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2024-10-21

anond:20241021071103

しかしその時には既に、マンマエンジェル空の彼方へと飛び立っていたのだった…🥹

2024-07-24

平成二年生まれオタクロマンス観(HL・BLGL)を形作った作品たち

もうすぐ誕生日を迎えて33歳が終わるので、いい機会だと思って平成初期生まれである自分ロマンス観の奥底に眠る作品について、水面まで引っ張り上げて雑語りしてみた。なお性別は男。

目次

HL

タイトル シェーラひめのぼうけん
作者 村山早紀
挿絵佐竹美帆

筆者と同世代か、もう少し下ならば読んだことがあるかもしれない児童文学。たぶん、自分記憶の最も深くにある恋愛観についての思い出は、このシリーズとあるシーン。

当時、筆者はたぶんまだ小学生。隣町の図書館に足しげく通う図書館っ子でまだまだ児童向け書架常連だった頃だと思う。ローワンシリーズや、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ魔法使いシリーズハウルの動く城シリーズなどにハマっていた。佐竹美帆さんの挿絵が好きだったので、シェーラひめのぼうけんを手にとったのも、挿絵繋がりだったかもしれない(正直まったく覚えていない)。その中で、胸に響くロマンス表現出会った。

シェーラひめのぼうけんは、主人公少女シェーラが幼馴染でお供で子分少年ファリードを怪力で振り回しながら、大人でも解決が難しい問題を剛腕で切り開いていくような物語世界のあちこちへ旅をして、仲間たちとワクワクドキドキの冒険をしながら、悪い魔術師に石にされてしまった故郷王国を復活させる方法を探し出すシェーラたちの話が紡がれる。

恋愛表現に疎かった当時の自分にとって、魔法が使えるけどひ弱なファリードがひめさまとシェーラを慕い、シェーラは幼馴染の兄貴分として彼の面倒を見るという二人の関係性は友情のものとして好ましく感じられた。もちろん男女の恋愛ちびっこが見るディズニー映画の中でも散々と描写されていたので、なんか男の子女の子は仲良くなったらキスするんだ〜程度の認識はあった。だけどそれは「そうなるもの」であり、自分の中で情緒に紐づいて腑に落ちる描写ではなかった。だから、当時は恋愛でキャッキャするよりも、男女の友情関係の方がずっと自然に思えていた。ウブなボーイだったからね。(今から考えたら、ハイルミリアム辺りとかは恋愛描写があった気がするけど)。

そんな中で胸がドキッとするような出会いがあったのが、最終巻近く。記憶だけを頼りに書いているので、間違っているかもしれないけど、確か、最終巻の一つ前の巻で、それまで一緒に旅をしてきたファリードが、実はシェーラの王国崩壊に導いた邪悪魔法使い血筋で、彼もその強大で忌まわしき力を宿していると判明する展開がある。この時、確か、ファリード敬愛するひめさまをその力で傷つけてしまい、自分の力に絶望して力を開放してドラゴンとなって空の彼方へ消え去ろうとするけど、当のひめさまからあなた必要だと説得され、再び仲間になる的なエピソードがあった(はず)。

シェーラの目の前でドラゴンから人間の姿に戻った幼馴染のファリード。旅に出る前は少女自分より身体が小さくてひょろひょろしていたのに、旅の終わりに近づいた今では、自分の方が彼を見上げるくらいに彼が成長していたことに気が付く。その時、シェーラのなかで、ファリードが頼りなくて守ってあげなければならない幼馴染ではなくなった……的な描写がある(ったはず)。

これがクリーンヒットだった。ここで以後の人生に永劫に刻まれる体格差萌え発症してしまった。挿絵があったかは忘れたけど、自分の心の奥底には、ファリードと彼を見上げるシェーラの二人の姿が佐竹絵で深く刻まれている。

その後、図書館ティーンズコーナーで少女小説(主に小林深雪先生)にハマったり、同時進行で大人向けの棚の新宿鮫などのサスペンスあとがきでいつも自作を傑作と書く夢枕獏作品(闇狩り師とか陰陽師)を開拓していったりした。

実はシェーラひめのぼうけん2は途中までしか読んでいなんだよな〜。これを書いている今、サウードおじさまの便利キャラっぷりを最後まで確かめたくなってきてしまった。

2023-10-31

フェミニスト弱者男性あんたを勇者パーティから追放するから

弱者男性ちょっとまってくれよ!なんでだよ!」

フェミニストあんたがパーティーメンバーをいやらしい目で見ているの知ってるんだからね」

弱者男性「そんなことない!」

フェミニスト「じゃあ、どうして私を見て鼻息が荒くなるわけ?ほら今だって胸元見てるし」

弱者男性「それは……あれだ。おっぱいが揺れてるなって思って……」

フェミニスト「このド変態野郎!!」

弱者男性「うわぁああああああ!!!

フェミニストビンタされた俺は空の彼方へと吹き飛んでいった。

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俺の名前は、増田太郎職業は『弱者男性』。

ある日突然、魔族に村を滅ぼされた俺は他の生き残りたちと協力して魔王復讐するために旅に出た。

しかし、女性しかいないという国に着いた途端に、仲間だったはずの『フェミニストから一方的追放されてしまったのだ。

フェミニスト』は勇者パーティの一員であり、女性だけで構成された最強の戦士集団の一員であることを意味する。

俺は失意のまま、森の中をあてもなくさまよい続けた。

しかし、やがて森の奥深くまで迷い込んでしまったらしく、ついに道がわからなくなってしまった。

俺は途方に暮れて座り込むと、頭を抱え込んだ。

くそっ!これだから人生イージーモードの女はカスなんだ!!俺みたいな弱っちい男を見下して何様のつもりなんだよ!だいたい女ってやつは……」

その時、茂みの中からガサガサっと音がした。

驚いてそちらを見ると、そこには美しい少女がいた。

「あら?こんなところで何をしているんですか?」少女はそう言って微笑むと、小首を傾げた。

その瞬間、俺は雷に打たれたかのような衝撃を受けた。

(なんて可愛らしい女の子なんだ……)

まるで天使のように可憐で美しく、しか巨乳だ。

今まで見たこともないような美少女の登場に、俺は心臓が高鳴った。

しかするとこれは運命かもしれない。

そうだ。きっとこの出会いは神によって定められた必然なのだろう。

俺は意を決して立ち上がると、彼女の方へ歩いて行った。

そして、大きく深呼吸してから言った。

「君の名前は?」

彼女不思議そうな顔をしながらも答えてくれた。

ジャミルと申します」

その名前を聞いた瞬間、俺は歓喜に打ち震えた。

の子こそ、俺にあてがわれた女神様に違いないと思ったからだ。

「おお、女神よ!どうか私と結婚して下さい!」

俺はそう叫ぶなり、彼女に抱きついた。

「きゃあっ!?いきなり何をするんですか!?

彼女は驚いた様子だったが、すぐに振りほどこうとした。

だが、非力なのかなかなかうまくいかないようだ。

ならば実力行使あるのみだ。

 
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