アルファポリス小説更新情報(2023/2/24)
小説投稿サイト「アルファポリス」さんで連載している異世界転生ファンタジー小説
『囚われの姫は嫌なので、ちょっと暴走させてもらいます!~自作RPG転生~』
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第5部・第22章「アリーシャはスカイ王子の洗脳を解きたい」をUPしました。
先にお知らせしておきますが、来週半ばから残業体制に入りますので、来週更新分は投稿時間が遅くなる可能性があります。
(できれば前日に予約投稿しておきたいところですが、どうなるかは分かりません…)
今回更新分では、“あのキャラ”が再登場しました!
そんな“あのキャラ”とアリーシャとの会話は、昨今の時勢をほんのり反映しています(逆張り的な意味で)。
AIの急速な発達で、すっかり「AIすごい」な、昨今の風潮ですが…
AIがそんな「すごい」精度になるまでには、ディープラーニング(深層学習)が必要で、その学習元のほとんどは、結局「人間」の「智」や「技術」なわけです。
そのことが、他ならぬ人間自身の頭から、すっかり忘れられていそうなのが、何だか「人間として哀しいな」…と。
たとえば「お絵描きAI」問題で、著作権問題や「絵師の仕事が奪われるのでは」問題が取り沙汰されていますが…
AIの「すごさ」ばかりが注目されて、その学習の「元」となった素晴らしい作品の数々に目が向けられない(そもそも何を「元」としたかが明かされないので、その作品が知られることすらない)のが、悲しいことだな…と。
(最近ではAIの「小説」も違和感の無い文章になってきているそうですし、「AI小説の激増で、アメリカのヒューゴー賞受賞のSFファンタジー小説誌が投稿の受付を一時停止した」などというニュースもありましたので、物書きとしても「他人事」や「対岸の火事」ではありません。)
テクノロジーの進歩は、もちろん未来を豊かにする可能性に満ちているわけですが…
AIばかりが持てはやされて、その陰に確実に存在する「人間」や「人間の業(わざ)」がリスペクトされないのだとしたら…
まるで「人間が“人間”を重視しなくなり、人間の仕事や生きる意義を、自らの手で奪っていく」という、ブラックな近未来SFのようです(…あるいは、既にそれが「現実」なのかも知れませんが)。
ただ、その一方で、AIの「智」を人間が「逆輸入」し、自らの「学習」に「逆活用」していくことは、「アリ」なのではないかと思っています。
AIの教えてくれた知識でも、人の頭の中に積み重ねられていけば、やがて「人間の智」に変わるのではないか…と(「AIの智が“偏った知識”にならない」「人間の側も、ちゃんと情報リテラシーを持つ」という前提の上での話ですが)。
どんなテクノロジーも結局は、ちゃんと「人間を幸せにする」ために使われるかどうか、ということなんですよね…。
個人的に、AIにはクリエイターの仕事を「奪う」方向ではなく、クリエイターと鑑賞者・読者とを「マッチング」し、仕事を「与える」方向に進化していって欲しいです。
(そのためには、AIの開発側、AIを使う側に「その意識」が必要なわけですが…。)
エンタメ作品のみならず、この世のあらゆる知識・情報に関しても、まだまだ「需要と供給のマッチング」ができていないのが現状だと思いますので…。