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IBMコンパチブル

AvatarA1980年代まで、大型コンピュータの世界は、IBMが圧倒的なシェアを誇っていた。
日本のメーカーはIBMを追いかけて進歩していった。
そこには2つのやり方があった。

まずは独自路線。
地力でハード・ソフトを1から開発するやり方。
インターフェイスも内部構造も独自だ。
NECがこの方式だった。

もう一つがIBMコンパチブルだ。
インターフェイスをIBMに合わせて、内部構造は独自で開発するやり方。
日立や富士通がこの方式だった。

IBMコンパチブルの利点は、IBM機で動いていたプログラムを移植して動かすことが出来る点だ。
独占状態にあるIBMの顧客を奪おうとするのに有効な作戦だ。
しかし一方で、インターフェースをIBMに合わせていることで、猿真似のそしりを受けた。
また、インターフェイスに合わせて内部構造を組み立てるので、どうしてもいびつな点があった。
その欠点はマニュアルの分かりにくさに顔を出していた。

NECの独自路線の強みは、全て自分たちで作り上げるので、統一性が取りやすい。
マニュアルも非常に分かりやすかった。

IBMコンパチブルの日立・富士通は、しばしば性能でIBMを上回った。
これはある意味凄い。
敵の決めたルール(インターフェイス)で勝負して勝っているのだからね。

1990年代以降、主役はPCに代わり、Microsoftの時代になった。
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テーマ : コンピュータ
ジャンル : コンピュータ

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spacecowboys A H

Author:spacecowboys A H
Space Cowboys は、2人の親父です
"A" システムエンジニア・
   中日ファン・世情に疎い
"H" 総務畑・てっちゃん・
   阪神ファン・雑学が得意
2人ともイーストウッド好きの還歴男

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