リーグ戦はどうなる☆戦国時代突入か、はたまた徳川安定時代に入るのか・・・
2024.11.05(15:47)
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11月のリーグ戦南陽大会はただでは済まなくなりそな予感してました
空身で街中歩いちゃだめよお兄さん、熊鈴持ちなはれ🐻
ほら熊男、いや、リーグ戦きっての優男三人衆の顔見世興行でございます
なんでやねん、いつも定位置にお立ちになる方がおまへんねん、なんでやろ。
ま、まずは入賞者をご紹介します。11月の南陽大会は
Aリーグ
優勝 佐藤雅喜九段 山形市 中
準優勝 滝田真人八段 福島市 右
三位 橋本浩九段 南陽市 左
Bリーグ
優勝 斯波義裕六段 山形市 左
準優勝 小松田敏郎六段 長井市
三位 加藤泰浩七段 高畠町 右
Cリーグ
優勝 仲田政弘初段 川西町 中
準優勝 結城経治五段 高畠町 左
三位 高山正宏三段 白鷹町 右
高齢社会のリーグ戦にかわいいおちびさん棋士3名が参入しました。
山形市の囲碁教室で学ぶ子供さんです。太田栞菜、帆香ちゃん姉妹と遠藤瑠以君です。
姉妹は太田尚吾九段のお子さんで瑠以君は帆香ちゃんの同級生です。碁とは別なところで子供の世界が進行中です。
仲良しなんだねえ。おじさま方にもこんな時代がありました。
11月4日、南陽大会はいつもの えくぼプラザ
今日はいい天気になりました。参加者のみなさんにはいつも好天あれと祈っています。
南陽囲碁会会長、橋本のご挨拶
11月大会は過去には南陽菊まつり県南大会として行っておりましたが、数年前から菊まつり県南囲碁リーグ戦に編入して新たなスタートを切りました。今回は太田尚吾さん親子が参加される月であり子供さんも3名参加されました。県外並びに県内遠方からも参加いただき44名の大会となりました。試合は3リーグ編成です。
開始
Aリーグ初戦で当たった 太田尚吾九段 対 佐藤雅喜九段戦
太田九段は初戦で星を落としました。佐藤氏には過去に1敗しており2連敗です。そして今回は1勝4敗と初めて大きく負け越しました。太田九段は通算では4戦で16勝4敗、勝率8割と圧倒的な成績を残しています。初戦以来どこまでポイントが伸びるものか試したいと本人は言っており、周囲も大変興味深く見守っていたものでした。でも実際本人は毎試合全敗覚悟で臨んでいたようでプレッシャーは大きかったことでしょう。6月には東北六県大会に目標を置き結果として山形県準優勝、個人大将戦優勝と大きな仕事を成し遂げました。そしてそれからは勝ち進めばおのずと増してゆくリーグ戦の厳然たる壁が待ち受けます。ここからが真の勝負師だべした。帝王の名に恥じぬよう新たな高峰を目指していただきましょう。
「リーグ戦はただでは済まなくなってきた」と冒頭に書いたのはこういう背景があるからでした。帝王太田尚吾氏に初めて揺さぶりがかかり、ナンバー2の常勝大老・狩野氏にも初の負け越しという変化が生まれました。
今後Aリーグはどのような展開になるでしょう。大きな秩序が一度揺らいだのは間違いありません。今後も帝王太田、狩野の天下が乱れて血で血を洗う下剋上戦国時代に突入するのか、はたまた二強多弱の一見安定平和に見える閉塞徳川時代に生きてゆくのか、あなたならどちらを選びますか・・・・🙈
Aリーグ 滝田八段 対 橋本九段
前回のリベンジを期す滝田氏が惜しくも試合巧者橋本氏の軍門に下りました。でも両者は4勝1敗と気分を戻し親子で傷をなめ合うことになりました。若さみなぎる滝田氏はもう前進前進あるのみで楽しい人生が待っているわあね。初乗り車で高速をルンルン気分で運転してきただろうしなあ。方やただでは起きない橋本爺さんは病身を克服したちまち入賞を果たしおりました。ついこの前まで碁石持つ気分になれんと世捨て人みたいになっておました御仁ですよ。一転して若けえ者に世の厳しさ見せたると変身しおるんだからわからんばい。座右の銘、「楽しくなければ人生でない」を地で行く方なんじゃよ。
Aリーグ 手ごたえよし、いい感じの滝田八段が優勝者佐藤九段を破る
Aリーグ 小野九段 対 梅津八段
県南で黒子に徹する?梅津氏 そんなに遠くから見てないで橋本、船山の二大弾頭に加わってくれれば県南B1爆撃群が実現するだあね。☢ そして隣の悪たれ国やっつけてほしい、今日も多弾砲らしきものびゃんびゃん日本海に飛ばしおったぞ。日本人よ、頭隠して尻隠さずに国政ばかりに逃げとったら手遅れになるの分らんか。中国はこの前は日本の妨害に会い領空侵犯した、と見え透いた嘘をつきおったわね(怒り通り越して笑いも出ない)
Aリーグ 小松田九段 対 佐藤七段
南陽の佐藤七段は狩野、小松田九段を倒したのは立派な銀星。こうなったらもう一皮むいて八段に昇段せにゃならんのに、大会参加が少なくてみすみすチャンスを逃しているわけ。遊び人、雲爺と違って彼は仕事一筋人間じゃけんのう。
Aリーグ 太田(重)九段 対 大滝八段
悩める太田九段、努力の太田九段、たまには肩の力抜いてあっけらかんで気を落ち着けるのもいいんでない。帝王は自然体で来られるのが一番おっかないって言っとるで。
Aリーグ 島津七段 対 太田(重)九段
島津さん七段に昇段してから大会に参加されていません。欲得を離れ泰然自若の暮らしをされておったんでしょうか。6月に全勝で昇段されてからはお坊さん道にでも入られてたんでしょうか。今回は運悪く前回の逆の結果となりました。こりゃ太田氏と対照的ですわね。
Aリーグ 狩野九段 対 太田(尚)九段
いや~、狩野氏、太田氏からのご勝利おめでとうございます。ナンバーワン、ツーの対決をようやく制しました。前日まで地元岩手で連戦をこなしてこられたとの由、体があったかかったんでしょうな。ようございました。大谷君の公開応援にはお顔見えなかったですね。なんたって奥州市、奥州市なんだからすごいこっちゃです。
Aリーグ 狩野九段 対 小松田九段
小松田さんへ。小松田さんは狩野さんがおられるからリーグ戦に来ていただけたんです。狩野さんは新潟の方と接触があり、小松田情報を得て、それを雲爺に振ってこられました。村上に小松田氏がおられることを教えてくれたのです。村上は以前雲爺のエリア拡張プランに入ってました。そして当時はその開拓を進め、実際坂町の方にプッシュしました。でもその後状況が良くなく村上撤退を決めました。その時坂町を通り越して村上本陣まで攻め込んでいたら早くから展望が開けていましたね。なんせ長谷川さんや庄司さんという積極的かつ協力的な方がおられましたから。今回は狩野大明神に感謝です。だのに小松田さん、勝ち星献上とは参りませなんだ。
太田、遠藤ファミリーおそろいでお昼ご飯です。ようござってくださいました。
以前福島市の宮腰さんが教室の生徒さんを一緒に連れてきてくださいました。その時はやはり小学三年生ぐらいの山上君がおり、彼はたちどころに優勝してしまいました。今は高校生ぐらいになっているのかなあ。大変な強者になっておるとのことで、今度来てもらおうかな。
こちら桃色異色の事務局ファミリー
野郎世界の囲碁界で女性スタッフが仕切るなんてどっかあります?
うちの事務局長の周りには知らんうちにガールが取り巻くんですよ。これ有弘事務局長だからなせる技なんです。色道でも幽玄の間でもない誰もがまねできない摩訶不思議な世界でございます。
一息入れましょう、赤湯のメインストリート
Bリーグ 庄司五段 対 優勝の斯波六段
庄司五段は4連勝と全勝目前も5戦目で斯波さんに敗れ斯波さんの逆転優勝となりました。
斯波さんは初優勝なんです。えっ、そんなことあるっ、と驚きました。今までの入賞は2、3位が多かったようでした。
Bリーグ 斯波六段 対 太田四段
山形駅の霞城セントラルビルの囲碁教室では斯波さんも講師をされておるようです。太田さん、師匠の顔を立てる心得も持ち合わせておるみたいな。
Bリーグ 石上七段 対 小松田六段
Bリーグ 加藤七段 対 庄司五段
拝見してました。加藤さん優勢局面で、庄司さんの深慮遠謀な仕掛けが決まったみたいでした。昨日のNHKトーナメントでは井山九段の構想が見事で一瞬にして相手の大石を取ってしまいました。井山が一力棋聖に挑戦決定しました。一力は絶好調ですが、「もう長老と言われかねなくなっております」なんて述べていた井山の方に同じ長老っぽくなってきた雲爺としては頑張ってもらいたい。
Bリーグ 松永六段 対 佐藤七段
佐藤七段から大会前日に試合後は車中泊されるとのメールが入りました。そんなら赤湯町中でいっぱい飲みましょかと返しました。でも下戸の佐藤さんは断られました。いろんな角度から車中泊を研究されておられるんだとのこと。なるほど、研究とはいろんな分野があるものと感心しました。雲爺はテレビで外国人学者が日本のスナックを人類文化の観点で研究対象にしているのを見ました。それで学者は結局奥が深くて結論が出ないと言ってました。そりゃそうじゃろ、日本人というものは論理先行の世界人ごときには到底理解できない幽玄の間があることが。自然に根差した日本の神文化はまさに幽玄の間なのだ。空と砂漠の一神教などにゃ所詮わかりゃんわい。
翌日佐藤さんは長井の古代の丘、環状列石を見て来たとのこと。そうよ、雲爺も見たいと思っていたけどいつしか忘れていた所なのでした。佐藤氏の囲碁研究も奥深いです。
Bリーグ 石上七段 対 高橋六段
Bリーグ 江川七段 対 太田四段
この試合に太田四段の充実ぶりを見たような気がしました。ベテランの江川氏に臆することなく最後まで着実に打ち貫いていたと思います。江川さんも感じておられたのではないでしょうか。太田さん、試合に出るたびに力をつけているのは間違いないです。
Bリーグ 小松四段 対 武藤七段
Bリーグ 佐藤六段 対 江川七段
Bリーグ 斎藤六段 対 太田四段
INTERMISSION
休憩
おびただしい石を置いて 地雷ごっこは楽しい
Cリーグ 本田五段 対 仲田初段
仲田さん全勝で優勝。通算7度目。
しかしこの碁は実に面白かったというか恐ろしやというか。
仲田氏の大石が詰碁を誤って頓死しました。その大石に付随した本田さんの大地がさらに広がっているのを見て、こりゃダメだとその場を去りました。でもその後戻ってみると仲田氏には中央から上辺にかけてさらに上回る大地が出来ていました。恐れずに突き進む仲田氏の戦闘意欲に脱帽です。
Cリーグ 柳澤五段 対 遠藤瑠以初段
遠藤くんは着手が早く読みと決断に優れています。着手が早いのは頭脳の回転が速いことで勝負には欠かせない要素と思います。鈍頭で長考派の雲爺とは違いますからね。状況把握力があり非勢を察知しては後の処置も的確でした。これから必要とするものはやはり実戦経験を積むことでしょう。
それにしてもリーグを減らすと五段が初段とやることになるんだよね。上から下まで反発し合いながらも混在してゆく民主主義国家の生きようみたいです。
Cリーグ 太田帆香1級 対 結城五段
帆香ちゃん泣いちゃだめよ
子供さんが鍛えねばならない心得として逃せないのが、相手のお面、お顔の怖さに負けないこと。相手はおじいさん。おじいさんはとうに人間を卒業しておりますから、そこは心で泣いてもぐっと我慢して戦闘意欲を失わないことです。雲爺だってもう例に漏れませんからこれを武器にしないよう留意します。
Cリーグ 高山三段 対 工藤三段
高山さん待ちに待った4勝、久方ぶりに勝ち得ましたね。高山氏が何よりも欲しかったのはあと1勝、この1勝がいかに遠いものであったことか。親愛なるぽかじいが久しぶりに入賞して雲爺ことのほかうれしいです。ぽか爺の打ち方はとても厳しいけど、心は優しすぎる稀有な方なんだよね。雲爺なんかあと1勝もぎ取るのに命さえ削って行く方だからね。
Cリーグ 横澤三段 対 樟山四段
Cリーグ 横山五段 対 結城五段
Cリーグ 広瀬五段 対 渋谷六段
Cリーグ 金子二段 対 平吹3級
平吹さん前回まで好成績でしたが今回は運もあったんでしょう、思うような結果にならなかったようです。
Cリーグ 横澤三段 対 片平3級
片平さん前回までの戦績を勘案して点数を通常以上にアップして臨みましたが、運もあったんでしょう、思うような結果が出ませんでした。
Aリーグ最後の取り組みに周囲が見入っています
えくぼプラザに夜が来て恒例のイルミネーションのライトアップが始まりました。
◎12月大会は12月1日(日)白鷹大会です。
11月6日
県南囲碁会事務局 平吹