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夏の高校野球代表決まる
全国有数の野球学校勢揃い…
夏の甲子園49代表出そろう 高校野球地方大会
昨日、夏の高校野球甲子園大会の前代表が出そろった。
春のセンバツ大会では私立・公立校が16校ずつで、優勝校が公立校だったことから「公立校復権」を印象づけた。これが夏の大会につながればいいな…と思っていたのだが、甘かった。
今大会に出てくる学校は、どこを見ても野球名門校ばかり。公立校は10校だけで、東日本は八千代東(千葉)、県立岐阜商(岐阜)、南砺総合福野の3校だけ。春夏初めて出場する学校も、公立校はたった2校しかない。野球名門校が幅を利かせるようになってからというもの、私は高校野球に関心が持てなくなったが、今年は勝敗の結果以外には興味を示さないだろう。
私学が好条件で選手を誘い施設を充実させるのも、足音が近づいている「少子化問題」を抱えているからだが、やり方がアコギなんじゃないか?それも、地元の子だけで戦うのならまだしも、私学の多くが、よその件から選手を引っ張る「外人部隊」形式でチームを構成している。これじゃ地元の人たちだって、応援したくてもできないだろう。指導者も「外人部隊」の弊害に気がつき、地元の子だけで戦うというポリシーを集めて選手集めをやり、そのやり方に共感を示す選手も増えつつあるらしいが、あくまでもこれは少数派。「甲子園」というえさに釣られてはるばる地元を離れた学校に入り、練習に明け暮れる選手が入る一方で、けがなどで夢が挫折し、退部を余儀なくされる生徒も数多くいるはずだ。学校は、そういう生徒に対する精神的ケアをしているのかなあと思う。
夏の甲子園8強決まる
夏の甲子園の8強が決まった。
地域別:東北 1校 関東 2校 東海 1校
近畿 3校 九州 1校
公私別:公立 1校 私立 7校(うち大学付属2校)
やっぱりというべきか、今年も「野球学校」有利の傾向は変わらなかった。公立校は九州・沖縄県代表の浦添商だけ、九州はもともと公立校が健闘している地域だから、驚くに値しない。
関西の3校は「進学校」としての顔を持つとはいえ、この3校は進学とスポーツコースを別立てで募集しているので、彼ら野球部員はどうしても「進学校の宣伝媒体」と見られがちだ。
桐生第一の出場認める
関係のない部員の気持ちもわかるが、被害者のことを思うと釈然としない……
桐生第一の甲子園出場認める 高野連
桐生第一の出場を認めたことについて、高野連は近年連帯責任を緩和する傾向にあり、今回もその措置に沿った判断だと関係者はみている。
とはいえ、今回の不祥事での判断について違和感を覚えるファンは多く、事件発覚以来高野連には抗議の電話が殺到し、電話回線がパンクしてつながらない状態になっているという。
ネット上でも活発な意見が交わされているが、ファンの反応は「辞退すべし」「関係ない部員がかわいそうだから出場すべきだ」という意見に二分される。前者は純粋なファンに多く、後者は元野球部員に目立つ。
夏の甲子園始まる
明日から、高校野球・選手権大会が始まる。
今年は記念大会で、埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪・兵庫の各地区は2分割されるので、例年よりも6校増の55校て争われる。
第90回全国高校野球選手権記念大会参加校一覧
こうしてみると、世間一般で言う「野球学校」がうじゃうじゃ出ているということがよくわかる。
大阪桐蔭、智弁学園、智弁学園和歌山は進学校としての評価も高いが、彼らの多くは、偏差値がかなり低い「スポーツコース」の生徒なので、純粋に「進学校の文武両道」と評価できるのは、慶應と大府、それに鳥取西くらいなものだろう。