歴史短編小説更新情報(2019/12/29)
ヒストリカル恋愛短編小説シリーズ「恋愛群像ヒストリカ」の第3弾をUPしました。
(実在した歴史上の人物・事件・物事などを元に“妄想”した恋愛ストーリーをオムニバスの短編小説にしたシリーズです。)
今回も日本ではあまり知られていないであろうマイナーなヨーロッパ史から元ネタをとってきています。
ポルトガルの王子と、その王子の妃の侍女(女官)としてやって来た貴族令嬢との禁断の恋の末の悲劇なのですが…
ポルトガルでは有名なようで、詩や物語なども多く作られているようですが、日本では資料も少なく、リサーチに苦労しました。
(確実にこの物語が載っていると分かっている資料が、絶版で入手できなかったりとか…。)
タイトルからして不吉な感じが漂っていると思いますが、内容的にも流血場面あり、見た目がホラーな場面ありですので、苦手な方はご注意ください。
このシリーズ、エブリスタさん版とSSブログ版で語り手(視点)が異なるのですが(単体でも読めますが、2つを読み比べることで、さらに物語に深みや広がりを感じていただけるような構成になっています)…
つまりは1度に2作の短編を書くのと同じだけの手間や時間がかかるということですので、作者的に大変でした…。
(まぁ、それが楽しかったりもするのですが…。)
こんな手間と時間のかかる作品でなければ、もっと頻繁に新作が出せるのでしょうけど…。
あと、このシリーズ、エブリスタさんに投稿する際に、毎回タグ付けで悩みます。
今回は時代的にも「中世」の時代なので「中世」タグが付けられますが、前作などは中世よりもっと後の「近世」にあたりますので「中世」も「中世ヨーロッパ」も使えませんでしたし…
(「近世」タグはたぶんマイナー過ぎて付けても意味がないと思われますし…。)
今回も、内容的に見れば「溺愛」や「ヤンデレ」タグが付けられないこともないかと思うのですが、作品のイメージとビミョウに合わない気がしますし…
タグから流入して来てくださる読者様もいると思いますので、タグ選びは重要なポイントだと分かっているのですが…いろいろと難しいです。