ます。とは? わかりやすく解説

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ます

[助動][ませ・ましょ|まし|ます|ます|(ますれ)|ませ・まし]動詞助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。

丁寧語として、聞き手対す敬意を表す。「山登り行ってました」「何かお手伝いすることがありますか」「使いの者を伺わせます」→ませ

謙譲語として、動作の及ぶ相手対す敬意を表す

「其上馬には子細が御ざる、かたってきかせませう」〈虎明狂・牛馬

[補説] 室町時代以降の語で、古く未然形に「まさ」、終止連体形に「まする」、命令形に「ませい」が用いられることもある。その成立については、「座(ま)す」「申す」「おはす」を起源とする説があるが、「まゐらす→まらする→まるする→まっする→まっす→ます」と変化したものを本流とみる説が有力である。仮定形「ますれ」はほとんど用いられず、代わって「ますなら」が多く使われる命令形「ませ」「まし」は、「どうぞお入りくださいませ」「お早くお召し上がりくださいまし」のように、敬語動詞にしか付かない。「ます」を含んでいる文体敬体とよび、常体の「だ・である体(調)」に対し、「です」とともにです・ます体(調)」とよばれる


ま・す

[動サ下二「ませる」の文語形


マス【Mas】


マス【mass】

読み方:ます

集まり集団。「—ゲーム

大量多数。「—プロダクション

大衆群衆。「—メディア」「—デモクラシー

マッス1」に同じ。


マス


ま・す【在す/×坐す】

読み方:ます

[動サ四]

「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。

大君千歳に—・さむ白雲三船の山に絶ゆる日あらめや」〈・二四三

「行く」「来(く)る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。

我が背子が国へ—・しなばほととぎす鳴かむ五月(さつき)はさぶしけむかも」〈万・三九九六〉

補助動詞)他の動詞連用形付いて、「ある」「いる」の意を敬っていう語。お…になる。…ていらっしゃる。

「人の植うる田は植ゑ—・さず今更国別れして我(あれ)はいかにせむ」〈万・三七四六〉


ま・す【増す/益す】

読み方:ます

[動サ五(四)

数量程度大きくなる。⇔減る。

多くなる。ふえる。「体重が—・す」

㋑高まる。進む。「秋になると食欲が—・す」「不安が—・す」

㋒(「…にもまして」の形で)あるものよりも、もっと程度上であることを表す。「前にも—・して元気になる

数量程度大きくする。⇔減らす。

加える。また、加えて大きくする。ふやす。「人員を—・す」「紅葉渓谷景観を—・す」

高める。伸ばす進める。「興味を—・す」「親しみを—・す」

㋒すぐれるようにする。まさらせる。

待て言ふに散らでしとまるものならば何を思ひ—・さまし」〈古今・春下〉

[可能] ませる

[用法] ます・ふやす——「権力が増す」「人気が増す」「水かさが増す」のように、「増す」が「が」をともなう場合は、物の量・程度多くなる意で用いる。◇「速度を増す」「明るさを増す」「人手を増す」と「増す」が「を」をとる場合物の量・程度多くする意で用いる。◇「ふやす」は「貯金をふやす」「文庫の本をふやす」のように「を」をとる用法だけで、物の数・量を多くする意に使う。◇類似の語の「ふえる」は、「町の人口がふえた」「体重が五キロふえた」と「が」ともない具体的な物の数・量が多くなる意に用いる。


ます【×枡/升/×桝/斗】

読み方:ます

液体穀物などの分量をはかる容器木製または金属製で、方形円筒形のものがある。「—で米をはかる」「一升(しょう)—」「五合—」

1はかった量。ますめ。「—が足りない

劇場相撲場などで、方形仕切った観客席。一枡の定員は四〜七人仕切り枡枡席

(斗)「枡形(ますがた)2」に同じ。

紋所の名。枡1の形を図案化したもの

[補説] 「枡」「」は国字

枡/升/桝/斗の画像
枡の紋所
枡/升/桝/斗の画像
枡を模した紋所一つ丸に枡」

ま・す【申す】

読み方:ます

[動サ四]動詞「もうす」の音変化。または、「う」の無表記か。

一の御子敦仁親王と—・しけるぞ」〈栄花月の宴

世を忍ぶお身なれば一所には置き—・されず」〈浄・手習鑑〉


ます【×鱒】

読み方:ます

サケ科で「マス」とつく名のものの称。特に、サクラマス・カラフトマスをいう。また、釣りではニジマスをさすこともある。《 春》「—生(あ)れて斑雪(はだれ)ぞ汀(みぎは)なせりける/波郷」

[補説] 作品名別項。→鱒


ます【鱒】


ます

サ行下二段活用動詞「ます」の終止形
「ます」の口語形としては、サ行下一段活用動詞「ませる」が対応する


ます

サ行変格活用動詞「ます」の終止形
「ます」の口語形としては、サ行変格活用動詞「まする」が対応する


摩す

読み方:ます

サ行変格活用動詞「摩す」の終止形
「摩す」の口語形としては、サ行変格活用動詞摩する」が対応する

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ます 升、枡


ます

  1. 1 芝居にて見物席のこと。真四角仕切りたるもの。2 風呂にて水舟より湯水汲みとるもの。3 英語の「マスターベーシヨン」の略、手淫

分類 芝居


ます


ます

  1. 手淫隠語。英語マスターベーションの略。近代の語。
  2. マスターベーションMasturbation)の略。学生用語。
  3. 英語のマスターベーシヨン(Masturbation)の略で手淫のこと。

分類 学生


読み方:ます

  1. 歌舞伎芝居などをする劇場にて真四角仕切つた見物席のことをいふ。その座席桝形仕切つてあるから。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方
ます

読み方
ます

読み方
ます

マス

(ます。 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 04:22 UTC 版)

マス(鱒、鮅[1])は、サケ目サケ科に属し日本語名に「マス」がつく、または日本で一般にサケ類サケ(通称でシロザケ、いわゆる鮭)、ベニザケキングサーモンなど)と呼ばれる魚以外のサケ科の魚をまとめた総称。マス、トラウト共にサケ類の陸封型の魚、及び降海する前の型の魚を指すことが多い。主に、イワナヤマメアマゴニジマスブラウントラウトなどがマス類、トラウト類など呼ばれる。


  1. ^ U+9B85「魚+必、ひつ」
  2. ^ 疋田豊彦、三原健夫 (1968). “バイカル湖のオームリ”. さけ・ます資源管理センター技術情報 127: 2. 
  3. ^ 『原色満洲有用淡水魚類圖説』南満洲鉄道、1939年、7頁。 
  4. ^ 黒田長禮 (1953). “琵琶湖産魚類とその分布”. 魚類学雑誌 2 (6): 273. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jji1950/2/6/2_6_271/_pdf. 
  5. ^ 疋田豊彦、三原健夫 (1968). “バイカル湖のオームリ”. さけ・ます資源管理センター技術情報 127: 3. 
  6. ^ 『原色満洲有用淡水魚類圖説』南満洲鉄道、1939年、6頁。 
  7. ^ 『原色満洲有用淡水魚類圖説』南満洲鉄道、1936年、5頁。 
  8. ^ 『原色満洲有用淡水魚類圖説』南満洲鉄道、1936年、6頁。 


「マス」の続きの解説一覧

ます。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 18:27 UTC 版)

RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜」の記事における「ます。」の解説

「ますまる」と読む。

※この「ます。」の解説は、「RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜」の解説の一部です。
「ます。」を含む「RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜」の記事については、「RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜」の概要を参照ください。

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ます

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 05:28 UTC 版)

名詞:升・斗・桝・枡

ます

  1. 米などの粒状のものや、酒などの液体の、体積測るための四角容器
  2. 劇場相撲場観客座る四角形仕切られ
  3. (ボードゲーム) チェスなどのボードゲームで駒を置くことができる一つ一つ区画助数詞的にも用いる。ますめ。
  4. すごろくプレイヤー止まったり通過したりといった行動の単位となる一つ一つ地点助数詞的にも用いる。

派生語

動詞

ます増す益す

  1. 自動詞)もののかず多くなる。
  2. 他動詞)もののかず多くする。

活用

類義語

対義語

派生語

翻訳

語義1

語義2

助動詞

ます

  1. 動詞連用形について丁寧さを示す助動詞

活用: 現代語: 助動詞

未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用
ませ
ましょ
まし ます ます ますれ ませ
まし
特殊型

発音(?)

関連語

  • です

  • 画数:11
  • 音読み:ユ、 トウ、 ズ
  • 訓読み:ます、 もたい
  • ピンイン:yu3






  • 画数:20
  • 音読み:ヒ
  • 訓読み:ます、 おぎなう、 たすける
  • ピンイン:pi2 / bi4




  • 画数:10
  • 音読み:エキヤク
  • 訓読み:ます、 ますます




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「ます」の例文・使い方・用例・文例

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