2013年6月23日@田町、石黒耀(作家、『死都日本』)、小山真人、井村隆介、早川由紀夫(司会)
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いままで私たち学者というのは論文を書いて世の中に出すしかなかった。時々テレビからお呼びがかかったり、新聞記者が取材に来てくれて自分の意見をタイムリーに出すとかできたけど、テレビに出ても向こうが用意したシナリオの中で僕らが役者を演じる状況だった。ボクらが独自に何かをプログラムして構成を考えて伝えるという時間がもらえなかった。
これはテレビではないけれども、テレビに準じたメディアとして2時間半ももらえて「勝手にやっていい」「好きなことを言ってよい」と言われて、ボクたちにフリーハンドがもらえて、非常におもしろかったし、これはかなり画期的なことだと思う。
インターネットが発達してこういうことを私たち自身でできるようになったのだから、もっと盛んにやって、もし国家的大事になったら学者はもっと出てきて、そして広報する、そういう国にしていきたいとボクは願っている。今日はその第1回目ができて、とても良かった。(2012年3月3日、渋谷)