放射能汚染地図は
八訂版が最新かつ最終版です。
English text translated by @EXSKF
・お買い求めは
こちらへ。1部200円です。
入稿しました。これから印刷にかかります。私に宛てて400人のかたから群馬大学に寄せられた寄付金を使って5万9000部印刷します。群馬大学に届けた配布基地から無料で配布します。刷り上がり次第、印刷所から直接、日本各地の
配布基地に配送します。8月7日到着予定。
寄付いただいた方々には、お礼の意味を込めた発送作業を8月末にします。複数部をメール便でお送りする予定です。個人で入手したいかたは、8月に北軽井沢のキャンプ場スウィートグラスに来ると、私から直接受け取れます。
電子ファイルを公開します。
・表面(
pdf 5.5MB、
jpg 3.3MB)、
AIファイル(1.1MB、等値線面積測定用)
・裏面(
pdf 8.7MB、
jpg 2.7MB)
・この地図を加工して新しい作品をつくりたい方のために、A2サイズ印刷に用いた作業用オリジナルファイル(すべての線版ベクターデータつき)を無料で提供します。Illustrator CS4 on Mac、画像は埋め込み処理済み、フォントはアウトライン化済みです。おもて面40MB、うら面30MBです。氏名・所属、そして使用目的を添えてお申し込みください。おもて面放射能地図データの中にある地名、地形や道路などの地理情報を用いる場合、国土地理院が規定する「使用承認済み成果品の複製」に該当する場合があります。申請が必要なケースかどうかは
国土地理院のページでご確認下さい。必要な場合は「承認番号 平24情使 第200号 の複製」として申請をして下さい。手続きは簡単です。
・七訂版はA2サイズで印刷したときに最適化してあります。画面でご覧になる方は、引き続き
六訂版をご利用ください。
放射能汚染地図(七訂版)の主要変更箇所・原発から北西方向に16マイクロ線を新設した。
・福島中通りの2、1、0.5マイクロ線を大幅に変更した。
・女川を閉曲線で表現した。
・奥多摩、千葉県、岩手県などの0.125マイクロ線を変更した。
・丹沢に0.125マイクロ閉曲線を新設した。
注記・この地図ではバックグラウンドとしての自然放射線を差し引いていない。東日本の自然放射線は0.03マイクロ程度だから、0.125マイクロ線上での福島事故による追加放射線量は0.1マイクロ程度だと思うのがよい。
転載のルール:非商用目的には自由にご利用ください。無料です。商用目的で地図画像ファイルを
このまま利用する場合は有料です(部分切り取りも含む)。この地図画像に含まれる地図情報を利用して、その上に何か新しい地図情報を重ねたり表現に新しい工夫を施してオリジナル地図をつくる場合は、商用目的でも無料です。映像で使う場合は、その場面に「早川由紀夫」と文字表示するか音声で私の地図であることを説明すれば、無料でお使いいただけます。タイトルや解説文について私は著作権を主張しません。著作者人格権は主張します。
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放射能汚染地図(七訂版)6万部印刷配布の反響 【“放射能汚染地図(七訂版)”の続きを読む】
○8月24日 (主催者発表4万人)
8月22日 野田首相と面談30分。
8月20日 オリンピック銀座パレード50万人(主催者発表)○8月17日
○8月10日 (主催者発表9万人、警察情報4000人)
野田首相との面会延期
○8月03日
7月29日 国会包囲
○7月27日 反原発連合主催せず
7月26日1930 NHKクローズアップ現代
○7月20日 雨の合間、鳩山由紀夫、白い風船、
まとめ 7月16日 代々木公園デモ、7万人(主催者発表17万人)、
まとめ○7月13日 警察が地下鉄駅出口コントロール、チバレイレポート、2200ANN報道ステーション
○7月06日 ヒマナイヌ川井ホテル客室タイムラップス
7月01日 おおい原発再稼働
○6月29日 2万5000人(主催者発表20万人)、ヘリ空撮、予定15分前に突然終了。
まとめ1、
まとめ2○6月22日 1万4000人(主催者発表4万5000人、警察発表1万1000人)、ヒマナイヌ川井タクシー動画、2200ANN報道ステーションで初めて放送。
○6月15日 3000人(主催者発表1万2000人)
【“永田町金曜デモタイムライン”の続きを読む】
放射能汚染の分布を決めたのは風です。噴火によって火山から吐き出される火山灰は上空数kmから十数kmを吹く高空の風で移動しますが、原発から漏れ出した放射性物質は地表近くの風に乗って移動しました。当時の気象データを見ると、上空1km以上の風向きではこの分布を説明できません。放射性物質は高さ数十mの風に乗って地表をなめるように移動したと思われます。等値線が盆地や山肌など地形の起伏を感じ取っているのはそのためです。
3月12日21時に南相馬市を通過した放射能雲は仙台湾を越えて、翌13日2時に女川町に達しました。
3月15日の汚染がもっともひどいものでした。4時にいわき市を通過した放射能雲は、6時には関東平野に達しました。しかしそこでは雨が降らなかったため、そのまま西と北に向かって関東山地と群馬栃木北部の山地に突き当たりました。そこで初めて雨に出会って地表にたたき落とされました。福島中通りの汚染もこの日でした。阿武隈山地を越えてやってきた放射性物質が雪といっしょに降り積もりました。午後遅くになって、特別に濃い放射能雲が原発から吐き出されました。それは風に乗ってまっすぐ北西に移動して、18時に飯舘村までを壊滅させました。
20日夕刻、宮城/山形県境と岩手県南部が汚染されました。そのあと風は南に回り、翌21日6時に水戸市を通過して9時に東京新宿に達しました。21日から23日までの3日間は関東地方に強い雨が断続的に降りました。首都圏東部に見られる中程度の汚染はこのとき生じたものです。
ここで説明した汚染の日時は、原発で起こった爆発の日時と合いません。1号機は3月12日15時36分に、3号機は3月14日11時01分に爆発しました。しかし原発から大量の放射性物質が漏れたのはこの瞬間ではありませんでした。
放射性物質は、爆発後しばらく時間を置いて、原発建屋から音もなく静かにこっそりと漏れ出したようです。放射性物質が大気中に出たタイミングは、原子炉の圧力低下とよく符合するようです。
スウィートグラス・キャンプ場(群馬県長野原町北軽井沢)の南側43地点で、地上1メートルを測定。ホリバRadi PA-1000使用。2011年6月21日、10月25日、2012年1月26日(積雪あり)、4月20日、6月20日。セシウム134が半減期2年で減っていることでうまく説明できる。12か月で22%減っている。風雨によるセシウムの移動は無視できる。
東京都内にひとりで住んでいた大学生の息子に宛てたメールを公開します。
Sat, 12 Mar 2011 09:12:42 +0900
きょうは家から遠出しないこと。
交通は大混乱。
原発から大規模な放射能漏れがあるかもしれない。
福島原発までの距離は200キロ。
Sat, 12 Mar 2011 17:32:59 +0900
原発が爆発して放射能が外に出た。注意しろ。
Sat, 12 Mar 2011 18:35:06 +0900
イソジンをコップ一杯の水に3滴入れて飲む。チェルノブイリで甲状腺ガンが多
発していたのを踏まえ、甲状腺を保護するための備え。それを3日間。イソジン
コップ一杯飲むと甲状腺異常起こすので、してはいけない。
Sat, 12 Mar 2011 18:37:05 +0900
放射線を浴びる段階はすぎた。放射性物質が大気に注入された。もっぱら風で運
ばれるから、風向きに注意。いま上空は西風。下層は南風。福島原発から前橋ま
で210キロ。東京まで250キロ。風下側だから、必要以上に心配することはない。
【“2011年3月放射能禍、個人対応の記録”の続きを読む】
井上雄斗測定。グラフを見やすくするため、線源からの距離を調節した。プラトーの高さに意味はない。平坦さを比較してほしい。
【“放射線測定器の特性”の続きを読む】
クリアパルス、ホリバ、黒タマゴ、白タマゴ。地上1メートルで0.08マイクロの場所で、路傍の土の上に置いた。前二者は1分で0.34マイクロ程度を計測できたが、後二者はちょっと、だった。
【“クリアパルス、ホリバ、黒タマゴ、白タマゴ”の続きを読む】
6月30日(土)
1600 若者ら100人が車で道路封鎖(朝日新聞)
7月1日(日)
2100 牧野経済産業副大臣と時岡忍町長の立ち会いの下、制御棒を引き抜き始め、原子炉を起動させる予定(NHK)
7月2日(月)
0600 臨界予定
警察のピケ(赤)、若者たちの自動車バリケード(青)
【“おおい原発タイムライン”の続きを読む】