太田九段、さすが大本山日本棋院の証明だわね・・・10月長井大会
2023.10.02(15:57)
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いや~ お強うございます、太田九段。今回はぶっちぎりの全勝優勝でありました。
太田さんは8月にアマチュア本因坊戦全国大会に参加されましたが、やはり実績がものをいうんでしょうか、一段と力をつけられたようです。この堂々たる雰囲気からもうかがえますね。
Aリーグ
優勝 太田九段 山形市 中
準優勝 石井六段 高畠町 左
三位 加藤七段 高畠町 右
Bリーグ
優勝 横山五段 川西町 中
準優勝 平吹五段 南陽市 左
三位 加地四段 高畠町 右
Cリーグ
優勝 仲田初段 川西町 中
準優勝 鈴木三段 長井市 左
三位 村上三段 白鷹町 右
第92回 リーグ戦長井大会は10月1日、生涯学習プラザで行われました。長井大会はコロナの関係で4年ぶりの開催でした。長かったですね、これで南陽、白鷹、上山、長井と遅まきながら復活の運びとなりました。
猛暑が続いた今年の夏はようやく去って今はさわやかな秋の空が広がっています。ここ置賜盆地の北端に位置する南陽市の沖郷地区から見渡すと、ほんと広々して実に気持ちがいいです。盆地の北限には山形盆地との間に連なる山並みが横たわっています。左手の高い峰が秋葉山、右手の高いところはハンググライダーで有名な十分一山などです。
朝方に雨が降り涼しい、今日は皆さん頭の回転がよろしいのではないですか。
参加者は33名、3リーグ編成
今回も遠く福島県の南会津町から大竹さん、新潟県の胎内市から石上さんが参加されました。本当にありがとうございます。
Aリーグ
小松田六段 長井市 対 太田九段 優勝 山形市
Aリーグ
石井六段 準優勝 高畠町 対 松永六段 長井市
Aリーグ
江川七段 喜多方市 対 加藤七段 三位 高畠町
Bリーグ
横山五段 優勝 川西町 対 斎藤五段 喜多方市
横山さんは90歳になられているベテランで優勝数は6回です。雲爺がいつも見習っている方で勝負師の雰囲気が感じられます。雲爺のように表情動作にすぐ出るのと違って、師匠は泰然自若、常に高いところにおわします。
Bリーグ
小松四段 白鷹町 対 平吹五段 準優勝 南陽市
この一戦は運よく大石が生きたまでは良かったのですが敗戦間違いなしでした。でもその後苦しい中で結果的に相手の大石を仕留め逆転勝ち出来ました。このほかにも時間切れ勝ちもあり、4勝の中身は相手のミスに助けられてのものでした。『負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり』 勝ちは自分の力だけでつかめるものではありません。勝負というものはヨレヨレグチャグチャで所詮格好は良くないものです。
雲爺最近とても大きな危機に遭遇していました。
1月に全敗を喫しその後6月にまた同じ全敗を食らいました。最初の時は何とか食らいついてかなりポイントを戻しました。これで何とかなると思っていた矢先、再び大転落してしまったのです。たった5か月後に再度全敗を経験するのは初めてでした。全敗というものは通常何年か後に来るものですが、こんなに短期で来るとは思っていませんでした。こりゃいよいよ雲爺認知の気が出てきたのかと思わざるを得ませんでした。事実半ボケと女房からは言われておりますがのう🤪。そしたらこのところ連続全敗する方がいたりして、こりゃ流行なのかと思ったりもしましたわね。しかしここで参ってはいられません。神経を集中してその後の大会に臨みました。そして何とか地道にポイントを稼いでそれなりに満足出来るところまで戻すことが出来ました。こうなったらもっと努力して勝ち得てきた今の地位を取られぬよう頑張らねばなりません。ポイント制はランキング合戦ですから、段位制と違って上下関係が試合ごとにしょっちゅう変わります。勝負の世界は単純明快、冷徹な戦国時代だからおもろいんだわね。リーグ戦の皆さんお互い頑張りましょう。
雲爺は4勝というのが一番の好物です。5勝は嫌いではないけど要りません、最もめったに獲れるもんでありませんがね。ポイント制は優勝ではなくポイントを稼ぐものです。優勝はおのずと付いてきます。
Bリーグ
加地四段 三位 高畠町 対 横山五段 川西町
Cリーグ
村上三段 三位 白鷹町 対 仲田初段 優勝 川西町
仲田さんは久しぶりの優勝で通算5回目。
Ⅽリーグ
鈴木三段 準優勝 長井市 対 横澤三段 長井市
鈴木さんは久しぶりの参加
一休み
青空と山並みと田園・・・・心落ち着く日本の風景。 外国人がブラボーを発すると言う。
日本は木の文化だが西洋などは石の文化なんじゃな。道路や家やお城や神殿まで何から何まであきれてしまうぐらい向こうは石を使う。それは日本と違って地質が固く出来ており、良好な岩盤が広がっているからじゃろう。西洋の町並みはテレビで見るときれいはきれいだが堅いイメージで日本人には心落ち着かんね。スプーンと違って木の箸でおまんま食うのが日本人だよ。木の文化、植物の文化で生きて、最後に我ら日本人は手を合わせて土に還ってゆく。どうやねん、彼らが風景に思わずブラボーを言うのは同じ人間として心にジンとくるものがあるからじゃろうて。
ここは南陽市冲郷地区の村落法師柳の茅葺の家
そうです。ここが百姓シンガー、須貝智朗氏のお宅です。遠くから眺めると広々とした空間に一軒だけくっきりと見えます。ブログ制作で写真を撮るためにこの辺に来てみました。ちょうど屋根の吹き替えをしているところで、職人の姿が右手に見えてました。10月の半ばに近くの田んぼで田んぼコンサートが始まります。
Aリーグ
小野九段 喜多方市 対 橋本九段 南陽市
Aリーグ
武藤七段 米沢市 対 大竹七段 福島県南会津町
大竹さんは今回も遠路はるばるおいでくださいました。聞けば朝6時半に車で家を出られて南陽市まで3時間弱を要されたとのこと。いや~毎度のことですが、3時間と聞くと、昔うちの息子が新潟県の長岡市に住んでいたころ、高速を利用して訪ねると3時間かかったことを思い出します。南会津町は深い山中にあって山道を来られます。南会津町はもう栃木県に近いんです。
Bリーグ
本田五段 南陽市 対 柳澤五段 米沢市
柳沢さんは初参加。従来は南陽囲碁会に所属されていました。
Bリーグ
太田六段 山形市 対 大塚五段 米沢市
大塚さんは農業をやられこの時期はお忙しいのですが、今日は雨降りなのでお休みをして来られたとのこと。
Bリーグ
小松四段 白鷹町 対 斯波六段 山形市
Bリーグ
北野五段 南陽市 対 横山五段 川西町
Ⅽリーグ
芳賀二段 米沢市 対 高山三段 白鷹町
Ⅽリーグ
金子二段 川西町 対 平吹4級 長井市
Ⅽリーグ
佐藤二段 南陽市 対 須貝三段 南陽市
Aリーグ
佐藤六段 長井市 対 石上六段 新潟県胎内市
11月のリーグ戦は11月3日・祝 南陽菊まつり大会です。
この大会はとりわけ遠くからの強豪の方が来られる大会でもあります。ぜひご期待ください。
10月2日
県南囲碁会事務局 平吹