、野党は参院選(衆参ダブル選)で大敗することになりかねない、政権批判層が野党選挙協力の不調で「受け皿」がなく漂流している、2016年参院選(衆参ダブル選)を迎えて(その4)

この間続けて2つの世論調査を分析してきたが、11月25日発表の日経世論調査(1月22〜24日実施)および26日発表の産経世論調査(1月23、24日実施)の結果が出て改憲状況をめぐる国民の世論状況が改めて明らかになったような気がする。結論的に言えば、…

世論調査では回答が相対的に安定している質問と不安定な質問があるのだろう、夏の参院選で改憲議席が3分の2以上を占めることの是非は、まだ世論が定まっていない不安定な質問なのだ、2016年参院選(衆参ダブル選)を迎えて(その3)

前回の拙ブログ以降、日本世論調査会の年末調査でなぜ「参院改憲議席3分の2以上」を是とする回答が多かったかをずっと考え続けてきた。納得できる結論を得ないまま呻吟していたところ、1月19日になって朝日新聞の世論調査(1月16、17両日実施)が出た…

日本世論調査会の「参院選全国面接世論調査」(2015年12月5,6日実施)の結果に驚いた、参院選で改憲議席が3分の2以上占めることへの賛成意見が過半数を占めているではないか、2016年参院選(衆参ダブル選)を迎えて(その2)

全国の地方紙などが加盟する日本世論調査会が、昨年12月5、6両日に行った2016年夏の参院選に関する全国面接世論調査の結果が年明けに発表された(京都新聞、2016年1月5日)。通常、新聞社などマスメディアの世論調査は「RDD方式」(ランダムに電…

憂鬱な2016年の夜明け、新年早々から安倍首相の表情は猛々しい、このまま「改憲最短コース」を突っ走るのか、それともどこかで躓くのか、2016年参院選(衆参ダブル選)を迎えて(その1)

2016年の新年は元旦から透き通るような晴天に恵まれた。それも1日や2日のことではない。毎日が春のように温かく、穏やかな日が続いた。私は人が混み合う神社を避けて(近くの伏見稲荷神社などはごった返していて歩けないほどの大混雑)、いつものよう…