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進研ゼミからの通知
私は「社会人受験生」(のつもり)である。
いい年こいた「中年ワーキングプア」であるにもかかわらず、いまだに「大学生になる!」と言い張っているのには理由がある。
そのきっかけになったのは、以前熱心に取り組んでいたNGO活動だった。
彼らの多くは大卒かそれに匹敵する学歴と、専門分野に関する深い知識・理論を持っている。
悲しいかな、私にはそのどちらもなかった。
「大学にいって、苦しんでいる人たちを助けたい!」
というのが、私を勉強に駆り立てている動機になっている。
だが、現実はやっぱり甘くない。
学力が思ったより伸びない。
闘病生活を送っている父の看護もある。
そんなこんなで、思ったより勉強の時間が取れていない。
もっとも
「BLOGを書いている暇があるのなら勉強しろ」
という人がいるかもしれないけどね。
仕事と勉強。
両立は本当に難しい。
進研ゼミと格闘中
ワーキングプアからのし上がることを目指すことを目標に始まった、私の「なんちゃって受験生」生活も、今年で6年目を迎えた。中学コースから5年間お世話になったZ会に別れを告げ、今年は進研ゼミに取り組んでいる。「進研ゼミの方が易しそう」だからという、単純な理由からだ。
世間一般では、Z会は進学校の成績上位者向け、進研ゼミは進学校で成績の中~下位層、および中堅~学力下位層向けといわれている。前者は応用力をつけるため、後者は教科書の内容を完ぺきに理解したうえで、受験に向けての基礎力養成に主眼を置いている。これは教材内容を見ても明らかだ。
前にも書いたとおり、Z会高一・標準コースの手ごたえのなさに物足りなさを感じた私は、高二で発展コースを選択し、ものの見事に泥沼にはまった。具体的にいえば、高一コースでは毎回提出期限前に(数学を除いて)添削課題を提出できたが、高二・発展コースでは期限前に提出できたのはほんの数回だけ、あとは毎回大幅に遅れて課題を提出するという惨憺たる状態で、精神的にも行き詰まっていた。
「進研ゼミでは、いったいどんな教え方をしているのだろう?」と思った私は、WEB上で進研ゼミのパンフを注文し、内容を確かめた。そして「高二コース」では、進研ゼミのほうが自分に合っているのではないかと思ったのである。
手強しZ会(Z会と私・2)
それから長い年月を経て私は再び都内のとある書店でZ会のパンフと再会する。それを手に持ち、パラパラとページをめくる。すると、中学コースには教科書対応コースがあった。私が学生時代には、考えられなかった。あの難しいという評判のZ会に、一般学校生徒向けのコースが設置されているなんて!これならやれそうだと思った私はパンフを持ち帰り、申込書を記入してポストに投函した。教材が到着すると、夢中になってZ会に取り組んだ。
なぜ中学コースからはじめたかというと、すでに学校生活を終えている私が、いきなり高校コースから始めたらまた挫折する、それだったら恥を忍んで中学からやり直したほうが後々楽だと思ったからだ。その狙いは当たった。中学コースでは英数国の3科目を受講したが、苦もなくついていくことができた。一般学校生徒向けのコースだったから、国語は管轄の中学校の教科書がないとまったく役に立たなかったため、別途教科書を買わなければいけないという誤算はあったけどね。
「何だ、Z会って簡単じゃん。どこが難しいんだ?」と思っていた私は、はっきり言ってZ会をなめていた。そして高校コースにステップアップした時、Z会はその本性をむき出しにしたのである…
Z会との出会い(Z会と私・1)
本日、Z会の高2コースの受講科目(英語・国語・生物)の添削課題を提出した。
なぜ今頃高2コースの添削課題を?なんて突っ込まないでね。
このBLOGのトップページにもあるとおり、私はかつてNGO活動にかかわっていたことがあった。そこでの活動は勉強になったが、興味の趣くままいろんな活動に首を突っ込んでいて、はたと気がついた。いろんな活動に参加していたから「浅く広い」知識は身についたが、専門的な「深い」知識がないということに。ネットで「お前の一番やりたい分野はいったいなんだ?」と突っ込まれたことはなかったが、活動を通じて「これだ!」と言い切れる自分の専門分野がないことについては、絶えず忸怩たるものを感じていた。
「勉強しよう!勉強して、大学にいこう!」という願いが、今の自分につながっている。
貧乏人がのし上がってどこが悪い!
トップページにも書いてある通り、私は世間一般で言うところの「中年フリーター」であり、「ワーキングプア」階層に所属する人間である。だが、このままおめおめと引き下がろうとは思わない。資金のあてがないにもかかわらず、働きながら大学進学を目指して受験勉強をするという無謀なプロジェクトを実行している人間である。
きっかけは8年前、ピースボートが主催するクルーズに参加したことである。残念ながら世界一周クルーズではなく、45日間のクルーズだったが、とても有意義な日々を過ごした。と同時に、世界では報道されてい様々な問題があることを知った。
帰国後は各種NGOが主催するシンポジウムに参加し、その模様を描いたレポートをせっせとネット世界に伝えていたのだが、これといった専門がなかったため、壁にぶち当たったと思った。それを乗り越えるために大学進学したいと思い、通信教育で中学範囲からやり直すことを決意したのである。