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所詮共産党は…
最近、私が尊敬している数少ないパート社員の姿を見かけなくなった。
その人は、使えない私を根気よく指導してくれた、私にとっては恩人に当たる人で仕事もでき、パートさんからの信頼も厚かった。ところが、この春の人事異動で、その人は夜勤の職種に移動になってしまった。そのパートさんは、どう見ても50を超えている。異動してしばらくたってから、私と同じ時間帯に顔を合わせる機会があったので、夜勤はどうですかと聞いたら、眠くてつらいという返事が返ってきた。その後は会社に対する不満・グチをぶつけ合い、この会社の社員はどうしようもないという点で一致した。
ところが今月に入って、そのパートさんの姿が見えなくなった。最初は「夏休みかな?」と思っていた。ところが、いつまでたっても復活する気配がない。どうしたんだろうと心配に思って、親しくしている別のパート社員に聞いてみると、返ってきたのはとんでもない事実だった.
「がんで入院した。1月くらいは職場に復帰できない…」
目の前が真っ暗になった。
そして、高齢者にムリな夜勤を強いた会社を呪いたくなった。
その人も他に仕事がないから我慢して仕事をしているうちに、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていたのだろう。
その人ががんで死んだら、間違いなく会社の責任だ。
だが、会社は絶対に自分達の責任を認めないだろう。
「体調を崩したのは『自己責任』だ」と。
社長が交代する
今日出勤すると、事務局の近くに冊子があった。近づくと、表紙に大きく「号外」と書いてあり、社長の写真が大きく掲載されていた。リード(記事を紹介するタイトル)には「○○(個人名)社長退任)」と、大きな文字が躍っている。
ページを開けてみてびっくり!中面には「○○社長の業績」と称して、彼がこの会社に入社してからの出来事と、かれの「偉大なる業績」がずらりと紹介されている。最終面には、彼の「業績」をたたえる取締役の子記事が掲載されている。
最初のページを見て「なんだこりゃ?」と違和感を抱き
見開き記事を読んで思い切り「引いた」。
最後のページを読み終わる頃は、怒りがふつふつとわいてきた。
何なんだ、この会社は!
うちの会社は「北の将軍様」を頭に戴いている、どこぞの国じゃないんだぞ!
確かに、この社長はこの会社を立ち上げるなど、ある程度の「業績」があることは私も認める。
だがそれは社員、中でも「パート社員」をボロボロにこき使ったという土台の上に立った上での「業績」じゃないか。
うちの会社が外部に向けて標榜する「オートメーション」化だって、実際はトラブル続きだし、人間が機械を使うのではなく、人間は機械に振り回されているというのが実情だ。
いったいどの会社のこと?
これは、ある会社の社内報の「編集後記に掲載されていた「社員の声」である。
以下、要旨を掲載する。
「働く場所を選ぶとき、賃金も大事だけどそれよりも大事なのは『働きがい』じゃないの?」
「この会社は、自分達の意見を聞いてくれて、できるできないはともかく、そのへんはちゃんと答えようとしているじゃない」
「普通はこの会社の『理念』とか『ビジョン』とかいっても、全く現場と関係ないけど、ここの社員さんは違うね。一生懸命やっているもんね」
「そういうところに『惚れて』この会社で働いているんだよね」
そして、編集子は次の言葉でコラムを締めくくる。
「こんな話、普段はしない。普段ではないときにこんな話をもらうと、理屈抜きで鼻の奥がツーンとしてきた…」
この社内報を見たとき、一瞬目が「点」になった。
いったい、どこの会社のことを書いているのだろう?
どの事業所のパートさんが、こんな話をしていたのだろう?
社員が2人辞めた
最近、私の会社の社員が2人やめた。
1人は、私に勝手に恋い焦がれていた女性社員。
彼女は私に恋をしたらしく、「女の武器」をめいっぱい使って私にアプローチしてきた。
相手にしないでいると、彼女は「最終兵器」を使ってきた。
自分の胸を、私の体に押しつけたきたのである。
生まれてこのかた「柔らかい乳房」の感触を教えた女性を、私は知らなかった。
しかし、私はそれでも相手にしなかった。
当然だ。私は将来性が全くないワーキング・プアなのだから。
そして、彼女は誰にもいわずに職場から去っていった。
さて、もう一人の退職した社員。
こちらは、とんでもないことをやっていたことが判明した。
足元を見ない会社
先週末は、私の会社の給料日だった。
明細書と一緒に、社内報も渡されるのだが、今月の社内報には、私の会社のとある地区の事業所が、不景気のために撤退すると書いてあった。
理由として、主要取引先の事業がその地方で苦戦を続けており、先方が提示する条件では、私の会社では採算がとれないため、今後は取引先が、自力で事業を進めた方が採算がとれると判断した旨の文章が掲載されていた。
私自身、うちの会社がそこから撤退することは、以前から知っていた。撤退理由として、我々の会社の事業所がミスを連発したため、怒った取引先が
「これじゃ、自分たちがやった方がいい」
といいだしたからと聞かされていたからだ。
おそらく我々の仲間が、その地区でミスを連発して、取引先の信頼を失ったために撤退を余儀なくされた、というのが本当のところだろう。
「理念」と「行動」の乖離
知人のメールは続く。
私のBLOGを読んで、彼女はチャップリンの映画「モダン・タイムズ」を思い出したそうだ。
残念ながら、私はこの映画をまだ見ていない。
この映画は、資本主義という制御不能な巨大歯車に飲み込まれていくシーンで終わるそうだ。
彼女はその映画の中に「人間性の回復」を訴え、社会と決別して新天地へ旅立っていく主人公の姿を見る。
機械は生産性の向上に貢献したが、同時に人間性の劣化を招いた。
人間性の劣化を防ぐのは労働組合の役割のはずだが、今の労組が本来のつとめを果たしているとはとても言い難い。
労働運動が抱える最大の問題点。
それは「理念」と「行動」が、どうしようもなく乖離していることだ。
指定休が変更になった
今週、社員から言われたこと。
「休みの日を変更してくれませんか?」
前の部署にいたとき、私の休みは木・金の2連休だった。
ところが、今いる部署の休みは、それとはまったく異なる。
異動してきた時は、前の部署の休みでよかったのだが、今月から体制が変わり、トータルで担当人数が2人減ったため、人のやりくりができなくなったのだ。
今の会社に入って以来、ずっと木・金休みだったので、いまさら休みの日を変えられるのは嫌だった。
だが「人がいない」と泣きつかれ、不承不承合意せざるを得なくなったのだ。
だが、こっちとしては納得いかない。
今の体制になるとき、人が少なくなるのはあらかじめわかっていたはず。
どこから人を移動させるなどして、対応できたはず。
バカが跋扈する会社
バカだバカだと思っていたけれど、ここまでバカだとは思っていなかった。
当然、うちの会社の社員のことである。
私の会社は物流業で、通信販売の商品を扱う部署に所属している。
うちの部署の特徴は、ゴールデンウィークや学校が長期休暇になると、荷物量がピーク時より減る。
そのため、閑散期は人件費削減で、パート社員は40分程度、決められた時間より早く帰る日が設定される。
さらに荷物量が少ないと思われるときは、ラインをいくつか停止する。
ラインが動かないから、仕事のないパート社員も出てくる。そういう場合は、有給休暇をとらせるなり、指定日休暇に変更するなりして、パート社員(希望者のみ)を休ませることにしている。
ところが、昨日は出勤する社員の数を読み違え、人数が規定より足りないという失態を演じた。
アンケートをとった時点で、必要人数と休む社員の差異がわかっているはずなのに、である。
おかげで、久しぶりにライン業務に入ることになった。
社員に泣きつかれたのである。
首を立てに振ったはいいが、持病の悪化が心配になった。
でも、まあいいや。
頼まれるということは、それだけ私がアテにされているということでもある。
「正しいのは私だ」
その昔
「世の中バカが多くて困る」
というフレーズのCMが放映されて、物議をかもしたことがある。
それから年月が流れた今は、バカの代わりにこんな言葉があふれている。
「私が正しい」
という言葉が。
私がNGO活動の世界にどっぷり使っている間、この言葉(というより「フレーズ」といったほうが近い)を何回聞いたか?
NGO関係者は何かあると、あちこちそこかしこで
「オレが正しい」
「正しいのは私」
と、口角泡を飛ばしている。
彼らが交わす意見に説得力が伴っていればいいのだが
「あいついやだ、こいつ嫌い、そんな連中とはやっていけない」
という感情論が先行する場面がなんと多いことか。
特に活動方針では、当事者が「正しい」と思う論理が、世間一般から見たらまったく通じないということが多々ある。
「NGO関係者の言い分は、独善的で嫌だ」
と感じるのはそういう時だ。
ベテランに冷たい会社
私の職場で、新体制が発足してから一週間が経過した。
はっきりいって、前の体勢のほうがやりやすかった。
こんな感想を持つのは、まだ私が今のやり方に慣れていないからかも。
一番困るのは、食事時間である。
以前は17時過ぎ(~17時半)くらいになると、マネージャーから
「食事に行ってこい」
といってきてくれた。
しかし今は、仕事が全部片付かないと食事にいけない。
先日は、19時近くまでしごとが片付かず、それまで食事がお預けになった。
てめぇ、メシの恨みは怖いぞー。
それ以上にむかつくのは、今度の体制発足で、ベテランが片っ端から排除されたこと。
これまでのリーダー(「マネージャー」から呼称変更)は搬送(フォークリフトで荷物を搬送する職種)に異動になり、時間も深夜勤(18~深夜3時)に回された。その人は50歳過ぎだから、体に負担がかからないかと心配になる。
おまけに、社員も業務をきちんとわかっているかどうか不安だし。
出入り業者のドライバーさんでさえ
「前の人がよかった」
といっている。
体制が変わるたび、仕事のやり方が変わるたびにパートさんが辞めていく。
パートだけでなく、心ある社員も辞めていく。