続 103万円の壁?
先日103万円の壁についての論議の腑に落ちない点を話した。(『103万円の壁?』2024.11.10)これは随分前から論議になり、それに対する私の疑問も何回も話したことだ。
ただ、以前は扶養控除の制度に対して異論が唱えられた感があり、制度廃止を念頭に置いたものだった気がする。私はそれに対してもそもそも壁は実体のないものだと疑問を投げかけていたわけだ。
しかし、今回の案はそれとちょっと違う気がする。制度は残したまま控除額を引き上げるということがはっきり言われていて、結局は今までの被扶養者及び扶養者にも減税が行なわれることになる。所得税非課税と所得控除と扶養の範囲はすべて同じという現在の枠組の中で行なわれるからだ。結果、税率の高い高額所得者により大きなメリットが生じる。働き控えを無くすという本来の趣旨と違う気がするし、ものすごく大きな所得減税になる。
もしそれが本丸なら、103万円の壁とか持ち出さずに提案するのが筋だろう。
高額所得者だけでなく、そもそも非課税の者が増え過ぎるのもどうかと思う。それでなくても様々な控除があれば結構非課税者が多いのに。例え少額であっても納税はさせるべきじゃないか?
ただ、以前は扶養控除の制度に対して異論が唱えられた感があり、制度廃止を念頭に置いたものだった気がする。私はそれに対してもそもそも壁は実体のないものだと疑問を投げかけていたわけだ。
しかし、今回の案はそれとちょっと違う気がする。制度は残したまま控除額を引き上げるということがはっきり言われていて、結局は今までの被扶養者及び扶養者にも減税が行なわれることになる。所得税非課税と所得控除と扶養の範囲はすべて同じという現在の枠組の中で行なわれるからだ。結果、税率の高い高額所得者により大きなメリットが生じる。働き控えを無くすという本来の趣旨と違う気がするし、ものすごく大きな所得減税になる。
もしそれが本丸なら、103万円の壁とか持ち出さずに提案するのが筋だろう。
高額所得者だけでなく、そもそも非課税の者が増え過ぎるのもどうかと思う。それでなくても様々な控除があれば結構非課税者が多いのに。例え少額であっても納税はさせるべきじゃないか?
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