中国黄金集団、アフリカ金鉱山の取得目指す
中国国有の金製品メーカー、中国黄金集団がアフリカ・タンザニアの金鉱山取得を目指していることが分かった。金鉱山開発で世界最大手のバリック・ゴールド(カナダ)の子会社アフリカ・バリックを買い取ることを検討している。バリックが16日、交渉入りを認める声明を発表した。
アフリカ・バリックはアフリカ東部タンザニアの北部に4つの金鉱山を持つ。タンザニア最大で、アフリカ大陸でも5指に入る金生産者に数えられる。中国は今年、インドを超えて世界最大の金消費国になる可能性がある。(北京=森安健)