Vリーグ中止! =Vリーグを追いかけて(15)=

去年の年末から『Vリーグを追いかけて』と題して、Vプリレミアリーグ女子を追いかけてきた。
今シーズンの最後まで追いかけて行こうと思っていいたが、震災で3.11以降の全日程中止となり、Vプレミアリーグの試合が、そして追いかける相手が、なくなってしまった。
被災地に気を使ったんだと思うけど、また東北が本拠地のパアイオニアの為かもしれないけど、なんとかモチベーションを上げて続けてほしかった。
被災者にも楽しみや息抜きが必要なんだから。
協会や選手やスタッフは被災地の為に自分達に何が出来るのか?をもう一度考えてほしい。
それは、自粛や募金ではないと思う。
セミファイナル・ファイナル・入れ替え戦まで追いかけるつもりだったが、残念だ。
(ダントツ最下位の岡山は入れ替え戦がなくなってホッとしている?)
とりあえず週刊連載は今週で終わりとします。
以降は、5月の黒鷲旗(開催されるかな?)、秋のワールドカップの頃また取り上げたい。
その間もバレーボールのお勉強は続けていこうと思う。
ということで以降は気が向いたら(及びイベントに応じて)掲載する不定期連載とします。
さて、休止中の女子バレーだが、今年の全日本女子の選抜メンバーが発表された。
特筆すべきは、前回『長身セッターの有利さについて』で取り上げた、NECの松浦と岡山の宮下という170cm超のセッターが2人も入っていること。
ロンドン五輪以降をにらんでの選抜かもしれないが、どんどん実戦経験を積み、竹下のポジションを脅かすぐらいになってほしい。
そうなればオリンピックのメダルも夢じゃない。

もの凄く早い決定で、その時点で二者択一を迫られたら中止もやむを得ないとも思えるが、そもそもなぜそこまで早く決めてしまう必要があったのだろう?
その時点と少し事情は違うとは言え、実際の被災地とそれ以外の地域の微妙な意識のずれを示す話を紹介しよう。
東京の落語家の協会が仙台に慰問を計画した。
内部にはこんな時にと反対の声があったが、接触した地元からぜひ来てくれと言われて実行することになったという。
被災地にも状況の差はあるだろうが、すべての被災地が最も状況の悪い地域に合わせて立ち往生するべきではない。
動けるとこから順に動き出して引っ張るべきで、実際そうしておられると思う。
被災地以外の者はその手助けをすべきで、自粛と言って自らも元気を無くしてしまったり、被災地は落ち込んでいると決めつけるべきではない。
困難な状況にあるのは勿論だが、その中でも何か救いや前向きなものを渇望しているはずだ。
それに応えるために何ができるか考えるべきだ。
Aよりさらに素人の私は、これからも素朴な疑問を投げかけて行くこととしよう。【A】その間もバレーボールのお勉強は続けていこうと思う。
「Vリーグを追いかけて」の週刊連載は今回で終了です。以降不定期連載となります。
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