「家庭教師はお早めに」してくれないと大変なんです、ホント
受験の追い込みシーズンになってきたせいか「ラスト○日からの受験対策」みたいなCMが多いですね。
そんな某家庭教師CMを見ていると、自分の学生時代の家庭教師バイトの思い出が蘇ります…。
いつも思うのですが、そもそも「ラスト○日で本当に間に合うのかどうか」は、その時の生徒の学力と家庭教師の能力次第だと思うのです。
受験まで既に1ヶ月を切っているタイミングだったり、教える側が家庭教師バイト自体初めてだったり、しかも文系人間なのに何故か理科と数学を受け持たされたり、その上生徒さんが苦手科目(数学)については志望校の過去問テストで1点も取れないのではないかというレベルだったりしたらもう…正直かなりキビシイものがあると思うのですよ。
……まぁ、自分の身に実際あったことなのですが…。
しかも自分が登録していた(というより強引な勧誘でほぼ強引に登録させられた)家庭教師派遣会社は一応それなりに名の知られた会社だったのですが、家庭教師初めての人間に「家庭教師のやり方」をろくに指導してもくれませんでした。
(家庭教師登録を勧誘する際には「ちゃんとフォローする」というようなことを言っていたにも関わらず…。)
生徒の志望校や何の教科のどの辺りを重点的に教えて欲しいのかを書いたプリントを一枚渡されて「では行ってきてください」という感じでした…。
なので家庭教師の初日に生徒の実力を測るために行った志望の公立高校の過去問テスト作りも教材作りも、全て何も分かっていない状態の自分がコンビニで過去問をコピーしたりいろいろして何とか制作したものでした。
(正直、こんなことで家庭教師のクオリティーをちゃんと保っているつもりなのか会社の姿勢に対しては甚だ疑問です。有名大学の生徒さえ集めれば安心とでも思っていたのでしょうか…。)
しかも後から聞いたところによると、その生徒さんには前任の理科・数学の家庭教師さんが同じ会社から派遣されていたのですが(成績が上がらないためチェンジされて自分が受け持つことになったのです)、その人が自分とは違い完全に理系の、しかも有名理系大学の学生さんだったのです。
もう、既に意味が分かりません。
ですが引き受けてしまった以上はやるしかなかったので、初日の実力テストの結果を見た時点でもうある程度の見切りをつけ、難解な図形問題などは捨て、確実に点を取れるようになりそうな部分だけに絞って徹底的に基礎の基礎から教えました。
平日は夜から、土日は昼間、週3~4日びっちり入って指導するというなかなかのハード・スケジュールでした。
どうにも問題の「解き方」が分かっていないようだったので、問題の「解き方」をまず何段階かに分け、問題が解かれていく「過程」を最初から順番に単語帳の表裏に書いておき、めくっていくことで最終的な解答にたどりつけるというお手製の教材を作って渡し、家庭教師をしていない時間も問題の解き方を学べるよう工夫したりもしました。
自分にとってもハードでしたが、生徒の方も、あの過酷な日々に本当によくついてきてくれたと思っています。
(↑年下とは言え敬意は払うべきとは思いますが「さん」付けすると何だか他人行儀な気がして嫌なので、ここからはあえて「さん」はつけずにいきます。個人名は書けないですし…。)
でも生徒の親御さんに「あの子が数学の問題が解けたって喜ぶのなんて初めて見たんですよ」と感謝された時には自分でも驚くくらいに嬉しい気持ちが込み上げてきたりしました。
そんなこんなで受験は無事に終わり(何とか合格でき)……、しかしまだ3月末まで家庭教師期間が残っていたので、その期間を有効に使って、受験までには間に合わなかった残りの部分――中学3年分の数学の基礎を全部マスターしてもらいました。
家庭教師を終える頃には、教師初日にはあわや0点状態だった生徒が簡単な問題とは言え、過去問の問題を全て解けるようになっていたので「人間やればできるものなんだな」とその生徒の姿から学ばせてもらい、しみじみ感動しました。
ただ、ちょっと焦ったのが、その学力アップを喜んだ生徒の親御さんから「高校に入ってからも教えてもらえないか」と熱心に口説かれたことです…。
2ヶ月近くも濃い日々を送り、家庭教師を辞めるのが寂しい気持ちはちょっとありましたが、さすがに高校の数学は自分でさえちょっと危ういものだったのでお断りせざるを得ませんでした…。
何も分からない状態からのスタートだったので苦労も散々ありましたが、行くたびに夜食を出してもらったり(数学と理科の間に休憩のおやつタイムがあったのです)、家庭教師を終えるという日にはプレゼントをもらったりと、その家の方たちには本当によくしてもらいました。
家庭教師バイトとしては比較的…というよりかなり、幸せな経験をさせてもらった方なのではないかと思います。
ただ、完全文系人間な自分に理数系科目を教えさせるというのは(中学生で、しかも基礎レベルだったから良かったようなものの)、あまりにもムチャぶりが過ぎると思ったので、次にその家庭教師派遣会社が再び理数系科目の教師の仕事を持ってきた時には、これ以上はないというくらいにキッパリお断りし、それ以降家庭教師の仕事は引き受けませんでした。
(どうも文系科目の需要はそれほどなかったらしく、全く文系の仕事を回してもらえなかったので…。)
というわけで、家庭教師をギリギリに頼むと教師も生徒も双方ともにとんでもない苦労を味わう羽目になるので、家庭教師の要請はなるべくお早めにした方がいいです。本当に。
サイト更新情報(2015/12/23)
今回は小説更新の他に、ちょこちょことおまけページや隠しページが増えています。
詳細は以下の通り。
- 隠しページ「ファンタジーな雑学・豆知識」に「フルーツの名のついた水晶」を追加(夢見の島の眠れる女神12章前編のどこかに隠されています。)
- ファンタジー資料「城・宮殿」に楽天ブックス版(アフィリエイト付)を追加
- ファンタジー資料「ファッション(ドレス・服飾史)・防具(軍服・鎧)」に楽天ブックス版(アフィリエイト付)を追加
- おまけページ「眠れぬ夜のためのヒーリング・ミュージック」に「ヒーリング・ワード辞典」を追加
- 和風ファンタジーの雑学に「植物の異称・別名」を追加
(※上記リストのうち隠しページについてはしばらく経ったらリンクを外します。)
あと、夢見の島の眠れる女神12章前編・ファンタジーレベル強版の用語解説「苺」と12章後編・ファンタジーレベル強版の用語解説「メスケト」(←「マンジェト」の用語解説内の文字をクリックすると表示されます。)の説明にちょっと記述やリンクが付け足されています。
ねこ写真紹介38(クリスマス・デコレーション)
小説更新情報(2015/12/23)
ファンタジー小説「夢見の島の眠れる女神」第12章「夢路の果て」後編の最終パートをアップロードしました。
今回も分かりやすいように更新部分の頭には虹色の雪の結晶マークがついています。
最終パート、ということで、次回予告では「もくじ」ページで伏せ字になっていた結(エピローグ)の章タイトルが解禁となっています。
読んでいただければ、伏せ字になっていた理由はお分かりいただけるかと……。
(もちろん、決してイケナイ言葉だから伏せ字なわけではありません。章タイトルに物語の重要なネタバレが含まれるため伏せ字にしていたのです。)
この12章後編では、シリーズ・タイトル「夢の降る島」の本当の意味が分かっていただける重要な謎が明かされているのですが、果たしてその辺り、読者様に楽しんでいただけるのか作者としてはドキドキです。
(と言うか、わりとさらっと説明し過ぎていて、下手すると気づいてもらえなかったりするんじゃないかと若干不安もあるのですが…)
小説更新情報(2015/12/13)
児童文学風ファンタジー小説「夢見の島の眠れる女神」第12章「夢路の果て」後編の序盤(第1段落の途中まで)をアップロードしました。
前回の前編と前々回の断章が短めだったので、前後編を続けてアップロードすることにしました。
「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の方をお待ちの読者様にはすみません…
(その代わり「花咲く…」の12章後編と13章(たぶん)前編は続けてアップするかも知れません。予定は未定ですが…)
「夢路の果て」後編もそれほど長くはないと思いますので、たぶん全部で2~3回くらいで完結できると思います。
年末年始が控えているので毎週アップできるかどうかはちょっと分かりませんが…。
今回「夢見の…」を続けてアップすることにした理由のもう一つは「花咲く…」の12章後編が内容的にいろいろとアレなので「この展開のまま年越しするのはいかがなものか…」という思いが心を過ぎったせいでもあります。
暗い気持ちで年を越したくないと言うか、何と言うか…。
読者様の感情をズドーンと突き落とした(?)ところでまた1ヶ月近く間を空けるより「どん底からの→ちょっと回復」に至るまで一気にアップしてしまいたいという気持ちもあるのです…。
テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学
ノラちゃん出没中…
最近、我が家の周りをちょっと特徴的なノラ猫さんがウロウロ出没中です。
長毛のフサフサした毛の猫なのですが、頭頂部とシッポだけ黒く、他は真っ白で(しかもシッポも先っぽだけちょこんと白い)ちょっと面白い感じの模様をしています。
ちょっと前の夜、うちの周りで発情期の猫が騒いでいる声がずっとしていて、しかもそれがあまりに近くで鳴いているように思えたので、気になって外へ出てみると、その猫がまるで狛犬か何かのようにブロック塀の上、しかもちょうどインターフォンの真上に鎮座してサイレンのように激しく鳴いていたので、思わず爆笑してしまいました。
しかもこの猫、うちの車庫の中などにも平気で忍び込んでいるようで、朝出勤しようとして自転車をとりに車庫へ入ったところ「何かの気配がする!」と思って視線をやると、その猫がだーっと逃げていくところだった…ということもありました。
うちの車庫、一応シャッターがついているのですが、日中は開けっ放しなことも多く、いつの間にかノラ猫さんが入り込んでいることも多いのです。
数年前にはいつの間にかノラ猫さんが車庫の中で赤ちゃんを産んでいたこともありました。
(人間に見つかったことをマズイと思ったのか、その赤ちゃん猫たちは母猫が一匹ずつくわえてどこかへ連れていってしまいました…。)
そんな風にノラ猫さんが出没中なので、自分は車通勤ではないのですが、気がついたら自分の家の車を叩いて、いわゆる「猫バンバン」をしています。
うちでは幸い経験がありませんが、会社の同僚の近所の人がノラ猫さんが車のエンジンルームに入り込んでいることを知らずにエンジンをかけて悲惨なことになった…というのは聞いているので。
その同僚も話を聞いたのは、その近所の人の知人である父親からだそうなので、また聞きのまた聞きという感じですが、それでもちょっと悪夢を見そうなくらいぞっとするエピソードでした…。
上記のノラさんとは別猫ですが、車庫の車の下から野良ネコさんが出てくる瞬間(?)をキャッチしたので、載せておきます。
↓
[広告] VPS
プレゼントの需要と供給
学生時代、サークル内では誕生日やステージ・デビュー(←音楽系サークルだったので。)など、何かと言ってはプレゼントをやりとりするイベントがありました。
そんな時によく思ったのが「プレゼント選びってムズカシイ…」ということでした。
相手がくれるプレゼントが、必ずしも自分の趣味に合うものではないのと同様に、自分もまた相手にどんなプレゼントを贈ったら良いのか分からないのです。
予算とにらめっこしながらデパートのフロアを何度も行ったり来たりしても、これといった決め手がなく、結局は無難に、普段使えそうなちょっとした雑貨になったりなど、自分も散々悩んだ記憶があります。
周りの皆もそんな感じだったのか、学生時代、プレゼントと言えばやたらとマグカップやらティーカップ&ソーサーをもらい、現在うちには使っていないマグカップが大量にしまってあったりします。
そしてそんなプレゼントのやりとりの中で学んだことが一つあります。
それは「プレゼントの中身を期待してはいけない」ということ。
プレゼントをもらった瞬間は嬉しいのですが、何が入っているのかと期待して、ワクワクしながら包装を開けて……中に入っていたのが自分の好みと全く合わないものだと発覚した瞬間のガッカリ感は結構哀しいものがあるので、他人が選ぶプレゼントというものに「自分の欲しいものが入っている」という期待はしない方が幸せです。
そもそも自分とは趣味も好みもセンスも違う他人が選んだものなのですから、自分好みの品が入っている方が奇跡だと思った方が良いと思うのです。
ただ、そのプレゼントは相手が自分のことを想って一生懸命悩みながら選んでくれたものかも知れない――だから、プレゼントとはそのプレゼント選びのために相手が費やしてくれた「時間」も含めて、「もらった」という行為そのものを喜べば良い、と思うのです。
たとえ自分の好みとは全く違う、正直「要らないなぁ、コレ…」と思うようなものであっても、せっかくのプレゼントを「こいつのセンス悪…っ」というマイナスの思い出で終わらせてしまうのはもったいないなと思うのです。
だからそんな時には「この人は、こんなプレゼントをくれるくらいに自分のことを気にかけてくれてるんだ」と思っておけば良いと思うのです。
あと、個人的にはプレゼントとしてあげたものはたとえ気に入らなくて使わないにしても一応、それなりの場所にしまっておいて欲しいなぁと思ったりします。
父の日や母の日にあげたプレゼントが好みに合わなかったのか、その辺に放置されてあるのを見たりすると、ちょっと哀しくなって凹んだりするので…
風邪予防のための対策、始めました。
今年は寒くなるのがいつもより遅い気がしていましたが、やっと冬らしい季節になってきましたね。
そして冬と言えば、風邪・インフルエンザの季節です…
自分は免疫力が低い方なので、毎年風邪対策には気を遣っています。
そんなわけで、今回は自分が家やオフィスでやっている風邪予防の対策をいくつかご紹介します。
- マスク
- 基本ですが、この時期はオフィス内では常にマスクを着用しています。
社内にはこの時期、せき・くしゃみをしている方がちらほらいるのですが、そういう方がマスクをしてくれているとは限らないので、まずは自己防衛、と言うことです。
オフィスの乾燥対策にもなります。
ちなみに自分は長時間かけていてもゴムで耳が痛くなりにくいマスクがお気に入りです。 - うがい・手洗い
- 帰宅したらまずは「うがい・手洗い」です。
手洗いは殺菌・消毒ができるハンドソープで、袖をまくり上げてヒジの辺りまでしっかりと洗います。 - しょうが湯
- 身体を温める、ということで粉状のしょうが湯を愛飲しています。
毎朝、小袋の1/3ほどをク○ールのコーンポタージュに混ぜて飲んでいます。
コーンポタージュの味をそれほど邪魔せず、良い感じです。 - のどアメ
- この時期(と言うか、一年中)オフィスのデスクにはのど飴とトローチを常備しています。
コンビニで買えるのど飴ももちろんですが、Amaz○nで見つけた少しお高めの「エキナセアのどあめ」というものも時々買って、「特に風邪を引きそう」という時にはなめています。 - エルダー・フラワー・コーディアル
- エルダーフラワー(西洋ニワトコ)のシロップを毎朝紅茶にスプーン1杯溶かして飲んでいます。
喉の痛みなどに効くそうです。 - 部屋の加湿
- オフィスの乾燥はどうにもなりませんが、自分の部屋は乾燥し過ぎないように注意しています。
加湿器は電気を使わない「エコ加湿器」を使っています。
どのくらい効果があるのかは分かりませんが…。
……と、こんな感じで一応風邪予防に励んでいるのですが、同居の家族がそういう意識を持たず、いくら注意しても「うがい・手洗い」すらまともにやってくれずにインフルエンザ菌を持ち込んで来たりすると、まるで意味が無いのです…
実際に我が家でもあったことですが(←しかもちょうど年末年始の休み中、ずっとインフルエンザで一家全員寝込むという最悪なことに。)うちの親は子どもの言うことを真っ当に受け取ってくれず、本当に困ります…。
WEBデザインの工夫あれこれ~夢見の島の眠れる女神編~
「言ノ葉ノ森」で連載しているファンタジー小説「夢見の島の眠れる女神」のWEBページは、小説のモチーフとなっている「虹」「雪」そして小説クライマックスで出てくる「夜明けの空」の紫から薄紅のグラデーションをイメージしてデザインしています。
全体に絵本のようなほんわかした感じ、水彩画のような淡い感じを目指し、メニューバーで使っている虹の七色のグラデーションも淡い色合いにしています。
さらにページ左サイドにある「用語解説フレーム」は「窓から見える景色」をイメージし、通常(デフォルト)は「夜明けの空と海」オリジナル用語や次回予告では「虹のかかった昼の明るい空と海」その他にも日本のファンタジー用語では「日本の冬景色」をイメージした風景が現れるなど工夫を凝らしています。
さらにさらに、デフォルトの「夜明けの空と海」もストーリーが進むと変化します。
最初はただ白い星が浮かんでいるだけの空に月が現れ、満ちていく、というデザインです。
その他、ページ下部にある「もどる」「もくじ」「すすむ」のアイコンもマウス(カーソル)を置くと少~し動く(「すすむ」は最新ページだとアニメーションの代わりにナビゲーション・マスコットが出ます)ようになっているなど、細部にまでこだわっていますので、そんなところにも注目して見ていただけると作り手としても嬉しいです
テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学